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今月は、8月に開催されたアテネオリンピックで、
柔道66キログラム級金メダルに輝いた、内柴正人選手です。
◆攻めの姿勢で臨んだアテネオリンピック◆
アテネオリンピック柔道66キログラム級に出場した内柴さんは、すべて一本勝ちで金メダルを取りました。繰り出される多彩な技と、常に攻め続ける試合展開は、多くの観客の心をとらえました。「自分は技が切れるほうではないと思っています。でも畳の上では『一本を取りにいこう、そうすれば勝てる!』と思って試合に臨んだんです。その成果があの試合だったというわけで、すべて一本勝ちだったのはおまけだと思っています」。その『攻める姿勢』を内柴さんに教えたのが小学校、中学校時代のそれぞれの恩師だったそうです。柔道の全日本男子監督の斉藤仁さんも、同じ姿勢で試合に臨むように指示をしてくれ、その結果、オリンピックという大舞台でも落ち着いて自分の柔道ができたそうです。「だから、楽しんで試合に臨むことができました」。
内柴さんは自分を励ましてくれた家族や地元の応援者など多くの人たちへの感謝の気持ちを胸に、試合に臨みました。「一時考えた引退も、『応援してくれる人のために頑張ろう』と思い直しましたし、山下泰裕さんから言われた『熊本の人のために頑張れ』という言葉も思い出しました。だから、金メダルはとてもうれしかったし、地元の応援に応えられた、と思っています」。
内柴さんが熊本にいたころに試合を行った
<熊本武道館(熊本市)>
熊本武道館
熊本市水前寺にある熊本武道館。「中学校の3年間、よくここで試合をしていました。昇級・昇段試験などもあっていましたから、ずいぶん行きましたね。自分の試験じゃなくても、後輩や友達の応援に行ったり。控室での緊張感も懐かしい。今もあの光景を思い出します」と内柴さん。
熊本武道館は昭和46年に開館。柔道、剣道、空手など、熊本県の武道の拠点として利用されています。現在も、週末などにはさまざまな大会が開催され、「未来の内柴選手」を目指す子どもたちが、日ごろの練習の成果を発揮しています。
●プロフィル●
内柴正人(うちしば まさと)
1978年6月17日 菊池郡合志町生まれ。現在は旭化成所属。柔道三段。
中学時代から頭角を現し、国士舘高校へ進学。1999年嘉納治五郎杯国際柔道大会男子60キログラム級で優勝して以降、全日本選抜柔道体重別選手権大会、全日本実業団個人選手権大会、講道館杯全日本体重別選手権大会などの大会で優勝する。2004年アテネオリンピックでは、66キログラム級で金メダルを獲得した。
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