鹿本地域の新しい特産品・ニガウリを広く食べてもらおうと、吉本さんが工夫を凝らした「にがうりの佃煮」。甘辛い中に、ニガウリの苦みがふわりと漂い、子どもたちにも大人気。
ニガウリは種類によって、大きさや肉厚が異なり、炒り煮する時間も変わる。中くらいのニガウリ4本で約1キログラム。多めに作っておけば、常備菜に、酒のさかなにと重宝。
ゆで上がったニガウリは、ふきんに包んで固く絞るのがコツ。強く絞った後に、しゃもじなどを用いて、さらに表面を押さえつけて水分を絞り出す。水分を取るほどに苦みも和らぐ。
鍋をかき混ぜながら、炒り煮する要領で水分を飛ばしていく。およそ20分だが、ニガウリの大きさなどにより、時間を調整。鍋の底に水分が見えなくなったら、OK。
【そのほかの料理紹介】
薄切りにしたニガウリとタマネギを塩もみし、細かく切ったハムとツナ缶を入れてマヨネーズで和えるだけのお手軽「にがうりサラダ」。手軽で後味さわやかなメニュー。

各地に伝わる郷土料理の達人「くまもとふるさと食の名人」に聞く、とっておきの“熊本レシピ”。今月は、鹿本郡植木町で生まれた新郷土食「にがうりの佃煮」です。
ニガウリと言えば暑い夏を乗り切るために役立つ健康食材の一つ。熱を加えても壊れないビタミンCを豊富に含むニガウリは、炒め物や煮物にしてもしっかりとビタミンを補給できるため、夏バテの予防に最適です。
スイカの産地として知られる鹿本地域ですが、なんとニガウリ栽培面積は、全国第3位。5~8月に旬を迎え、10月いっぱいまで収穫が続きます。
今月は、食欲が減退する暑い季節にぴったりの「にがうりの佃煮」をご紹介します。甘辛く、ご飯が進む常備菜です。苦みも柔らかく、大人から子どもまで喜ばれる一品。ぜひたっぷりと作って、みんなで味わってみてください。
【レシピ】「にがうりの佃煮」約10人分
●材料
ニガウリ(種を取ったもの) 1キログラム
かつお節 30グラム
ゴマ 50グラム
●調味料
砂糖 200グラム
酢 100cc
薄口しょうゆ 50cc
濃口しょうゆ 100cc
●作り方
(1)ニガウリを縦二つ切りにして種をスプーンでかき出し、5ミリメートル程度の薄切りにする。沸かしたお湯に薄切りにしたニガウリを入れ、最初は強火にかけてゆで、沸騰したら中火にして約5分ゆでる。(ニガウリの大きさや厚みにより、好みでゆで加減を調整)
(2)ニガウリをゆでる間に、合わせ調味料を用意する。
(3)ふきんを広げたざるの中に、(1)を返し、水分を切る。ニガウリをふきんで包んで固く絞っておく。
(4)(2)の調味料を大きめの鍋に入れて火にかけ、沸騰したら(3)を入れて、水分がなくなるまで約20分煮る。
(5)鍋の底に水分がなくなったら、ゴマを入れ、最後にかつお節を入れてよく混ぜ合わせ水分を飛ばし、パラリとほど良いいり加減になったら火を止める。