TOPページ  > 12周年記念キャンペーン > 熊本スマイルイン東京 vol.3 仁木洋子さん

「熊本スマイルin東京」では、4週にわたり、首都圏で活躍する熊本県出身者をご紹介しています。
第3回目は、株式会社イルミナティ代表を務める仁木洋子さん。空間演出プロデューサーとして、
東京を拠点に世界中で活躍しています。

い服に個性的な帽子、ふわふわとした長い髪。仁木洋子さんからはどことなく魔法使いといった印象を受ける。それはあながち間違いではない。彼女は空間演出のプロフェッショナル。彼女の手にかかれば、その場所はたまらなく魅力的な空間へと変貌する。まるで魔法をかけられたように。
熊本市に生まれ、多摩美術大学で学び、東京の大手デザイン事務所に就職。経験を積み、独立の準備を進めていたころ、TOYOTAからショールームデザインを任された。
「お話をとのことで、何度か面接みたいな機会があったけれど、世間話ばかり。だから私に決まることはないと思っていたの。ところがある日、重役クラスの方が、『お願いしたら・・・』と一言残して席を立たれたの。それで決まったみたい」。ニコニコと話す仁木さん。その後、世界5大モーターショーをはじめ世界各国で開催されるモーターショーのブースを手掛け、数多くのオフィス・店舗をプロデュースし、博覧会や国際会議などの展示会場を演出してきた。そんな世界を相手に活躍してきた人とは思えないほど柔らかな雰囲気を、仁木さんはまとっている。

006年からは東京国際フォーラムや丸の内、大手町、横浜などを舞台にチャリティ展「光と音のシンフォニー ライティング・オブジェ」を主催。これは「地球環境と子どもたちの未来に向けた平和」をメッセージに、仁木さんの呼び掛けにより多くのアーティストがボランティアで参加するイベントで、仁木さんにとってのライフワークともいえるものだ。また、2012年7月には「明治天皇百年祭~心のあかり」で夜間特別参拝の空間演出を行い、明治神宮のご本殿周りを創建後初めて、淡紫色の高貴な明かりで飾った。
仁木さんは早くから地球環境・資源保護に配慮した仕事を心掛けてきた。展示物の構造体を繰り返し使えるようにデザインし、可能な限り廃棄物を出さないやり方は、この業界では画期的なものだ。彼女のデザインは、人に対しても優しい。「ライティング・オブジェ」は東日本大震災以降、復興支援のため福島でも開催している。そのワークショップでは幼児からお年寄りまで参加して、復興への祈りを込めた「光の箱」を制作、展示してきた。
これらの仕事は高く評価され、これまで数々の賞を受賞。今年も「明治天皇百年祭~心のあかり」が「ディスプレイ産業優秀賞」を、「ライティング・オブジェ2012東京-福島」が「空間デザイン賞2013協会特別賞 復興支援賞」を受賞している。

界中を飛び回って働く仁木さんにとって、故郷・熊本はほっとできる心のよりどころだ。みそやしょうゆはやはり熊本のものに限ると、「銀座熊本館」にはよく買い物に訪れる。いきなり団子も大好物で、買い求めてはせっせと周囲に配っているそうだ。もちろんくまモンも大好き!「以前は、阿蘇は大分、天草は長崎と勘違いしている人が多くて、悔しい思いをしていたけど、くまモンが一生懸命熊本をアピールしてくれるようになって、ちょっと熊本県人の誇りを取り戻せたみたい」。2012年の「ライティング・オブジェ」の点灯式には仁木さんやアーティストの石井竜也さんらと並びくまモンも参加したと、楽しそうに話す。
その年の「ライティング・オブジェ」に熊本から参加した若者がいた。竹あかりの制作・プロデュースをベースに活動する「ちかけん」(三城賢士さん・池田親生さん)の2人だ。
「とっても目がキラキラした人たちでね、ぜひ応援したくて。とても好評で私もうれしかったわ」。そう言う仁木さんの目もまた、キラキラ輝いていた。熊本をこよなく愛する魔法使いは、きっとこれからもたくさんの魔法を世界中に届けてくれることだろう。

株式会社イルミナティ

http://www.illuminat.co.jp/
東京都中央区新富2-4-6 アーベイン三井3F
TEL. 03-6280-4320

銀座熊本館

http://www.kumamotokan.or.jp/
東京都中央区銀座5-3-16
TEL.03-3572-1147