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第394号 2009年1月15日
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「音の呼吸のキャッチボール 互いに響きあうジャズの魅力」
ジャズピアニスト 園田智子さん(熊本市)
園田智子さん
幼いころ嫌いだったピアノのレッスンも「練習することは、表現すること」だと気づいてからは大好きになったという園田さん。演奏する楽しみを多くの人に伝え続けている。
演奏イメージ 不知火スターライツ演奏風景
軽やかな音色に乗せて、演奏者や観客とコミュニケーションを取る。「音楽とは文字通り、音を楽しむもの。学ぶことにとらわれ過ぎて“音学”にならないようにすることが大切」。 2008年のクリスマスに行われた園田さん率いる「不知火スターライツ」のライブには、老若男女を問わず多くの人々が集った。バンドに指示を出す園田さんの姿が見える。
 “音楽を楽しむ”といえば「聴く楽しみ」と「演奏する楽しみ」があります。ジャズを愛するアマチュア演奏家たちが腕を磨き、思い思いにセッションを楽しむ“トライアウト・セッション”のリーダーを務めるジャズピアニストの園田智子さんは、「ジャズには“伝え合う楽しみ”もある」と語ります。ステージ上では、演奏家から演奏家へと波紋のように伝わる互いの音や呼吸を図って曲を作り上げていく喜びがあり、そのパワーは観客の感動や喝采となって押し寄せてくる。そんなキャッチボールは、ジャズならではのもの。五感で“感じる楽しみ”こそ、演奏家たちの醍醐味です。
 園田さんが音楽の楽しさに目覚めたのは、大学生のころ。幼い時にはクラシックピアノのおけいこに通ったものの、練習が嫌いで中学に上がるころにはやめてしまったと笑います。「父が音楽評論家でしたから、音楽はいつも身近にありました。ピアノをやめてからも、ハードロックやブルースを聴いたり、ギタークラブに入ったりしながら、いつも音楽とかかわっていましたね」。
 やがて大学のジャズ研究会で再びピアノに向き合った園田さんは、ジャズの魅力に気付いたといいます。「ジャズはまるで外国語のようなもの。さらにセッションに加わるということは、外国人ばかりが集まるバーでの会話と同じなんです。練習するたびに、ボキャブラリが増えて、多くの“言葉”を伝えられるようになる。練習するということは“音で会話する”ことにつながっていくんですよ」。演奏家たちにとって音と心のコミュニケーションが、その最大の魅力です。
 結婚を機に熊本に住み、「ピアノだけじゃ表現できないものをフルバンドで表現したい」という思いが募り「園田智子一座」を結成。現在は「不知火スターライツ」のバンドマスターとしても活躍。その傍ら、熊本市を拠点に内外の著名なミュージシャンとセッションライブを行っています。時には演奏を間違えたり、先輩ミュージシャンたちの音に入っていけなかったりして、落ち込むこともあったという園田さん。「演奏という“会話”に入っていく勇気が必要なんです。失敗したら、どん底まで落ち込んでいきますよ。でも、いつの間にかまたセッションを楽しんでいる自分がいる。好きでなきゃ続けられませんね」。
 “トライアウト”は、そんな勇気を持って若手ミュージシャンに挑んできてほしいという思いで続けられています。「人前で恥をかいて、腕を磨くことが大切なんです。誰かに教えてもらうものではなく、自分から学び取る情熱が必要。ステージに上がって先輩たちの音に触れて、五感で学ぶべきものをキャッチできる場を作るお手伝いをしていきたいですね」。演奏のルールを知り、愛好家から一歩抜け出して演奏家としての心構えを学ぶ貴重な経験の場を提供することで、ミュージシャンが育ち、またジャズファンのすそ野を広げることにつながります。「セッションした相手に何かを感じて互いに高め合えたら最高だし、共に活動できるような相方(あいかた)に出会えたらまた活動の輪が広がっていくと思います」。
 何事も“人間に興味を持つこと”が大切だと、園田さんは語ります。「相手とのコミュニケーションが必要なのは日常生活も同じ。子どもに自分の夢を押し付けて習い事をさせるよりも、“自分がまずやってみたらどうですか?”と言いたいですね。年齢なんか関係ない。音楽で人生を表現できたら、すてきだと思いませんか」。若い世代からセカンドライフを楽しむシニア層まで、楽器を手にセッションを“挑んでくる”演奏家たちを受け止めながら、園田さんの活動は続きます。
トライアウトイメージ 親子競演イメージ
アマチュアミュージシャンが腕を磨く「トライアウト・セッション」。若者から60代まで楽器を手にした人々にとって、園田さんらプロのミュージシャンの胸を借りる修行の場でもある。 イベントの魅力は、通りすがりのおじいさんやおばあさんもジャズにふれて、“何かすごかねぇ”と喜んでくれること。年末には息子さんのボーカルで、親子共演のひとコマ。
園田智子さんのお薦め情報
「園田智子カルテット 2009ツアー・ライブ」
毎年恒例の「早稲田大学ジャズ研究会」のOBで構成されたバンドのライブが開催されます。2009年のツアーは、山下洋輔トリオで活動し、現在は自己のバンドや実力派ミュージシャンと共演するドラマー・小山彰太や、深い音色で聴衆を魅了するベース・是安(これやす)則克(のりかつ)。そして日本を代表するジャズサックス奏者の一人に数えられる佐藤達哉(たつや)と、“元気モン”園田智子のカルテット。熊本市を皮切りに、玉名、八代で熱いライブを繰り広げます。

■日時/   1月23日(金)「ジャズ イン おくら」(熊本市)20:00〜
         TEL 096−325−9209
     26日(月)「しゃれた関係」(玉名市)20:00〜
         TEL 090−2856−3758
          (JAZZ IN KUMAMOT)
     27日(火)「ファースト」(八代市)20:00〜
         TEL 0965−35−0305
■料金/一般3,500円、学生2,500円(オーダーは別料金)


プロフィール園田智子

東京都出身。早大在学中ジャズ研究会に所属、都内ライブハウスで演奏活動を開始。1981年より熊本市に拠点を移し演奏活動を展開。1999年に結成した自己のフルバンド「園田智子一座」を経て、現在「不知火スターライツ」を率いて活躍中。「九州ルーテル学院大学」児童教育学科非常勤講師を務めた後、2004年より「大谷楽器」でジャズピアノ講師として後進の育成に尽力。
【連絡先】 TEL 090−8626−9196
 不知火スターライツ http://www.geocities.jp/shiranui_starlights/
〒862−8570 熊本県熊本市水前寺6丁目18番1号 熊本県広報課
TEL(096)333−2027 FAX(096)386−2040
電子メールアドレス kouhou@pref.kumamoto.lg.jp
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