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週刊メールマガジン「気になる!くまもと」関連情報サイト 熊本県発行のメールマガジン:第454号 2010年3月18日


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元気モン!バックナンバー


1月24日に町屋を活かして地域を元気にしたいとの思いから開催された「町屋体験の日」。志垣さんと岩田さんも案内人役として参加。「まるそー」も町屋巡りの一つとして紹介されました。

人力車も登場し、3日間を通してたくさんの人々が訪れ、中には町屋に住んでみたいという人も。実際に町屋に住む者として相談にものりました。

志垣さんが天井を張り替えた部屋で話し合いや宴会を行ったりしています。扉で仕切った奥の部屋には、読書スペースも設けるなど、縦に長いという町屋の特長を生かした作りです。
 古くからの町屋が400件以上も現存する熊本市の新町・古町界隈(かいわい)。この界隈でも空き家が増え、地域の安全面が問題になっています。また、町並みの保存や文化として守ろうという活動も増えてきました。そんな町屋で“ハウスシェア”を始めた、熊本大学大学院生の岩田さんと志垣さん。二人は町屋の文化や魅力に気づき、「町屋に住みたい!」と、昔は商店だった空き家を改装して住み始めました。
 二人が住んでいるのは、タバコや米を販売していた「まるそー」。長年空き家だったため、建物を取り壊して、駐車場になるはずでした。「まるそー」の持ち主と、何度も何度も話しをして、やっと熱意が伝わり、空き家を借りることができました。しかし、家の中はボロボロの状態。不要な畳をもらってきたり、床板を張り替えたり、志垣さんが自分の手で張り替えた天井板は、この家の自慢の一つ。町の人々の協力もあって、建物が見違えるように生き返りました。
 「町の人がいつでも気軽に立ち寄れる“町屋ひろば”にしたい」という思いから、この家を「町屋ひろば まるそー」と名付けました。“広場”の役割を持たせるために、二人が始めたのは、「町内のお知らせ」掲示板と誰でも自由に書くことができる交換日記「まるそーノート」の設置。「まるそーノート」には、下校中の小学生が書いた日記や、散歩中の一言など、そこにはさまざまな出来事がつづられていて、読み始めたら面白くて止まりません。「ここに帰ってくると、町の人が宴会を始めていることもありますよ」と、岩田さんと志垣さん。学生のため、昼間はあまり家にいることはありませんが、二人がいないときでも“広場”として活用されています。町の人々のコミュニティースペースとして、なくてはならない場所になりつつあるのです。
 町屋に住み始めて約1年。町内会の掃除や祭りなどのイベントに参加しながら、“人のつながり”という町の魅力を感じています。また、若い力が入ったことにより、新町・古町界隈のまちづくり活動もより一層、活気付きました。
 二人は、もうすっかり町の一員。「古い町屋に住むことは、現代の便利な生活と比べると不便なところや慣れないこともありますが、それ以上に人の温かさを感じることができます。」と語る二人は“まるそー”ライフを満喫しています。

※町屋・・・間口が狭く、奥行きのある縦に長い建物で、通り沿いに軒を連ねて建っているものが、一般的に町屋と呼ばれています。
「まるそーノート」に書かれた内容一つ一つに、岩田さんと志垣さんがコメントを添え、新たなコミュニケーションが生まれています。
道路に面した、志垣さんの作業部屋。窓の前にはポストがあるので、手紙を出しに来た人と、窓越しに会話をすることも。

九州新幹線全線開業1年前プレ事業「春のくまもとお城まつり」
3月20日(土)~28日(日)に新町近くの熊本城奉行丸で開催。期間中は、ステージイベントやミニ植木市などさまざまなイベントがめじろ押し。ぜひ、訪れてみてください。
プロフィール
町屋ひろば まるそー
熊本大学大学院生の岩田さんと志垣さんが、町の人々の手を借りながら、空き家だった商店を改装。平成21年5月に「町屋ひろば まるそー」としてオープン。町のさまざまなことに関する会議や大学のゼミの場としても使用している。“町屋ひろば”には、昔はよくあった、「井戸端会議」が似合うような場所を作りたいという思いが込められている。

【連絡先】
町屋体験の日実行委員会(岩田)
iwatake_99@yahoo.co.jp