第335号
2007年11月29日
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県内各地でその地域ならではの自然や歴史、特産物など地域の特性を生かして、ご本人はもちろん地域全体をキラキラと輝かせ、みんなが元気で、明るくなる活動をされている方たちを連載でご紹介します。
今回は、パソコン同好会の生徒たちが中心となり、学校の活動内容、熊本の情報を全国に紹介しようとホームページを作成し、それが学校の公式ホームページとして注目されている泉心学園熊本国府高等学校のパソコン同好会顧問 成田廉司(れんし)先生と、同好会部長で3年生の原谷(はらや)昌輝さん、同好会部員で2年生の峯山(みねやま)暉さんです。(11月29日、12月6日の2回シリーズ)
地方都市「熊本」の情報を、高校生が発信
今回は、ホームページ立ち上げに尽力された、成田廉司先生にお話しを伺いました。
■生徒たちが作る学校の公式サイト
泉心学園 熊本国府高等学校
生徒たちが制作する学校の公式ホームページ
熊本国府高校のホームページが開設されたのは、平成7年(1995年)5月のことでした。高校生が作るこのホームページは、学校の公式サイトです。当時、学校の紹介にとどまらず、地域の情報を盛りだくさんに掲載したのは、全国でもあまり例がなかったのではないでしょうか。
平成6年の夏、文部省(現在の文部科学省)と通産省(同経済産業省)が共同した「ネットワーク提供事業(通称100校プロジェクト)」の募集がありました。このプロジェクトは、全国の小学校、中学校、高校100校を選び、インターネット通信に必要な機材、配線などを無償で提供するというものです。
本校は、昭和40年代から情報処理科を設けていたため、教育方針と指導する職員の能力面からも十分なレベルを持っていると考え、応募しました。「地方都市の私学である本校は、情報収集に力を入れている。インターネットを利用すれば情報格差がほとんど生じなくなる。東京と同じ情報を得ると同時に、熊本の情報を世界へ発信したい。」という趣旨の理由書を付けて応募しました。後に、全国で2千校以上の応募があったと聞きましたが、県内では、情報系の科を持つ高校としてはトップレベルの県立小川工業高校(宇城市)と本校が選ばれました。
ホームページ作りは初めての経験でしたので、県の工業技術センター(現在の県産業技術センター)の方などに教えてもらいながら、手探りでスタートしました。
■高校生の視点でさまざまな情報を全国に発信
学校の活動も詳しく紹介しています
熊本の魅力を多岐にわたって掲載しています
ホームページを立ち上げて2カ月経ったころ、生徒たちにパソコン同好会への参加を呼び掛けたところ、40人ほど集まりました。「学校紹介」「熊本よかとこ」「熊本自然文化」の3つのコンテンツを作り、「水」「石橋」「文学」「歴史」などのテーマを決めて、2〜3人のグループで、取材や制作を始めました。
本校の生物の教諭のレポートをもとに作成した「江津湖」のページは、東北地方のある高校の先生から、また、「熊本の水」のページは東大生から、「高校生が作ったとは思えないほど良くできている」と評価をいただきました。また、郷土のアーチ式石橋を紹介する「肥後の石橋」は、初めは2ページほどの小さなページでした。しかし、小学生から専門家の方まで、さまざまな方から質問や情報提供をいただいた結果、今では独立して300ページほどまでに増え、本サイト中最多のページ数となっています。専門の方とのつながりも深く、今でも新しい橋が見つかると連絡が入り、情報を提供していただいています。方言のページや、文学散歩のページも、多くの意見や情報をいただき、とても充実していきました。
ホームページを立ち上げたことで、さまざまな声が集まってきます。その声に応えたり、調べたりするうちに、また新しい発見があってページが増えていき、ここまで大きなサイトになったのです。寄せていただいた質問や疑問に対しては、できる限り調べてその結果を必ずホームページ上に公表するようにしています。そのことが、より多くの方に、このホームページ見ていただくことにつながると思います。
立ち上げの翌年、平成8年には、インターネットエキスポというネット上の博覧会がありました。そこで、通称「100校プロジェクト」に選ばれた軌跡を残そうと、本校が県内すべての私立高校を、そして、小川工業高校がすべての県立高校を紹介するページを作りました。たいへん苦労しましたが、このページから各高校のホームページに入ることができ、現在、多くの人に利用されています。
<成田廉司さんのお薦め>
*江津湖の風景
江津湖の夕景(生物の馬場先生撮影)
江津湖のページはこちらから
http://www.kumamotokokufu
-h.ed.jp/kumamoto/eduko/
index.html
「森と水の都」熊本を象徴するものの一つ「江津湖」。わき出す清らかな水とその水によって生まれた豊かな緑。本校のすぐそばのこのような恵まれた環境が「泉のようにわき出す活力と清らかな心を持とう」という「泉心学園」の名前の由来となっています。
朝もやが立ち込める早朝、きらきらと太陽の光を反射する湖面が美しい日中、夕日が水面を赤く染める夕方・・・いつ訪れても心癒やされるスポットです。
◇お問い合わせ先: 熊本市公園管理課
TEL 096−328−2525
FAX 096−351−2182
●プロフィール●
成田廉司さん
泉心学園熊本国府高等学校 パソコン同好会 顧問
情報教育部主任 教諭
原谷昌輝さん 同好会部長 3年生
峯山暉さん 同好会部員 2年生
連絡先 泉心学園熊本国府高等学校
TEL 096−366−1276
FAX 096−366−8544
E−mail
info@kumamotokokufu-h.ed.jp
ホームページ
http://www.kumamotokokufu-h.ed.jp/