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●苓北町の歴史と絶景を満喫
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| 苓北町物産館 |
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| 富岡城跡の丘からの見事な眺望 |
熊本から車を走らせること3時間弱、最初の目的地苓北町に到着しました。ちょっと休憩&観光名所チェックのため、まずは苓北町物産館へ。水槽で泳ぐ魚たちに出迎えられ、「さすが海の町!」と感動しながら館内へ入ると、焼き物の棚を発見しました。コーナーごとにさまざまな陶磁器が並べられています。苓北町と天草町の窯元のもので、各窯元では見学や販売なども行われているのだそう。観光マップを見るとたくさんの見どころが。まずは天草島原の乱の舞台の一つともなった富岡城跡。展望台からは富岡湾と苓北の町並みが一望でき、まさにため息モノ。次は、富岡半島の先端部にある「四季咲岬公園」へ。その名の通り四季折々の花が咲くこの公園は、東シナ海に沈む夕日が美しいことでも知られる観光スポット。岬の突端にそびえ立つ灯台とその先に広がる海は、これぞ絶景といった感じです。近くには富岡海水浴場や海中公園などもあり、弁当持参でピクニックに訪れたくなる場所でした。
●5人の詩人も歩いた天草町
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| 五足の靴文学遊歩道 |
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| 遊歩道から望む天草灘も素晴らしい |
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| ブルーガーデンの裏には海が一望できるテラスも |
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| ロマネスク様式の美しい大江天主堂 |
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| 隠れキリシタンの遺物を展示する天草ロザリオ館 |
苓北町を堪能した後は、天草西海岸サンセットラインから望む美しい海を見ながら天草町へ。下田温泉街入り口を過ぎた所に「五足の靴遊歩道入口」という大きな看板を見つけました。明治40年、北原白秋ら5人の詩人が歩いたこの道は現在、遊歩道として整備され、自然散策ができるようになっています。全長3.2キロメートルの遊歩道には、途中2つの出入り口ポイントが設けられており、最短で500メートルの区間もあるとのこと。ちょっとした山道でしたが、途中下山できるなら…と挑戦しました。木々の切れ間から時折見える天草灘を眺めながら歩いていると、ふと五足の靴の一行と出会えるような不思議な感覚を覚えます。日差しも少し強くなってきたので、国民宿舎わきのポイントから途中下山し、すぐ下にある「ブルーガーデン」で迎えの車を待つことに。テラスに立つと、270度くらい見えるのではというほど一面が青い海、青い空。テラスの先の海へと続く階段を下りると、海岸の岩場にぶつかる波音がすぐそばで聞こえ、上から眺める穏やかな景色とはまた違った迫力を感じることができます。
次に、ドライブを進めて大江へ。丘の上にたたずむロマネスク様式の白い「大江天主堂」は、現在も人々の信仰の場であります。静寂に包まれた礼拝堂に一歩足を踏み入れると、ステンドグラスを通して美しい光が差し込んでいます。また敷地内には、「五足の靴」一行の一人でもある吉井勇の『白秋とともに泊まりし天草の大江の宿は伴天連(バテレン)の宿』という歌碑がありました。一行が天草を訪問した主な目的は、天草という異郷で信仰に生きるガルニエ神父に会うことであり、若き詩人たちはその出会いに大きな影響を受けたといいます。その旅の思いを込めて詠まれたのがこの歌で、五人の天草訪問を記念して建てられたものなのだそうです。大江天主堂やキリスト教伝来にまつわる歴史などは、大江天主堂に登る入り口の「天草ロザリオ館」でも見ることができます。
●天草西海岸陶芸まつり
全国有数の陶石の産地でもあるこの一帯。この地で採石される良質の「天草陶石」は、有田焼などの原料ともなっているのだとか。澄んだ輝きの中にもどこか優しさを感じさせる極上の白磁。両町には数多くの窯元も点在し、その特徴を生かした個性あふれる陶磁器が生み出されています。使う人の思い次第で食卓にさまざまな表情を加えてくれる清廉さと、つるんとした手なじみのいい独特の風合いの天草陶磁器。その歴史と質の良さから平成15年3月に国の「伝統的工芸品」に指定されました。2つの町では「天草西海岸陶芸まつり」が10月8日(金)から12日(火)まで開催されます。陶磁器や特産品の販売などが行われ、期間中は人気の天草陶磁器が通常価格の3〜5割で販売されるとのこと。国道沿いに各窯元を知らせる看板があり、実は道中で幾つかの窯元をのぞいていたのですが、素朴なものから現代風のもの、実用的なものなど作風はさまざま。
今回のドライブ、天草西海岸の自然を満喫し、さらに天草陶磁器の魅力にふれることができました。 |
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| ◎読者リポータープロフィル |
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木下 真弓さん(熊本市) 朝からベランダでコーヒー片手に本を開いたり、空を眺めたりするのが最近のお気に入りという木下さん。当面の目標は、何度も失敗し続けているベランダ菜園を維持し、充実させることだそうです。 |
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