====
週刊メールマガジン「気になる!くまもと」関連情報サイト 熊本県発行のメールマガジン:第414号 2009年6月4日

トップに戻るくまもとHOTナビくまもと元気モン!口福ご当地グルメふるさと食の名人レシピ
元気モン!バックナンバー
「タイトル」
一新まちづくりの会(熊本市)
一新まちづくりの活動者イメージ
仕事を終えた後に、メンバーが集まり活動する「一新まちづくりの会」北村さん(右)と「一新校区自治会連合会」会長の毛利さん。地域全体が力を合わせ、さまざまな取り組みを実現してきた。
活動様子イメージ
かつてこの地に鎮座していた藤崎八幡宮の神木で、“千年杉”と親しまれる「藤崎台のクスノキ群」の金網の柵を取り外す作業を行うメンバーたち。実際に幹にふれてみることが可能になった。
活動様子イメージ
「地域で子どもを育てることの大切さ」に目を向けて、「寺子屋」を開設。子どもたちに勉強だけでなく、新町の歴史や史跡を訪ねたり、まんじゅう作り体験など、多彩な活動を行っている。
 「新町校区で暮らす誰もが住みやすい町づくりを」と、長きにわたり活動を続けている「一新まちづくりの会」。当時の一新小学校PTA主催の講演会から端を発した小さなグループは、今環境保護や観光振興、福祉問題など活動の場を広げながら、城下町全体の町づくりに取り組んでいます。
 「子どもたちやお年寄りが暮らしやすい町とは何か?」新町の住環境を考えようと立ち上がったのは昭和63年(1988)。当時の一新小PTA役員を中心にシンポジウムを開催し、住民の安全安心と町の活性化を目指していたそうです。「卒業後に元PTA役員の有志が集まって『一新校区を考える会』を設立しました。新町には受け継いできた歴史や史跡がある。各町内のおじぞうさんに着目して始めた“地蔵祭り”は、地元に目を向ける起爆剤となり多くの人々の協力を得て、今年21年目を迎えるんですよ」同会代表理事の北村直登(なおと)さんは、語ります。
 やがて名称を変更して「一新まちづくりの会」となるころには、メンバーが18~21人に増え、順風満帆の滑り出しでした。集まった人々は年齢・職業もバラバラで、考え方や古里に対する思いなども違います。「町づくりで大切なことは、いかに町の人々を巻き込んで活動の輪を広げていくかだと思います。最初の12~13年は、まだ傍観する人が多かったのですが、この5~6年でみんなの意識が変わってきましたね」。
 「一新まちづくりの会」が、近年注目を集めた取り組みの一つに「地域通貨の発行」があります。ボランティア活動を後押しするために、地域限定の通貨を発行し、依頼者からボランティアへ地域通貨を支払うシステムです。1円=1札(ふだ)の通貨を、依頼者は500円で600札買うことができ、登録店舗でお金として使える画期的な取り組みです。「地域の力が欲しかった。ボランティアで得た報酬を地域で消費できる、“町内でお金を回す”システムで、商店街も力を取り戻せるんじゃないかと思ったんです」。
 “電球を替えてほしい”“重い荷物を持ってほしい”というささやかな困り事も解決する地域通貨は、さらに人と人との交流を生み、ボランティアも依頼者も増えていきました。
 環境・観光・整備・福祉という大きな柱を掲げ地域ぐるみの子育てや町内に受け継いできた歴史遺産の保護など、さらなる活動を続けている「一新まちづくりの会」。「同じ町で暮らすということは、大きな縁があると思います。子どもも、お年寄りも、そして住む人すべてが安心して暮らせる町づくりが目標です。福祉事業所に声を掛けて、障がいのある人々の作業所を作り、商品の販売も行っています。夢は大きく“総合福祉村構想”です」と語る北村さん。「“新町で暮らしている”という古里への誇り、喜びを胸に一人でも多くの人とともに町を元気にしたい」という人々の力が、熊本の未来を大きく変えようとしています。
 
コミュニティ通貨イメージ まちづくりの模型イメージ
地域通貨には新町にゆかりのある人物や風景など6種類のイラストを入れた。“通貨”として発行したことで、全国から注目が集まり、中には記念に保存したいと購入を申し込む人も多いという。
熊本城の正門「新一丁目御門」を模型で再現。現在の「清爽園(せいそうえん)」に位置したという最も大きな規模を誇る。ビル4階建てと同じくらいの高さがあったといわれている。
一新まちづくりの会の皆さんのお薦め情報
こども囲碁教室
「一新囲碁クラブ」では、地域の子どもと大人の交流を通して、健全な心と考える力、礼儀作法を身に付けようと、「こども囲碁教室」を開催しています。初心者向けの楽しい教室、ぜひ参加してみませんか?

■みんなのサロン「わっしょい」
熊本市新町3-9-16
TEL 096-354-6339
FAX 096-354-6347
対象/一新校区民および「一新まちづくりの会」支援者
料/無料(ただし、大人は光熱費代として1回につき100円必要)
時/①毎週火曜 16:00~18:00、②毎週土曜 14:00~16:00
※一般利用者は、毎週火・土曜 13:00~18:00
※電話またはファクスにて要申し込み

プロフィール
一新まちづくりの会
昭和63年(1988)、一新小学校PTAの取り組みの一環としてスタート。平成元年、「一新を考える会」を設立し、翌年「一新まちづくりの会」へ名称変更。同19年「特定非営利活動(NPO)法人」法人格取得。町の活性化と住環境の改善、歴史と伝統を生かした町おこしなど幅広く活動。また福祉事業所を誘致し、授産作業所を開設するなど、バリアフリーな総合福祉村構想を目指している。

【連絡先】
 NPO 一新まちづくりの会
 熊本市新町3-9-16
 TEL 096-354-6339
 FAX 096-354-6347