大津産のカライモ、ミナミノカオリ、牛乳の良さをアピールしていきたいと、古庄さんが考案した「スウィートポテトパン」。モチモチの生地に色鮮やかな紫イモあんがご近所や子どもたちにも喜ばれている。
2種類のイモを混ぜたつぶしイモは、紫イモで色の鮮やかさ、紅あずまでおいしい風味を出している。グラニュー糖は少なめの分量で、カライモの甘みが十分に引き出されている。「紫イモと紅あずまの比率を変えて、好みに合わせてつぶしイモの色や味を調整することもできますよ」と、古庄さん。
小麦粉と牛乳を混ぜ、水分が行きわたってきたらマーガリンを混ぜて、さらに4分こねる。小麦粉400グラムの場合、こね時間4分が目安。その後は、まな板の上で数回たたくと、つやが出てくる。
発酵時間は、季節・気温によって調節が必要。急速に温めたりせず、ゆっくり長く待つことが大切。二次発酵を終えると、完成品の8割~9割程度に膨らんでくる。
オーブンが自宅にない場合でも、ふた付きのフライパンで焼くこともできる。弱火でじっくり焼き上げれば、また違った食感も楽しめる。

今月は、菊池郡大津(おおづ)町の特産・カライモ(さつまいも)を使った「スウィートポテトパン」のレシピを古庄美智子さんにお尋ねしました。
大津町は、良質の土壌で排水が良く、カライモの栽培に適していて、カライモの栽培面積・生産量ともに熊本県トップ。日本で初めて自然を活用した貯蔵庫も熊本で生まれました。10月に収穫、翌年の1月から6月にかけて出荷され、遠くは中京・関西地区まで出荷されます。
また、毎年11月第2日曜日には「からいもフェスティバルINおおづ」が行われ、県内外から多くの人々が訪れます。
誰にでも簡単にできて子どものおやつにもぴったりの「スウィートポテトパン」。カライモのほかにもミナミノカオリ(小麦)や牛乳といった地元の食材を使った、栄養価も高く子どものおやつにも最適な手作りパンをぜひ味わってみてください。
【レシピ】「スウィートポテトパン」
(約16個分)
●材料
<スウィートポテトあん>
つぶしイモ(紫イモ:紅あずま=6:4の割り合い) 500グラム
グラニュー糖 350グラム
塩 少々
<ミルクパン生地>
小麦粉(ミナミノカオリ) 400グラム
イースト 8グラム
砂糖 45グラム
牛乳 250~260cc
卵 1個
塩 6グラム
マーガリン 20グラム
黒ごま 少々
●作り方
(1)つぶしイモがまだ熱いうちに、グラニュー糖・塩を入れてよく混ぜ50グラムずつに丸めておく。
(2)ミルクパンの材料を合わせこねる。
(3)一次発酵で40分寝かせる。
(4)(3)を50グラムずつに分割し、20分寝かせる。
(5)(4)を棒でのばし、(1)のあんを入れ成形する。
(6)二次発酵で40分寝かせる。
(7)(6)に溶いた卵をハケでぬり、黒ごまをのせ180℃に温めたオーブンで、12分~15分焼き、色よくふっくらと焼き上がったら出来上り。