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くまもと王道グルメ おなかも心も温まろう だご汁

「これぞ熊本!」といえるような熊本名物料理を紹介するこのコーナー。基本のツボはしっかり押さえつつ、熊本ツウも思わずうなるうんちくや最新情報などを織り込みながらお届けします!
今回は、熊本県下一円で食べられている家庭料理「だご汁」。寒くなるこれからの季節にぴったりの、おなかも心もあったかくなる素朴な“くまもとの味”をご紹介します。

くまモン:これを食べずしてくまもとは語れないモン!

おなかも心も大満足!のだご汁

心にしみるふるさとの味

だご汁の“だご”とは団子のこと。だご汁は、小麦粉や米粉で作った団子を入れた汁物です。農作業で忙しい農家が、手早く簡単で腹持ちも良い料理として作っていたものが、一般にも広がったものといわれています。
“だご”の形状は地域や家庭によってさまざま。手で平べったくしたり、めん棒でのばしてきしめん状に切ったり。ゆるめに作った生地をちぎりながら入れることもあり、この場合は「つんきりだご汁」といわれます。
だしはイリコ、鶏肉、カツオ・コンブだしなどが使われ、みそ仕立てが多いですが、すまし汁仕立てにすることもあります。
共通するのは根菜などの具材がたっぷりなこと、具材から溶け出たうまみを“だご”がしっかり吸い込んでいること、そして心にしみる素朴で優しい味わいでしょう。ぜいたくな材料は何も使わなくても、おなかも心も大満足させてくれるふるさとの味なのです。

あそんだご汁街道

阿蘇のこだわりが詰まっただご汁

熊本県内どこでも食べられているだご汁ですが農家発祥の料理だけあって、やはり田舎の風景が似合うようです。
中でも、阿蘇はだご汁を看板メニューにしている店が多く、阿蘇を東西に貫く国道57号沿いとその周辺地域には、おいしいだご汁を出すお店がたくさんあります。これらの店舗が参加しているのが「あそんだご汁街道」です。
“あそん”は熊本弁で“阿蘇の”という意味。安全・安心でおいしい阿蘇の農産物と清らかな水を使って作られていること、田舎ならではの温かさがあること、そして作り手の顔が見えることなど、“阿蘇らしさ”にこだわりつつ、各店舗の個性が生きただご汁が提供されています。
冬の寒さが厳しい阿蘇では、コクのあるだご汁が多いようです。阿蘇を訪れたら、「あそんだご汁」をぜひ味わってみてください。

>>あそんだご汁街道

ユニーク“だご”入りだご汁

意外な素材とのコラボレーション!

天草では、だご汁といえば「せんだご汁」。その昔、宣教師が伝えたといわれ、ジャガイモのでんぷんとサツマイモを混ぜて作った団子と、鶏や魚からとっただし汁を合わせたものです。モチモチした団子の食感が特徴で、さっぱりしており素材の味を楽しめます。
い草の生産量・作付面積とも全国の約9割を占める八代にあるのが、団子にい草を練り込んだだご汁。ほんのり緑色がかった団子からは、しっかりい草の香りが感じられます。
また、薬草グルメに力を入れている玉名には、オオバコを練り込んだ、翡翠のように鮮やかな緑色の団子が入っただご汁があります。オオバコはミネラルを多く含む上、咳止め効果などもあるとか。クセもなく、食べやすい一品です。

  • 小麦粉 100グラム
  • 大根  200グラム
  • ニンジン 100グラム
  • 里芋  2個
  • ゴボウ 100グラム
  • あげ 1枚
  • 生シイタケ 2枚
  • 鶏肉 120グラム
  • だし汁 1,200cc
  • みそ 適量
  • 小ネギ(あれば) 少々
  • 小麦粉に水を適量加えて練る。一つにまとまったら濡れ布巾をかぶせて20~30分程度寝かせておく。

    • 大根、ニンジン、里芋は食べやすい大きさに切る。

    • ゴボウは斜めに薄く切るかささがきに、あげは一口大に、生シイタケは石づきを取って薄切りにする。

    • 鶏肉は小さめの一口大に切る。

  • 鍋にだし汁(または水)と2を入れ、
    火にかける。

  • 沸騰したら3を入れ、野菜類に火が通れば鶏肉を入れる。浮いてくるアクは丁寧にすくう。このまましばらく煮る。

  • 1で寝かせておいた団子を適当な大きさにちぎり、手で少し伸ばしながら5に入れる。団子が浮いてきたら火が通った証拠。みそを溶き入れ、火を止める。

  • 器についで、彩りに小ネギを散らして出来上がり。お好みで七味唐辛子を振っても。

  • 材料はほかに、白菜やナス、コンニャクなどお好きなものをどうぞ。
  • 分量はあくまで目安なので、適宜増減してください。
  • 作り置きしておく場合、団子を入れたままだと溶けて汁にとろみがついてしまうので、団子だけはその都度作ったほうが良いでしょう。