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●清流のしぶきに踊る「やな場のアユ」
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| アユやな場入口 |
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| やな場とあずまや |
熊本市から南へ約20キロメートル。緑(みどり)川の中流に位置する上益城(かみましき)郡甲佐(こうさ)町に車を走らせました。
甲佐町といえば、アユ釣りのメッカです。アユ釣り解禁の6月1日から10月末まで、多くの川釣りファンでにぎわいます。釣りには不案内なわたしですが、竹で編んだ簀(す)に落ちてくるアユを捕る「簗漁(やなりょう)」には興味津々。万葉集に「簗打ち渡す瀬を速み〜」と歌われていることから、この漁法はかなり古くから行われていたと推測されます。代々の肥後藩主が毎年訪れ、落ちアユのおいしさに舌鼓を打ったという「アユやな場」に、わたしも早速行ってみました。
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| やな場 |
ここ、甲佐町上豊(かみどい)の簗は、1633年、当時の肥後藩主であった細川忠利(ただとし)の命により、設けられたと伝えられています。清流のしぶきの上に建つあずまやに、ぐるりと囲まれている簗の上には、大きなアユがピチピチ跳ねながら落ちてきます。澄んだ風が心地よく吹き抜けるあずまやで、捕れたてのアユ料理をいただくぜいたく。気分はまさにお殿様でした。
●自然の中で心の洗濯!「津志田河川自然公園」
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| 乙女河原でバーベキューを楽しむ人たち |
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| 乙女河原でキャンプを楽しむ人たち |
次に向かったのは「津志田(つしだ)河川自然公園」。地元の人には、通称“乙女河原(おとめがわら)”の名で親しまれている所です。
気候の良い時季には、たくさんの家族連れやグループが訪れ、広い河原のあちこちにテントを張ったり、パラソルを立てたりして、キャンプやバーベキューを楽しむ光景が見られます。ちょっと離れた所ではアユ釣りを楽しむ人の姿もちらほら。アウトドア派に大人気の河川公園です。
●初めて見るビッグな麻生原のキンモクセイ!
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| 麻生原のキンモクセイ |
甲佐町には、日本一大きいといわれるキンモクセイがあります。わたしも見るのは初めてです。花の時季にはまだ早かったのですが、どのくらい大きいものかと期待に胸ふくらませながら、麻生原(あそうばる)に向かいました。
わたしが考えていたキンモクセイは「庭木で高させいぜい3メートル」。しかし実際に見てびっくり!ここのキンモクセイは樹高18メートル。地上4メートルあたりから、大きく3つに分かれ、特に北方へ伸びた枝の長さは11メートルにも及びます。
花は2度咲きするとのことで、最初は10月20日ごろ、次が11月に入ってからだそうです。この巨木に咲く黄金色の花の香りは、緑川対岸数キロメートル先まで漂うのだとか。さすがは国指定天然記念物。ただ、地元の人が「この前の台風(18号)でかなり弱ってしもたけん心配ですたい(弱ってしまったので心配です)」と言われたのが気掛かりです。「今年も必ず美しい花を咲かせてください」と手を合わせて、麻生原を後にしました。
今回は一人でのドライブでしたが、キンモクセイが花を咲かせるころに家族でもう一度訪れたいと思います。やな場で跳びはねるアユや、乙女河原のにぎわいを見て、子どもたちがどんなに喜ぶかが今から楽しみです! |
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| ◎読者リポータープロフィル |
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ペンネーム:くらさん(宇土市)
おいしいものと楽しいことを探して家族で出掛けることが多いという「くら」さん。
今はハーブ栽培と、育てたハーブを使ってのお菓子・パン作りに凝っています。 |
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