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週刊メールマガジン「気になる!くまもと」関連情報サイト 熊本県発行のメールマガジン:第443号 2009年12月24日

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熊本レシピバックナンバー
くまもとふるさと食の名人 山本浅子さんのレシピ 「巻き干し大根」
 今月は、阿蘇のダイコンを使った「巻き干し大根」を紹介します。くまもとふるさと食の名人、山本浅子さんが田舎ならではの「寒干し大根」をもとに考案した、アレンジ郷土食です。

 阿蘇地方では寒い冬を迎えると、農家の軒下に干し柿などに混じってダイコンがつるしてある風景をよく見かけます。干しダイコンの漬け物は、農作物を作れない厳しい冬を乗り越えるための貴重な食料として、各家庭で受け継がれてきた保存食です。
 ひとくちにダイコンといっても、「青首ダイコン」や「桜島ダイコン」、「聖護院(しょうごいん)ダイコン」など品種はさまざま。「白首ダイコン」と呼ばれる細めのダイコンは、身が締まっていて干してもスカスカにならないため、干しダイコンに最も適しています。
 今回ご紹介する「巻き干し大根」は、初冬の日差しと寒風にさらされて甘みを増したダイコンのしょうゆ漬けです。ユズの風味と甘酸っぱさが、食欲をそそります。
 下準備に多少手間がかかりますが、こたつで温まりながら一つ一つのんびりと手作業するのも、冬らしい時間の過ごし方。ぜひ試してみてください。


完成まで約1カ月、はやる気持ちを抑えて、おいしく仕上がるのを待ちましょう。見た目よりもさっぱり、すっきりした自家製の漬け物は、食卓の人気者間違いなし!
漬け汁に漬けたままにしておけば1年以上保存することができますが、ユズの風味を楽しむなら、なるべく1年以内に食べるのがお薦めです。

生のダイコンのままでは硬くて曲げることができないので、しんなりと軟らかくなる程度に干して水分を抜く。

ユズの皮を包み込むようにくるりと巻いて、間隔を空けず糸を通したら、日当たり、風通しの良い屋外につるして干す。

からからに乾燥すれば干し上がり。完全に乾燥することで、漬け汁に漬けている間も形が元に戻ることはない。

深めの容器に泳がせるように漬けると、乾燥したダイコンは漬け汁を吸って軟らかくなる。重石(おもし)のいらない、手軽な漬け物。

【レシピ】巻き干し大根(5本分)
●材料
ダイコン 5本
ユズ 適量

●調味料
薄口しょうゆ 1カップ
濃口しょうゆ 2/3カップ
みりん 1カップ
酢 2/3カップ
氷砂糖 300グラム
赤トウガラシ 適宜

●作り方
(1)ダイコンを2.5ミリメートル幅程度の輪切りにする。
(2)きれいなざるなどに一枚一枚重ならないように並べ、2~3日天日干しする。
(3)千切りにしたユズの皮を巻き込み、糸のついた針で数珠(じゅず)状に連ねていく。
(4)ダイコンとユズが完全に乾燥するまで、1週間程度軒下などにつるして干す。
(5)糸から外し2~3回水洗いした後、熱湯をかけて殺菌、水気を切る。
(6)しょうゆ、みりん、酢を鍋で煮立て、冷ましておく。
(7)深めの容器に(5)を入れ、(6)と氷砂糖、お好みで赤トウガラシを加え封をし、約1カ月で食べごろ。

ダイコンは皮をむかず、そのまま輪切りにするのがポイント。皮は干すとキュッと縮むので、調味料に漬け込んでいる間もふやけて広がってしまうことなく、丸まった状態を保つことができます。また、コリコリとした皮の食感、軟らかい芯の食感と両方楽しめます。
白首ダイコンが手に入らない場合は、食べやすい大きさに仕上げるため、なるべく細めのダイコンで代用してください。

【お問い合わせ】
阿蘇地域振興局 農業普及・振興課
TEL 0967-22-3649