いけすから引き揚げたばかりの新鮮なカニならではのうまさは格別。カニを選ぶときには手に持ってみて、ずっしりと重いものを選ぶと身がぎっしり詰まっている。
足の先が平らなヒレ状になっているガザミは、月夜になると海面を泳ぐ習性がある。「『アオガニ』は、足のヒレが青かけん、すぐに見分けられますよ」と浦津さん。
濃厚なカニのうまみが溶け出たみそ汁は絶品!みそは、江戸時代からみそ・しょうゆ・酒など醸造業も盛んだった地元「松合(まつあい)」で作られたものを使用している。
全国的に有名な「デコポン」は、不知火町が発祥の地。「道の駅 不知火」の敷地に設置された記念碑の高さは2.6メートル。大きなデコポンの姿は、トレードマークになっている。
秋の食材が次々と顔を出し食欲を刺激するこの時季、不知火海を代表する海の幸「ガザミ」がおいしさを増しています。「ガザミ」とは、ワタリガニの仲間で、これから冬にかけて本格的なシーズンを迎えます。
「道の駅・不知火」の物産館では、「いけすコーナー」で地元産天然ガザミを購入できるだけでなく、自分で選んだカニを併設するレストランで自分好みに料理してもらうことができます。お客さんに一番人気なのは、なんといっても“ゆでガニ”。ぎっしり詰まった身やカニみそが持つ濃厚なうまみと独特の甘さなど、新鮮なカニの味を堪能できる最高の食べ方です。鮮魚売り場担当の浦津さんは、「今から晩秋までは『ガザミ』の中でも、地元で“アオガニ”と呼ばれる『ガザミ』のオスがおいしかですよ。冬が近づくと産卵を控えたメスがイチオシですね」とアドバイス。
一般の「ガザミ」は、オスとメスが産卵のために湾内の浅瀬に一緒にやってきて、産卵後に湾外へ戻るという習性があります。しかし、遠浅の海は夏を過ぎると水温がぐっと低くなるため、不知火海の「ガザミ」は活動を鈍らせ、餌が豊富で流れの静かな湾内に一生留まります。餌をたっぷり食べて身が太るので「不知火海産の『ガザミ』はうまい」と、高い評価を受けています。
丸ごとのカニをみそ汁にして豪快に味わうのが「道の駅・不知火」のお薦めメニュー。産地だけのお楽しみも多い不知火海の「ガザミ」をぜひ一度味わってみてください。