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「気になる!くまもと」くまもと発見」 第75号関連情報サイト

 

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熊本の魅力をお届けする「くまもと発見!」
 このコーナーでは、メールマガジン本文でご紹介した情報の周辺を巡る、特派員オススメのルートをご案内します。



今週のオススメルート 阿蘇の国造り神話
熊本県の中で最もたくさんの神話が残る阿蘇。阿蘇創生にまつわる神話は壮大なスケールの物語です。今回は、この神話に関連する場所などをご紹介します。


阿蘇国造神話
 阿蘇神話の主人公は、神武天皇の孫にあたるとされる健磐龍命(たけいわたつのみこと)です。健磐龍命は、九州を統治するために日向(宮崎県)から阿蘇にやってきました。

 当時、阿蘇のカルデラは、満々と水をたたえる大きな湖でした。もちろん、人が住める場所ではありません。健磐龍命は、この水を干してここに豊かに稲穂が実る耕地を作ろうと考えました。
阿蘇火口を望む
阿蘇火口を望む

二重峠
二重峠

 そこで、外輪山の中で一番低い場所だった「二重峠(ふたえのとうげ)」(阿蘇町)をけってみました。しかし、非常に硬い上に二重になっているため崩すことができません。そこで隣の火口瀬「立野(たての)」(長陽村)をけってみると、そこから外輪山の一部が崩れ、水が熊本市方面に流れ出たといいます。水がなくなった後には、豊かな土壌に恵まれた平野が出現し、現在の阿蘇谷になったといいます。
 湖にはさまざまな生き物が住んでいましたが、水が無くなってしまったため、各地へ逃げ出したりしました。その中に、亀の夫婦がいたそうですが、ふるさとを捨てることができず、死ぬと分かっていながら阿蘇へ引き返したのだそうです。亀の夫婦は死んで石になり、それが現在阿蘇町にある男亀石・女亀石だと伝えられています。

数鹿流滝(すがるがたき)
 健磐龍命がけ破った立野。そのとき水が流れ出た場所が長陽村の数鹿流滝だといわれています。

 滝の名前の由来にはいくつか説があり、「すかり」と楽に穴があいたから、「すきまがある」が縮まったから、水と一緒に数匹のシカが流れていったから、などがあります。
数鹿滝
数鹿滝


上益城郡嘉島町鯰(かみましきぐんかしままちなまず)
嘉島町鯰周辺
嘉島町鯰周辺

 湖水は流れ出したものの、現在の一の宮町の周辺には、まだ水が溜まっていました。おかしいと思ってみると、大ナマズが横だおしになり、自分の体で湖水をせきとめていました。

 そこで健磐龍命はナマズの鼻に鼻ぐり(鼻をとおす縄のようなもの)を通し、大きな岩につなぎました。ナマズは苦しくて大あばれしたので、健磐龍命はナマズを6つに切ってしまったそうです。

 ナマズがいなくなったことで、水は阿蘇谷からなくなりました。このとき、ナマズは一緒に流れ出て、今の上益城郡嘉島町に流れ着きました。そこは現在、鯰(なまず)という地名になっています。

 阿蘇からはちょっと離れた場所にあるのですが、こんなところにも阿蘇の神話が残っていると思うと、なんだか地名も楽しくなってきますね。



コレもチェック!花の町・松橋町
阿蘇神社
阿蘇神社

 阿蘇の歴史を語るとき、必ず出てくるのが阿蘇神社。健磐龍命が祭られている神社です。代々阿蘇一帯を治めてきた阿蘇氏が宮司を務めており、現在の宮司さんで91代目になるそうです。阿蘇氏の歴史は皇室に次ぐほど長いのだとか。まさに阿蘇の歴史の生き証人です。

 神職さん方々はとても気さくで、時間があれば、阿蘇の伝説なども話してくれるそうです。神話の郷で、神話の登場人物に囲まれて聞く阿蘇の物語は、よりリアルに感じられますよ。

(問) 阿蘇神社
TEL0967−22−0064
FAX0967−22−3463
http://www.town.ichinomiya.kumamoto.jp/

「阿蘇神社」については 、本誌第27号、43号の関連情報サイトのコーナーでも紹介しています。
27号 http://www.kininaru-k.jp/bns/back_doc/01042002/hakken.html
43号 http://www.kininaru-k.jp/bns/back_doc/04262002/hakken.html


●阿蘇町、長陽村、嘉島町の位置
地図

●阿蘇町付近拡大地図

地図





●今回の特派員
北里かおりさん 阿蘇郡長陽村・北里かおりさん

長陽村で陶芸に携わっている北里さん。ものづくりという職業柄、いつも大自然の移ろいや時代の求めるものに敏感でありたいと思っているそうです。地域づくりや仲間づくりなど田舎ぐらしを満喫しています。


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