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週刊メールマガジン「気になる!くまもと」関連情報サイト第301号 2007/4/5 次号
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週刊連載記事 あの街この村から地域で頑張る「元気モン!」
 県内各地でその地域ならではの自然や歴史、特産物など地域の特性を生かして、ご本人はもちろん地域全体をキラキラと輝かせ、みんなが元気で、明るくなる活動をされている方たちを連載でご紹介します。
 今回は、野菜料理を中心に、愛情のこもった毎日の家庭料理を通して、「食」と「食卓」の大切さを伝える菊陽町(きくようまち)の「春香の団らん料理教室」主宰の池田春香さんです。(4月5日、4月12日の2回シリーズ)

長年の食に対する思いが形になった料理教室
■野菜中心の家庭料理こそが家族の健康の源
野菜料理を中心に料理教室を開く、池田春香さん
野菜料理を中心に
料理教室を開く、
池田春香さん
 子育てをし、家事をこなすかたわら、趣味の料理を近所の方に披露したりしているうちに、家庭の食事に危機感を覚えました。お母さんが子どもに家庭の味を伝える場が少なくなってきていると感じ、料理教室を始めました。
 ファミリーレストランやお弁当屋さんがすぐ近所にできたり、スーパーにお総菜が並んだりするこのごろでは、ちょっと忙しいと簡単にでき合いのもので食事がすんでしまいます。また、子どものクラブ活動や受験勉強などで時間を取られ、親子が一緒に台所に立って食事の支度をすることも少なくなり、包丁を握ったことのない子どもも増えています。
 そこで、得意な料理がいくつかあれば、その料理をテーブルに並べて、手作りの食事ができるのではないか、料理の経験が少ないからという理由で、ついでき合いの食事ばかりになってしまわないように、自分がお役に立てたらと思ったのです。
旬の春キャベツがたっぷり食べられる「春キャベツのあんかけ」
旬の春キャベツが
たっぷり食べられる
「春キャベツのあんかけ」
※クリックすると新しい
ウィンドウでレシピが見られます
ゴボウスティックを甘辛く炒めて、油で揚げた「ゴボウのカツレツ」若者も大好きな一品
ゴボウスティックを甘辛く炒めて、
油で揚げた「ゴボウのカツレツ」
若者も大好きな一品
※クリックすると新しい
ウィンドウでレシピが見られます
 平成14年に、菊陽町の自宅を一部改装して、料理教室を始めました。当初は、家庭料理全般を教えていましたが、生徒さんからの「肉や魚のメニューは思いつくけど、野菜のメニューがなかなか思いつかない」という声があったり、近所の方から「何かおいしい野菜料理を教えて」と言われたりして、野菜料理に力を入れることにしました。家庭料理は、家族みんなの健康のために、体に良いおいしいものを考えて作ります。食生活が欧米化した今日、動物系のたんぱく質の摂取過多が指摘され、野菜のよさが見直されていますので、野菜料理に絞ることで、家庭料理の目的の一部も果たすのではないかなと思います。

■どこにでもある旬の食材(野菜)でおいしい料理を
子どもたちだけで積極的に料理を作ります
子どもたちだけで
積極的に料理を作ります
茶わんやわんの並べ方、はしの置き方も学びます
茶わんやわんの並べ方、
はしの置き方も学びます
幼いころの体験が、料理に対する自信につながります
幼いころの体験が、
料理に対する自信につながります
 わたしの料理教室には、「基本コース」と「野菜料理を楽しむ会」「子ども食べ物探検隊」の3つのコースがあり、それぞれ8人から10人が1クラスです。
 「基本コース」は、毎月1回、料理の基本を学びながら、毎日の食卓に並べられる定番の料理を作ります。包丁を持ったことのない人や、毎日のメニューがマンネリ化している人など、さまざまですが、8人という少人数なので、それぞれの希望に合わせた教え方をしています。
 「野菜料理を楽しむ会」は、会員制で、春夏秋冬の旬の野菜を使います。季節の野菜が出揃ったころ、1週間同じ料理を作りますので、都合のよい曜日に参加していただけます。旬の野菜は新鮮で値段も安くふんだんにあります。ちょっと工夫して、視点を変えた組み合わせや味付けをすることで、毎日飽きずにたくさん食べられます。また、梅やラッキョウが出るころには梅干やラッキョウ漬けをしたり、その時季にしか採れないものを保存食にする方法を教えたりしています。
 「子ども食べ物探検隊」は、第3土曜日と翌日の日曜日です。小学校1年生から中学2年生まで20人が参加しています。食べ物探検隊というネーミングの通り、料理を作ることだけでなく、その野菜がどのように育つのかとか、野菜のつくり、味はどんなものかなど食材の勉強もします。ここでは、必ず生の野菜を口に入れてその野菜の味を確かめます。そしてこれが大事なことですが、決して「嫌い」と思うのではなく、「今は苦手」と考えるように話しています。苦手な食材をどう加工しておいしく食べられるようになるか、工夫することが大切です。そのほかに、茶わんとわんの並べ方やはしの置き方、テーブルセッティングの仕方も教えます。このコースには大人は入れず、子どもだけです。親がいないほうが生き生きとして、先入観なしに自然に野菜に向かい合えるようです。


 
 <池田春香さんのお薦め>
*豊肥(ほうひ)本線三里木(さんりぎ)駅近くの「鉄砲小路(こうじ)」
 JR豊肥本線の三里木駅あたりから北に行くと、県道311号線沿いに、鉄砲隊が暮らした集落があり「鉄砲小路」と呼ばれています。この集落は、寛永12年(1635年)に当時の藩主 細川忠利公によって設置されたもので、豊後方面からの敵に備えるとともに、この周辺地域の未開墾地を開拓したといわれています。

◇お問い合わせ先:菊陽町総合政策課
  TEL 096−232−2165
  FAX 096−232−4923
  E−Mail sogoseisaku@town.kikuyo.lg.jp  

●プロフィール●
「春香の団らん料理教室」 主宰
野菜料理研究家

調理師、食育指導士、テーブルコーディネーター
ジュニアベジタブル&フルーツマイスター(野菜ソムリエ)
菊陽西小学校にてクラブ活動指導
  〃   のPTAにて「食育」をテーマに講演

連絡先:春香の団らん料理教室
    TEL/FAX 096−232−3284