TOPページ  > くまもと王道グルメ > お殿様の滋養強壮食!?からし蓮根

「これぞ熊本!」といえるような熊本名物料理を紹介するこのコーナー。基本のツボはしっかり押さえつつ、熊本ツウも思わずうなるうんちくや最新情報などを織り込みながらお届けします!
今回は、熊本グルメ王道中の王道、「からし蓮根」をご紹介。ゆでたレンコンの穴にぎっしり詰まった黄色いからしみそと同じく黄色い衣。シャキシャキのレンコンの歯触りと鼻にツーンとくる辛さが食欲をそそる、熊本を代表する郷土料理です。

からし蓮根の由来

からし蓮根の由来は、約380年前の肥後細川藩初代藩主・細川忠利(ただとし)公の時代までさかのぼります。病弱な忠利公の身を案じた禅僧・玄沢和尚は、栄養価が高いレンコンを食べるよう勧めました。藩の賄方(まかないかた)だった平五郎は、加藤清正公が熊本城の外堀に非常食として栽培していたレンコンを使い、麦みそに和がらし粉を混ぜて穴に詰め衣をつけて揚げたものを忠利公に献上。これがからし蓮根の始まりといわれています。忠利公はこれを常食し、体が丈夫になったとか。喜んだ忠利公は平五郎にほうびとして脇差一振り、小判十枚を授け、苗字帯刀も許したといいます。
輪切りにした切り口が細川家の家紋「九曜紋」に似ていることから、からし蓮根は長らく門外不出でした。明治に入り、森平五郎の子孫が店を開き、一般に食されるようになったのです。今も旧城下町の新町で、十八代目がお店を営んでいます。

からし蓮根の効能

病弱だったお殿様を健康にしたというからし蓮根。本当に体にいいのでしょうか?
レンコンは、疲労回復や風邪の予防に効くビタミンCが豊富。また、野菜としては珍しくビタミンB12が多く、これは貧血予防に効果ありといわれています。さらに、切ったときヌルヌルと糸をひく元であるムチンが胃の粘膜を保護し、豊富な食物繊維が腸のぜん動運動を高めるなど、優れた健康食品なのです。
そんなレンコンに食欲増進作用があるからしを組み合わせたのですから、忠利公の食が進み、健康になったとしても納得です。

からし蓮根の作り方

細い穴にぎっしり詰まったからしみそ。どうやって詰めるのか気になりますね。その方法は結構楽しそう。ゆでたレンコンを手に持ち、からしみその山に回すようにして押し付けます。すると、穴にからしみそが入り込んでいくのです。
熊本市新町の老舗からし蓮根店では、からし蓮根作りを体験することができます。また、自家製からし蓮根に挑戦するのもいいですね。揚げたては衣がサクサク!格別のおいしさを味わえますよ。

からし蓮根作り体験はこちら!
>>新町・古町ぶらり散策 くまもとの魅力再発見!
からし蓮根のレシピはこちら!
>>熊本県地産地消サイト「くまもとふるさと食の名人」

からし蓮根の
あれこれグルメ

伝統の味にも時代の移り変わりと共に、さまざまなバリエーションが生まれています。
からしの風味を程よく残したコロッケは、レンコンのシャキシャキ感がたまらない一品。マイルドな辛さでお子さんにも食べやすく、普段の食卓にもお薦め!対しておそばは鼻に抜ける辛さが刺激的な大人の味。
また、ピリッとしたからしの風味はパンとも相性ばっちり!ハンバーガーやサンドイッチにしてもおいしくいただけます。
からし蓮根そのものにも、カレー風味やサクラ色の洋風バージョンなどが登場。これからどう進化していくのか、ますます楽しみです!

取材協力店

森からし蓮根

住/熊本市中央区新町2-12-32
問/096-351-0001
>>HPはこちら

村上カラシレンコン店

住/熊本市中央区新町3-5-1
問/096-353-6795

おだ商店

住/宇城市松橋町古保山1297-1
問/0964-32-9111
>>HPはこちら

まるうまうどん熊本店

住/熊本市西区春日3-15-40
新幹線熊本駅構内
問/096-355-3554

きねつき石窯パン工房ぴのきお

住/宇城市松橋町萩尾482-10
問/0964-33-0311
>>HPはこちら