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第343号
2008年1月24日
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週刊連載記事 あの街この村から 地域で頑張る「元気モン!」
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週刊連載記事 あの街この村から地域で頑張る「元気モン!」
 県内各地でその地域ならではの自然や歴史、特産物など地域の特性を生かして、ご本人はもちろん地域全体をキラキラと輝かせ、みんなが元気で、明るくなる活動をされている方たちを連載でご紹介します。
 今回は、県内のクラッシック音楽やオペラ、バレエ、演劇、ミュージカルなどの舞台芸術情報をまとめた熊本ステージガイド「ドコサ?」を制作している、コモドアートプロジェクト代表の坂口美由紀さんです。(1月24日、31日の2回シリーズ)

一人でも多くの人に熊本の舞台情報を届けたい
■舞台鑑賞の愛好者の一人として
熊本と舞台芸術が大好きな坂口さん
 わたしは熊本が大好きです。そして、クラッシック音楽やオペラ、バレエ、演劇、ミュージカルなどを見たり聴いたりするのも大好きです。熊本で、その感動を一人でも多くの人に伝えたいという思いで、フリーペーパーの熊本ステージガイド「ドコサ?」を作りはじめました。平成17年1月に手作りの冊子から始め、4年目に入りました。
 小学校で器楽クラブに入るなど、幼いころから音楽が好きでした。高校の吹奏楽部で始めたホルンは、今でも趣味で演奏しています。県外の大学に進んだころからは、いろんなコンサートに行くようになりました。
 大学で音楽を専攻したわけではないのですが、卒業後は生まれ育った所で音楽や芸術にかかわる仕事がしたいと思い、大好きな熊本に戻ってきました。ちょうどタイミング良く、県立劇場の臨時職員として働くことができ、2年半ぐらい受付の仕事をするうちに、もっといろんな公演の企画や運営にかかわりたいと考えるようになりました。そこで、海外の演奏家による興行を企画している事務所に「ボランティアでいいからお手伝いさせてほしい」と願い出て、働くようになりました。5年ほど、クラッシック音楽のコンサートの主催、広報、チケットの販売、当日の運営などが経験できました。
 優れた演奏でも名前が知られてないと観客は少ないことがあります。そんな時は「こんなに良い演奏が聴けるのにもったいない」と感じてしまうのです。そこで、自分が聴きたい、見たいと思うような公演の情報を、一人でも多くの人に届け、もっと観客が増えるような仕組みをつくれないか、と考えるようになりました。


■「ドコサ?」は熊本の舞台情報をくまなく掲載
4年目を迎え37号が発行中の「ドコサ?」
 熊本ステージガイド「ドコサ?」は、県立劇場や熊本市民会館をはじめ、県内各地のホールなどで行われる、クラッシック音楽の演奏会や演劇、バレエやダンスの公演、邦楽、落語など、いわゆる舞台芸術と呼ばれる催しの情報を1冊にまとめたものです。
 それまで、ホールごと、主催者ごとの情報誌はありましたが、それらを一つにまとめたものはありませんでした。はじめたころは、A4のコピー用紙に黒一色で両面印刷し、それを2枚重ねて二つ折りにした、A5版8ページのものでした。県のインキュベーション施設の一角を事務所として借りたのでその費用をはじめ紙代や印刷機のインク代のため、仲間4人で5,000円ずつ出し合って作っていました。
 「ドコサ?」を創刊したころは、ホールの担当者に、舞台情報を載せたいと言っても、「そんなものに載せなくてもいい」と断られたり、情報誌を置かせてほしいといっても「こんなものをみんな始めるけど、すぐ辞めるんだよね」と言われたりしました。それでも、地道に活動を続けていき、少しずつ理解してもらえるようになりました。今では進んで情報を寄せられ、「ドコサ?」も喜んで置いていただけるようになり、とてもありがたく思います。
 読者の方からは、「『ドコサ?』を見て、この公演に行ってきました」と報告があったり、紙面には収まらない見どころをブログに書いたりしていると、それに意見を返してくれる人も出てきました。このような情報誌は、続けることでネットワークが広がって情報が集まりますし、利用する人にも浸透していくものです。自分にできる範囲で、無理なく続けられるようにしたいと考えています。県立劇場や興業を企画している事務所で働いたことで築かれた人脈は、わたしの財産です。そのネットワークを生かすことで、この活動が始められたのです。
 「ドコサ?」を作るまでは、地方の情報はほとんど入ってこなかったため、熊本で開催される公演の数はそんなに多くはないだろうと思っていました。初めは少なかったのですが、「ドコサ?」が知られるようになって、県内外の各ホールや主催者、読者の皆さんから情報が寄せられるようになり、今ではページ数も増え、A5版で24ページになりました。思った以上にあちこちで、コンサートや演劇の公演が行われていてびっくりしています。


 
 <坂口美由紀さんのお薦め>
*県立劇場のロビー
 催し物があって、待ち合わせの人がいたり、多くの人が行き来したりしているのも好きですが、何もイベントがない静かなロビーも、落ち着いた雰囲気で良いものです。バックグラウンドミュージックにクラッシックが流れていて、ボーっとしたり、本を読んだりするのに最適な空間です。
    

●プロフィール●
コモドアートプロジェクト 代表

連絡先 コモドアートプロジェクト
TEL/FAX 096−284−8220
E−mail info@comodo-arts.com