| 四季折々に、季節感や情緒あふれる郷土の祭りやイベントが、熊本県内各地で行われています。その由来をひもときながら、地域に伝わる歴史や人々の思いを盛り込んだ風物詩を連載でご紹介します。 |
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今月は、あでやかな大輪の花を咲かせる「肥後つばき」です。長年、熊本県
民に愛され、昭和49年に熊本市の市花に選ばれました。今や世界の名花として多くのファンがいます。(1月11日、25日の2回シリーズ。今回は、肥後つばき協会 副会長の井上一則(かずのり)さんに伺いました。)
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| 長く愛されてきた、つばきの花 |
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■皆さんに伝えたい熊本の文化「肥後つばき」 |
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| 桃花系の富貴 |
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| 紅花系の紅梅 |
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| 白花系の不二 |
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| 絞り(錦)花系の日本錦 |
富貴(ふき)、紅梅(こうばい)、不二(ふじ)、日本錦(やまとにしき)・・など、「肥後つばき」には、その美しさ、華やかさを表す格調高い名前が付けられています。「肥後つばき」は、桃花、紅花、白花、絞り(錦)花系の4つに分類され、それぞれの色には濃淡があり、肥後つばき協会では、現在118品種を認定しています。
つばきが観賞されるようになったのは鎌倉時代。室町、安土桃山時代には茶道、華道とともに親しまれ、庭木として植えられました。「肥後つばき」がいつごろつくられたかは定かではありませんが、江戸末期の1829年に書かれた「江戸白金植木屋文助筆記(えどしろがねうえきやぶんすけひっき)」にその記録が残っています。その後、明治の西南の役、昭和の第2次世界大戦によりたくさんの品種が消失しましたが、「もう一度肥後つばきをよみがえらせよう」と、昭和33年に「肥後つばき協会」が設立され、肥後つばきの母樹を探し出し、育成、保存に努めてきました。
「肥後つばき」を育ててみたい方は、2月1日(木)から開催される「くまもと春の植木市」(今年から上益城郡益城町宮園三の迫で開催)の「肥後つばき展」にお越しください。盆栽の作り方の実演を行っています。また、肥後つばき協会では、毎年7月の第1日曜日に花(か)き卸売り市場(熊本市)で講習会を行っています。どなたでも参加できます。
「肥後つばき」は熊本が誇る文化です。小さいころから「肥後つばき」に親しんでほしいと思い、わたしの母校である熊本市立小島(おしま)小学校に「肥後つばき」の苗木を寄付し、「肥後つばきの森」を造ってもらいました。今後、一人でも多くの愛好者が増えることを期待しています。
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| ■肥後六花の一つ、「肥後つばき」 |
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肥後六花についてはこちら
※画像をクリックすると、 肥後六花についてのページへ ジャンプします。 |
熊本には、「肥後つばき」をはじめ、「肥後芍薬(しゃくやく)」「肥後花菖蒲(はなしょうぶ)」「肥後朝顔」「肥後菊」「肥後山茶花(さざんか)」があり、「肥後六花(ろっか)」と呼んでいます。
細川家8代(肥後藩6代藩主)の細川重賢(しげかた)公が、藩政の振興のために「蕃滋園(ばんじえん)」という薬草園を開いたことで、肥後特有の園芸が盛んになったといわれています。
「肥後六花」は、いずれも大輪の花は色が美しく、一重咲きで、おしべ、めしべにはとても華やかさがあります。
「肥後六花」の認定された純粋品種は「門外不出(もんがいふしゅつ)」で育成されてきましたが、現在は、「肥後花菖蒲」以外はその品種や栽培方法が広く伝えられるようになり、愛好者が増えています。
熊本城内の竹の丸(たけのまる)に「肥後六花」を集めた『肥後名花園』があります。四季折々に花を楽しめますので、ぜひ一度ご覧ください。
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◆「肥後つばき」に関するお問い合わせ先◆ |
肥後つばき協会 事務局
(熊本市役所 生産流通課内)
TEL 096−328−2410
FAX 096−359−3926
E−Mail seisanryutsu@city.kumamoto.lg.jp
肥後六花については、こちらをご覧ください。
※熊本城のホームページから竹の丸ゾーンのページ
http://www.manyou-kumamoto.jp/contents.cfm?id=427
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