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第317号
2007年7月26日
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週刊連載記事 あの街この村から 地域で頑張る「元気モン!」
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週刊連載記事 あの街この村から地域で頑張る「元気モン!」
 県内各地でその地域ならではの自然や歴史、特産物など地域の特性を生かして、ご本人はもちろん地域全体をキラキラと輝かせ、みんなが元気で、明るくなる活動をされている方たちを連載でご紹介します。
 今回は、阿蘇郡(あそぐん)南阿蘇村(みなみあそむら)で夫とともに無農薬米の栽培や畜産などを営むかたわら、阿蘇の草資源をエネルギーに利用するNPO法人を運営している、九州バイオマスフォーラム理事長の大津愛梨(おおつえり)さんです。(7月26日、8月2日の2回シリーズ)

夫との夢を持って飛び込んだ農村暮らし
■ドイツ生まれ、東京育ちのわたしが南阿蘇村で就農

大津愛梨さんと昨年1月に生まれた双子の息子たち

泊まりにきた友人と田植えをする大津さん
 「住む人が楽しめる、明るい農村を守りたい」。この夫婦共通の夢を実現するために、平成15年、夫の祖父や叔父が住む南阿蘇に移住し、農業に携さわるようになりました。土に触れることの少ない東京で、農業の発展や景観計画を研究することに疑問を感じ、自分で実践したいと考えるようになったからです。
 夫は父親の代から熊本市内で暮らし、わたしはドイツで生まれ、物心つく前に東京に移り育ちました。夫とは大学の同級生で、2人とも環境情報学を専攻。環境と共生する都市計画の手法を学びました。わたしは卒業後、ドイツ留学を希望していました。ドイツの大学院に進む準備として、景観計画や生態学を学んでいたときに、自然を守ることの大切さに目覚めていったのです。
 ドイツ留学の直前に夫と結婚し、2人で3年半の留学生活を送りました。農村の暮らしを見て歩き、後継者不足や日本の減反政策に似た制度など、抱える課題は日本に似ているなと思いましたが、休耕地で菜種を栽培したり、家畜ふん尿などを発酵させて発電したりなど、さまざまな新しい取り組みを始めている農家もありました。また、大学教授の家に招かれた時、教授は自分で小麦を作り、自らひいた小麦粉でパンを焼いてくれました。さらに教授は、利用が困難な湿地を買い取って、ビオトープ(動植物の生息空間)として管理されており、わたしたちが教わっていることと行動が一致していることに感銘を受けました。
 そして、帰国後、「自分たちも田畑を耕しながら、農村の振興を実践していきたい」という思いで、南阿蘇村で農業を営んでいる叔父のもとで就農しました。阿蘇の五岳(ごがく)が望める風光明美な土地で、思う存分土に触れることのできる田舎暮らしに、予想以上に満足しています。東京育ちのわたしには、ふるさとを持つ友人がうらやましかったのですが、わたしにも南阿蘇という最高のふるさとができました。


■お米と一緒に農村風景を届け、楽しく安心できる食卓づくりをお手伝い
産地直売の「おあしす米」
田んぼで虫取りなどの活躍をするアイガモたち
消費者と生産者の交流会「アイガモ田見学ツアー」
 わが家は、「おあしす米生産組合」に入り、田んぼの虫を食べてくれるアイガモやコイによる無農薬米を栽培しています。農地も農機具も揃っていて、何より熱心に取り組む師匠としての叔父の存在があり、わたしたちは恵まれていると思います。後継者のいない叔父は、米作りを丁寧に教えてくれ、今では「好きにしていい」と任せてくれます。「おあしす米」のほかに減農薬のキュウリを一人で栽培していた叔父は、わたしたちが就農したことで、あか牛の飼育も再開しました。就農当時は1.5ヘクタールほどだった「おあしす米」の栽培面積も、今ではほぼ倍に増えています。その「おあしす米」は、毎月精米したてをお客さんに直接お届けしています。田舎の風景や、わたしたちがどのようにして米作りをしているかをお伝えするために、その様子をホームページで紹介したり、お送りするお米に「よかとこ通信」というお便りを入れたりしています。
 また、消費者と生産者の交流会「アイガモ田見学ツアー&バーベキュー大会」を毎年7月下旬に行っています。今年は7月28日(土)に行います。アイガモが活躍している田んぼを見てもらい、その後、あか牛の肉やおあしす米のおにぎりなどでもてなします。皆さんとテーブルを囲み、今年の米の成長具合や村での出来事を話します。食の安全安心への関心が高まる昨今、このような交流があると消費者の方も安心だと思います。生産者は、お客さんの笑顔を見て、さらに手塩にかけてお米を作ろうと思うでしょう。今後、このような触れ合いが、後継者作りにもつながっていけばと願っています。


 
 <大津愛梨さんのお薦め>
*竹崎水源
胴が緑色で羽根が焦げ茶色の珍しい糸トンボも見つけました

南外輪山に降った雨水が、地下を流れ、わき出している水源です。毎秒2トンという豊かな水量で、薄暗くシダが茂った竹林の根元付近から、砂を巻き上げながらわき出しています。川の底からも至る所でわき出てるため、水源地というより、地中から流れ出す川と言ったほうが適しているかもしれません。岸辺には竹やツバキが自生し、地元ではツバキの根っこ辺りからわき出す水がおいしいといわれています。春先にはセリが生え、旬の香りと味を楽しむことができます。

◇お問い合わせ先:南阿蘇村商工観光課

TEL 0967−67−1113
FAX 0967−67−0115
E-mail  syoko@vill.minamiaso.lg.jp

    

●プロフィール●
オーツーファーム

NPO法人九州バイオマスフォーラム 理事長
熊本県ECO燃料推進委員会 副会長


連絡先 オーツーファーム
TEL 0967−62−3730
FAX 0967−62−3730
E−mail   O2Farm@aso.ne.jp
ホームぺージ http://www.aso.ne.jp/~reisi/