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農林水産省が認定した「日本の棚田百選」。熊本県内には、長野県に次いで2番目
に多い11カ所が認定されています。今回はそんな棚田の風景をご紹介します。
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菊鹿町番所は、美しい棚田の風景が昔のままに残っている場所として知られています。道沿いの斜面には、滑らかな曲線を描く棚田が一面に広がっています。
田植えの時季、青い葉が出そろったとき、稲穂が実ったとき、稲刈り直後など、その風景はそれぞれにきれいなのですが、一番見事なのは彼岸花(ひがんばな)が咲く今の時季。黄色に実った稲穂と真っ赤に群生する彼岸花。一度見たら忘れられなくなると思います。
ちなみに、この地区に彼岸花が多いのは、昔、あぜ道を掘り返すモグラに困った人たちが、稲の被害を防ぐため、球根に毒がある彼岸花を植えることで、被害を防止したからなのだそうです。昔の人たちの知恵が、今のきれいな風景をつくっているんですね。
なお、菊鹿町役場のホームページでは彼岸花の開花情報を掲載しています。一度確認してみるといいですよ。
※菊鹿町役場ホームページ
http://www.town.kikuka.kumamoto.jp/Cgi-bin/odb-get.exe?WIT_template=AM04000
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球磨郡球磨村は、熊本県南部に位置する山間の村です。JR肥薩線の「一勝地駅(いっしょうちえき)」や鮎料理、温泉などで知られています。
この温泉の近くに、石積みの棚田が並んでいます。棚田のちょうど上に温泉があり、併設するロッジからは棚田の風景を見下ろすことができるようです。
下から見る棚田は、石垣と稲穂がしま模様のように並び、これも不思議な風景。棚田が描く曲線は、等高線のようにも見え、上から見ても下から見ても面白いと思います。
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くまもとアートポリス参加作品でもある「鮎の瀬大橋」。この橋の開通により、遠い場所だった菅地区はすぐ行ける場所になりました。菅地区の棚田は広い範囲に広がっているのが特徴。500枚以上の棚田があるそうです。県道153号沿いには標識も出ており、一帯の棚田を見渡せる場所もあります。
菅地区がよく知られているのは、田植え体験や棚田オーナー制度など、都市に住む人を呼んでの農業交流をたくさん実施しているため。棚田の良さを多くの人に伝えるとてもいい機会になっているようです。 |
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棚田は、山間地の農家の知恵が結集したもの。そんな思いを深く感じるのが坂本村の棚田です。車の離合も難しいほどの狭い山道を抜けると、山の上に棚田が見えてきます。高台の頂上付近に作られているのは、日当たりをよくするため。針葉樹に包まれた周囲の山々の深い緑の中に、稲穂が揺れる風景は幻想的。空から棚田を見下ろしているような気持ちにもなります。
休耕田も増えてきているそうですが、地域の人々が大切に守っている棚田。次の世代に、受け継いでいってほしいと思います。
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水俣市を潤す水俣川の源流域にあるのが久木野地区。この地区は97パーセントが山林で、残りの3パーセントが棚田になっています。深い山々に囲まれた棚田は、秋になると紅葉に包まれ、秋の雰囲気がより一層感じられます。
お米を作る以外の役割が棚田にはあることを、教えてくれる場所がこの地域にある「愛林館(あいりんかん)」。森づくりや棚田での収獲体験などを通して、棚田がもつ、降った雨を貯め、土砂流出を止め、景色を良くするなどの働きを学び、棚田の大切さを教えてくれています。
見てその美しさを感じるだけでなく、棚田に触れてその役割を感じるのも、棚田の楽しみ方の一つだと思います。
※「愛林館」はメルマガ第110号の関連情報サイトでご紹介しています。
http://www.kininaru-k.jp/bns/back_doc/08082003/tatujin.html
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