「キダコ鍋」は3月末までの期間限定メニュー。やっぱり鍋は大人数で囲んでいただくのがおいしい!シメは雑炊で決まり!
ウツボのおいしさは、下ごしらえの出来で決まります。「ウツボの骨抜きが一人前にできるようになるには3年もかかるんですよ!」と宮木さん。
「キダコ鍋」のほかにも、「ウツボとじ丼」や「ウツボ天ぷら」、「湯引き」に「空揚げ」など、ウツボを味わえるメニュー満載!
レストランと併設して温泉施設もあります。地域の人々の利用が多いので、ここで観光の穴場情報をゲット!
「海のギャング」と言われるほど気性が荒く、天草市五和町では「キダコ」と呼ばれるウツボ。そのグロテスクな顔とは正反対に、真っ白な身は淡泊で甘みがあり、一口食べると口いっぱいに海の香りが広がります。ウツボ料理は、五和町の郷土料理として昔から親しまれてきましたが、骨の構造が複雑でさばくことが難しく、調理方法が限られるため、主に湯引きで食べることが多い食材でした。
「キダコ鍋」は、くまもとふるさと食の名人でもある宮木ユリ子さんが考案したメニュー。宮木さんが考案したさまざまなウツボ料理の中でも、骨からだしを取る「キダコ鍋」はうま味が凝縮され、ウツボを思う存分味わうには最適の料理です。また、皮の部分にたっぷりと付いたコラーゲンは女性にお薦め。
ウツボの味を引き立てるのは、地元で採れる野菜たちです。「今日も館長の畑からネギば採って来たとですよ」と宮木さん。天草の潮風と太陽をいっぱいに浴びた野菜は栄養満点!ユメールの敷地内にもジャガイモ畑があり、鍋に入れるジャガイモ団子はそこで収穫したジャガイモを使っています。また、隠し味になっているのがタマネギ。そのほのかな甘みがウツボのうま味を引き出し、味付けを左右する決め手となるのです。
そして最後に登場するのは、天草で作られている「福連木味噌(ふくれぎみそ)」。地元の米や麦を使った手作り合わせみそが、ウツボと野菜のうま味が溶け込んだスープをさらに味わい深く仕上げます。とことん地元の素材にこだわり、うま味がギュッと詰まったあったか鍋は、まさに天草のごちそう。一度食べるとそのうまさに、とりこになる人も多いという一品です。
天草の海が一望できるユメールのレストランからは、運が良ければイルカを見ることもできるので、ぜひ訪れてみてください。