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1ch.くまもとサプライズ
ピンチをチャンスに! ~鏡オイスターハウス~

>> 動画はこちらから(字幕入り)

― 文字情報版 ―

鏡オイスターハウス

鏡オイスターハウス

連日、大盛況のカキ小屋があります。
その名は、「鏡オイスターハウス」。
人気の秘密は、新鮮なカキと人情味あふれるおもてなし。
そこには、地元漁師の皆さんの逆転の発想がありました。
「くまもとサプライズ!」
今回は、熊本の新たな名物「鏡オイスター」の魅力に迫ります。

八代市鏡町。
堤防のすぐそばに、連日多くの人でにぎわうカキ小屋があります。
それが、ここ「鏡オイスターハウス」です。
炭火で焼くおいしいカキを求めて、県内外から多くのお客さんがやって来ます。

(質問:カキを食べた感想は?)
■男性客コメント
「鮮度がいいからおいしいですね」
■女性客コメント
「プリプリして濃厚です」
■男性客コメント
「身の入りがすごくいいですね」
■女性客コメント
「皆さんがミルキーと言われるけど、本当にその味です」
「ミルクみたいです」

店内

鏡オイスター

実は、このカキ小屋、地元の鏡町漁協カキ生産部会の皆さんが営んでいます。
何といっても、新鮮さが自慢。
店で提供しているカキは、目の前に広がる八代海の約4キロ沖合で養殖しています。
漁協の生産部会が主体となってカキ小屋を開くのは全国でも珍しく、県内では初めてです。

(質問:カキ小屋を始めたきっかけは?)
■鏡町漁業協同組合・中村一秀さんコメント
「平成23年に八代でゲリラ豪雨が降って海が淡水化、塩分がゼロの状況になってアサリが全滅してしまいました」
「アサリの生産者が100名ほどいましたが、アサリが採れないなら『どうしようか?』ということでアサリに代わる産物をつくらないといけない、そこでカキに目を付けてカキの養殖を始めました」

アサリが全滅したことでプランクトンが増え、養殖ノリの色落ち被害も発生。
主力のノリとアサリの不振により、廃業する組合員も出る状況でした。
そんな中、起死回生の策として考え出されたのが、プランクトンを餌とするマガキの養殖だったのです。
まさに逆境から生まれたアイデアでした。

当時のアサリのへい死風景

カキの養殖場

鏡町漁協が主体となって始めたカキの養殖。
この辺りは、昔から天然のカキが生息していたので、漁師の皆さんも抵抗なく受け入れ、精力的に研修に出掛けるなど技術の習得に励みました。
そして、平成24年、試験養殖が始まったのです。

(質問:当時を振り返って?)
■鏡町漁業協同組合・中村一秀さんコメント
「ここは干潟漁場なので浅い所で試験養殖したところ、夏が過ぎた時点でカキの生存率が1割、100個ならば10個(残りの)90個は死んでしまいました」
「しかし、残った10個を試食したところ、めちゃくちゃおいしかったのです」
「漁業者が食べて『こらうまか!』と言うなら、一般の人はもっとおいしく感じるはずです」
「生存率を上げれば漁業者の収入になるのでは?と思いました」

皆さんはあきらめずに試行錯誤を重ね、翌年、3割以上のカキを育てることに成功しました。
そして、「鏡オイスター」と名付け、もう一つの挑戦を行うことにしたのです。
それは、カキ小屋をつくり、自分たちで売るということでした。

水揚げされたカキは、すぐにカキ小屋へ運ばれ、漁師自ら、作業を行います。

(質問:作業で気を付けているところは?)
■鏡町漁業協同組合長・山口秀康さんコメント
「こだわっている部分はカキの見た目です」
「カキ自体の付着物が全くなくなるように磨いて出す」
「それにカキの消毒です」
「無菌状態にして安心して食べていただく」
「そういうところが一番気を使うところです」

洗浄作業風景

鏡オイスターとカキ料理

実は、このカキ小屋で働く人は、全員が漁師や漁師の家族です。
カキ小屋をつくることで、雇用も生まれました。

(質問:接客について)
■カキ生産者の妻・宮﨑由美子さんコメント
「おいしいカキということをお客さまに分かっていただくために、おいしい食べ方があるのでそれを説明しています」
「(お客さまに)呼ばれたら走っていきます」
「お客さまが『おいしかったよ!』と言ってくださったら『よかったな!』と思います」


新たな地域ブランドとして生まれた「鏡オイスター」。
実は鏡町は、幻のカキ「クマモトオイスター」発祥の地。
皆さんは、その商品化に向けても動き出しています。

(質問:今後の取り組みについて)
■鏡町漁業協同組合・中村一秀さんコメント
「5年、10年続いて漁業者が『カキを養殖して良かった』ということや後継者も生まれるようなカキの生産を目指していきたいと思っています」

ピンチをチャンスに!
八代の豊かな海と漁師の情熱が生み出す「鏡オイスター」。
ぜひ、その魅力を味わってみてください。

  ※「鏡オイスターハウス」のホームページ
    http://kagami-oyster.com/

八代海に浮かぶ養殖イカダ