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県内各地でその地域ならではの自然や歴史、特産物など地域の特性を生かして、ご本人はもちろん地域全体をキラキラと輝かせ、みんなが元気で、明るくなる活動をされている方たちを連載でご紹介します。
今回は、ソムリエという仕事をする中で、海外から仕入れたワインの瓶をリユース(繰り返し使う)して、球磨(くま)焼酎の酒蔵3社と共同で開発した球磨焼酎「こめの」の商品化を手掛ける、シニアソムリエの米野真理子(こめのまりこ)さんです。
※ソムリエとは、レストランなどでお客さんの相談に乗ってワインを選びサービスを行う資格者で、シニアソムリエは、その中でも上級の資格を持つ方です。(1月25日、2月1日の2回シリーズ)
ワインのリユースボトルに夢を詰めて
■「球磨焼酎」を世界に届けたい
ワインのリユースボトルに詰めた
球磨焼酎「こめの」
球磨川の清流と主食とするお米から造られる「球磨焼酎」。この優れた焼酎を世界に伝えたいと思っていました。わたしはソムリエという仕事をしていて、たくさんのワインを海外から仕入れます。今度は、そのワインの瓶をリユースして、熊本からワインの国へ焼酎を届けたいと考えたのです。
球磨焼酎を深く知るようになったのは、3年半ほど前に球磨焼酎のカタログを作るため、28蔵元の250種をテイスティング(味きき)した時です。それまでは、米焼酎はさっぱりとして飲みやすいお酒とだけ思っていたのですが、米焼酎の奥深さと幅の広い味わいに感動しました。さわやかで飲みやすいタイプから、コクも甘味もうま味も強いもの、また、食事に合う淡麗なものや、食後に適する熟成タイプなどさまざまな焼酎が造り出されています。米そのものに強い個性がないので、何より造り手の個性が表れやすいお酒だと感じました。
しかし、多くの味わいを持っているにもかかわらず、お湯割りやロックなど、どんな飲み方がお薦めなのか、合わせるつまみは何がいいのかを十分伝えていませんでした。また、さまざまな要因で、すべての米を地元産のもので仕込んでいるわけではありま せん。
そこで、消費者の皆さんが、生活の場面に応じて焼酎を選ぶことができる情報を伝えるきっかけになればと思い、球磨焼酎の酒蔵3社と共同で球磨焼酎「こめの」を開発しました。
■開発した球磨焼酎「こめの」は生活スタイルに合わせた4つの味わい
蔵元さんとの2人3脚の仕込み
発酵の状況を自分の目で
確認しています
@地元産米を使用する。Aボトルはワインのリユース瓶を使用する。B球磨焼酎が持つ豊かな味わいを伝えるために、相性のよい料理やテイスティングコメント(評価)をラベルに記載する。「こめの」はこの3点をコンセプトにしています。
球磨焼酎250種の味わいの中から、一人の消費者として、お酒を飲む場面やスタイルを考え合わせて4つのタイプの味を設計しました。わたしの考えに賛同いただいた3つの蔵元で仕込み、その第1号が2006年2月に出来上がりました。ワインのリユース瓶に詰めているので、同じラベルでも瓶の形や色はさまざまです。
球磨焼酎「こめの」の完成には、蔵元さんや米を作っていただいた農家の方など、多くの方の協力がありました。特に、ボトルのリサイクル、洗浄を行う会社の社長さんには大変ご苦労をお掛けしました。ワインの空き瓶を使うのは全国でも初めての試みで、瓶の形や高さもいろいろあり、ラベルの接着具合はまちまちで、ほとんどが手作業で行われました。皆さんの試行錯誤があって「こめの」は生まれたのです。
球磨焼酎「こめの」は、消費者が選びやすい情報と、「球磨焼酎」を世界に届けたいという夢が詰った、わたしたちの自信作です。
球磨焼酎「こめの」についてはこちら
http://www.kuma-shochu.com/story/komeno.html
(合)鳥越商店
TEL/FAX 0966−22−2374
E−mail
info@kuma-shochu.com
<米野真理子さんのお薦め>
*熊本ワイン
熊本県産のブドウにこだわって造られているワインです。平成16年(2004年)には、山梨県甲府市で開催された国産ワインコンクールで、全国86のワイナリーが出品した405点の中から、白ワイン「菊鹿ナイトハーベストシャルドネ樽発酵2003」が金賞に輝きました。熊本でもおいしいワインはたくさん造られています。熊本初の本格的体験型ワイナリーとして、自由に見学、試飲できるようになっていますので、一度見学してみてはいかがでしょう。
◇お問い合わせ先:熊本ワイン株式会社
熊本県熊本市和泉町字三ツ塚168番地17
フードパル熊本内
TEL 096−275−2277
ホームページ
http://www.kumamotowine.co.jp/index.html
●プロフィル●
ピエス・コーディネーション代表
社団法人 日本ソムリエ協会認定 シニアソムリエ
社団法人 日本ソムリエ協会九州支部企画副部長
日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会利酒師
全日本ソムリエ連盟ビア&スピリッツアドバイザー
連絡先:ピエス・コーディネーション
TEL/FAX 096−324−1810
E-mail
wine_seminar@komeno.jp
ホームページ
http://www.komeno.jp