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第407号 2009年4月16日
初代代表・中竹さん(下段右)、二代目代表・横山さん(上段右)、現代表・松本佳久さん(上段中央)をはじめとする「マロンてれび」の主要メンバー。スクールバスの運転手や自営業、村の職員など本業はそれぞれ異なり、月に1回の打ち合わせ、撮影時に一同が集結する。
番組の打ち合わせは、笑顔が絶えない。しかし、台本、番組の放送時間、撮影現場の状況把握など、すべてプロレベル。この日は、他県からの民泊研修生の体験リポートを紹介する番組の打ち合わせが行われた。
「マロンてれび」の看板レポーター小崎由紀恵さんは、村役場の職員。おすぎばあちゃんこと杉松悟さんとコンビで番組の進行を務める。お盆やお正月には帰省中の県外在住者から「番組見てるよ」と声を掛けられることも多い。
球磨郡山江村の住民を主人公に、のどかなテレビ番組を制作しているのが「マロンてれび」。“子牛が生まれた”、“庭の花がきれいに咲いた”など、実にローカルな話題を取り上げた番組を作り、“山江村の元気”をインターネットで世界に向けて発信しています。
「マロンてれび」が発足したのは平成12年。当時、人吉球磨広域行政組合が行っていた「映像制作実践講座」で養成した“住民ディレクター”15人が集まり、村のPRビデオを制作したのがきっかけです。当時代表を務めていた横山浩之さんが、テレビドラマ「よかとこ発見ロマンの旅」のシナリオを書き下ろし、力を合わせて約1年がかりで制作しました。
出来上がった作品に登場したのは、廃車になっていた往年のボンネットバスを住民たちの手で再生した、山江村自慢の「マロン号」。県外に住む家族が山江村を訪ねて懐かしいボンネットバスに乗ると、球磨地域出身の歴史上の人物が村を案内してくれるというファンタスティックな物語です。豊かな自然と村人との温かい触れ合いが感動を呼ぶ素晴らしい作品は、多くの反響を呼びました。
20代から70代まで年齢も幅広く、性別や職種もさまざまな“ディレクター”たちは、撮影のイロハも知らない素人ばかり。しかし、「自分たちの手でぜひ村おこしを!」と、それぞれが個人で撮影機材を購入して持ち寄り、アイデアを出し合いました。「シナリオから撮影、編集まで、自分たちでやり遂げたことが、最高に楽しかったですね。誰をどの役にしようか、と考える時が一番ワクワクします」と、横山さん。「山江の魅力」を存分に引き出した作品は、テレビ局でも注目を集め、地上波で放送されるなど、高く評価されました。
「村民それぞれ、よかネタば持っとる。村に落ちとる小さな話題こそが、番組の要ですね。一人一人のネタが集まると、“山江の魅力”が大きな形になって見えてくる」と、横山さんが語るように、今では村人全員が主人公。「番組は見たことなかばってん、“マロンてれび”は知っとる」という人たちも、いざ取材となれば、みんな照れながらも収録を楽しみ、積極的に協力します。老若男女を問わず、出演する誰もが生き生きとした表情で、元気いっぱい。「マロンてれび」の番組制作を通して、村人全員で取り組む“村おこし”が実現したのです。
村が立ち上げたインターネット放送局「山江村民てれび」から業務委託を受け、毎月10〜15分の番組を制作し、ネット配信まですべて行うようになった「マロンてれび」。今では研修を受けたいと、他県から講師を依頼されるまでに成長しました。また、22年4月からは「山江村ケーブルテレビ」の放送がスタートするため、番組配信に向けた準備に大忙しです。「今のスタイルを保ちつつ、より住民のためになる情報を、より身近な視点で伝えていきたいですね」と語るのは、現代表の松本佳久さん。地元の気象予報士による天気予報をはじめ、体操教室、童話の読み聞かせなど番組のアイデアが尽きることはありません。“ディレクター”たちも今後の展開に期待を膨らませ、これからも山江を元気にしていくため、カメラを回し続けます。
インターネット放送局「山江村民てれび」
http://ystv.vill.yamae.lg.jp/
専属カメラマンの岩本さんは今年75歳の最年長クルー。テレビ局に勤務していたキャリアを買われ、開局以来カメラマンとして活躍している。普段は気さくだが、本番中は鋭い表情でカメラを構える。
住民参加の収録は、温泉センターや公民館など村のあちこちで行われる。番組はその時々の旬の話題を盛り込みながら、後半では球磨弁講座を展開。エンディングは「だんだんな〜(ありがとうの意)」の合い言葉で締められる。
「利平(りへい)の栗げんこつ」まろんぱい
山江村が進める「九州山江村の宝物ブランド化プロジェクト」から生まれた新商品。山江産の希少な「利平栗」を丸ごと一個、しぶ皮煮にしてパイに詰めた和風スイーツです。パイのサクサクとした食感と、クリの甘みが絶妙。げんこつ並みの大きさで、ボリュームも満足できること間違いなしの逸品です。1個500円(税込み)。
■株式会社やまえ(山江温泉ほたる内)
球磨郡山江村大字万江423
TEL 0966−22−7171
FAX 0966−23−3093
営業時間 9:00〜22:00
休館日 第2・4月曜日
プロフィール
マロンてれび
平成12年「マロンてれび」設立。同年山江村商工会の「ふるさと情報発信事業」で、ふるさとPRビデオ「よかとこ発見ロマンの旅」制作。同ビデオが熊本朝日放送「新発見伝くまもと」で紹介され、注目を浴びる。同15年インターネット放送局「山江村民てれび」開局、制作・配信などの業務委託を受ける。同16年「日経情報化大賞2004受賞」、「観光CM大賞受賞」。同20年「情報通信月間」総務大臣表彰受賞。また、同村内のNPO法人や地域おこしのグループなどと連携した地域活性化活動の拠点づくりや、特産品を使った加工品の開発など多岐にわたり活動。現在に至る。
【連絡先】
山江村産業情報課 企画情報センター
熊本県球磨郡山江村大字山田甲1356−1
TEL 0966−23−3112
FAX 0966−24−5709
HP
http://ystv.vill.yamae.lg.jp/
電子メール
jouhou@vill.yamae.lg.jp
〒862−8570 熊本県熊本市水前寺6丁目18番1号 熊本県広報課
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電子メールアドレス
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