のんびり、ゆったり、お散歩好きの猫たちが行く、わがまま気ままな熊本の旅。
なんでもない風景も猫ならではの目線にしてみると、いろんなことが見えてくる。
ほんわか、元気な熊本の今を“おさんぽねこ”がレポートします。

熊本の「小京都」でレトロな道を歩いたニャ

おひなさまのお祭りが始まると聞いて、人吉市までやって来たよ。江戸時代みたいに古い蔵がたくさん並んでいる通りは、歩いているだけでタイムトリップしたみたい!おみそ屋さんやお茶屋さんの蔵があったり、カルタの遊び場があったり。鍛冶屋さんでは、刀みたいに切れる包丁にビックリ!

メモ

「鍛冶屋町通り」は、相良藩時代に60軒以上の鍛冶屋があったといわれる職人の街。今は、築100年以上の古民家を生かしたお店や、江戸時代に全国で流行し、現在は人吉球磨地方だけに残る「ウンスンカルタ」を楽しめるお店など、観光客に人気の場所です。2月1日(木)~3月21日(祝・水)まで「人吉球磨は、ひなまつり」も開催中。

鉄道のおもちゃでいっぱい遊んだニャ!

人吉駅の方にテクテク歩いていたら、真っ赤な小っちゃいSLを発見!ワクワクして付いて行ったら、レンガ風の建物の中に入っていったよ。そこには、いろんな鉄道のプラレールに、木のおもちゃやボールプール、実際に鉄道で使われているものとそっくりな椅子やテーブルも!子どもたちと一緒に、いっぱい遊んだニャ。

JR人吉駅すぐ横にある「人吉鉄道ミュージアム MOZOCAステーション868」は、世界遺産を目指す肥薩線やくま川鉄道の魅力を紹介する観光施設。ジオラマやプラレール、レールバイクなど、子どもも楽しめる施設が充実しています。人吉駅横まで走るミニSLや、制服に着替える車掌体験も人気です。

青と緑のかっこいい電車が見えたニャ!

建物の屋上でくつろいでいたら、青と緑がキレイな列車が走ってきた!人吉駅には他にもいろんな列車が止まっていたよ。「あれは『かわせみ やませみ』、隣の赤いのは『いさぶろう・しんぺい』、あっちの奥にあるのはくま川鉄道の『田園シンフォニー』だよ」と、家族連れのお父さんが教えてくれた!いろんな列車が見れて楽しい~!鉄道ファンにはたまらない景色なんだろうニャ。ネコも列車旅できるかなあ?

平成29年3月に運行を開始した「特急 かわせみ やませみ」は熊本-人吉間を1日3往復する特急列車。球磨川に生息する野鳥の翡翠山翡翠がモチーフ。車内限定のお弁当や焼酎など、人吉球磨の魅力をたっぷり感じられる列車です。

おっきな川を、木の舟でゆったり下るニャ!

おっきな川のほとりまで、おさんぽしてきたよ。おじちゃんが「乗っていかんね」と誘ってくれたのは、エンジンが付いていない小さな木の舟。これでどうやって進むんだニャ?とドキドキしていたら、足袋をはいた船頭さんが上手にをこいで舟が動き出した!一人前にこげるまで10年はかかるんだって。船頭さんとお話ししながらゆったりゆったり、川がとっても近く感じたニャ。

メモ

人吉盆地を走る、日本三急流の一つ・球磨川。この川を舟に乗って楽しめるのが「球磨川下り」です。船頭さんによる巧みな操船技術で、人吉城跡の石垣や温泉街、雄大な景色を楽しめます。桜の季節や紅葉の季節には、人吉城跡周りを舟で巡る「梅花の渡し」も。

石垣がい〜っぱいの、山のお城跡

舟から見えたお城の跡に行ってみたよ。球磨川のすぐ横に建っていて、白壁や石垣がとってもかっこいいニャ。「ここは石垣の上の部分のせり出しが、珍しかとよ」と散歩中のおじさんが教えてくれた。上へ上へと石段を登ったら、球磨川が見える気持ちのいい景色!すぐ横には人吉市役所が見えた。地震で痛んでしまって、建て直しを待っているんだって。

日本百名城の一つ「人吉城跡」は、鎌倉時代から幕末までこの地を治めていた相良家の城跡地。球磨川を自然の掘にして山沿いに建てた山城で、石垣の上に跳ね返しがついている「はね出し武者返し」は珍しい遺構。

歩き疲れたら、昔ながらの温泉に誘われたニャ

「今日もいっぱい旅したニャ・・・」と歩いていたら、三角屋根のお城のような温泉館が見えて、ふらっとお立ち寄り。「もぞか(可愛い)ネコちゃんね。ゆっくりしていかんね」と番台のお母さんの笑顔に癒やされたニャ。浴槽はとってもレトロで、まるで昭和の世界。「おいは毎日来よっとばい(私は毎日来るんだよ)」と次々とご近所さんも入ってきて、みんなで楽しくおしゃべりしたよ。疲れもすっかり取れて、大満足のおさんぽだったニャ。

相良のお殿様や多くの著名人に愛されてきた、由緒ある温泉地、人吉温泉。人吉城跡近くにある「元湯」をはじめ、市民が普段使いで通う共同浴場「町湯」が城下町エリアにたくさんあります。昔ながらの昭和ノスタルジーを感じられる場所で、地元の常連さんとの交流を楽しんでみては。