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第352号

2008年
3月27日

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県庁ってなんばしよっと課な?

 熊本県庁各課のタイムリーなイベントなどを隔週でご紹介するコーナーです。
 

「野生動植物を守ろう」


 
 今回は、自然保護課にお話しを伺いました。

:春になり、野山に出掛けることが多くなります。野生の動植物の保護について、教えてください。
 
生態系のイメージ
環境が破壊されると…
 自然の中では、生き物は単独で生きているわけではなく、それぞれに地域の環境に適応し、ほかの生物と生存競争をしながら、お互いに影響を及ぼし合って生きています。
 豊かな自然は、わたしたちにたくさんの恵みを与えてくれますが、人が自然を壊すことで自然の仕組みとバランス(生態系)が壊れることがあります。生物の種類や数が減ってくると生態系全体の繋がりが壊れ、わたしたち人間の生活も自然からの恵みを失うなど大きな影響を受けることになります。
 「自然と共生する社会」を実現するためには、野生動植物の保護をはじめ、自然環境の保全に取り組む必要があります。例えば、わたしたちも野焼きのボランティアに参加したり、買い物には、マイバッグを持参したり、環境にやさしい「省エネラベル」の電化製品を買うなど、身近なところからも環境保全に取り組むことができます。

:野生動植物の現状はどうですか?
   地球上の生物は、現在分かっているだけで約140万種、未知の種を合わせると3千万種とも5千万種ともいわれます。そのうち毎年約4万種が絶滅しているといわれています。
 わが国に生息・生育している野生生物として確認されている種は約9万種にも上ります。平成19年に環境省が発表したレッドリストには絶滅の恐れがある種として、4,800種以上もの動植物が掲載されています。
 県内にも、多くの野生動植物が生息・生育していますが、人間の活動や里山・草原の減少などにより生息・生育環境は年々悪化しています。平成16年に発行した「熊本の保護上重要な野生生物リスト〜レッドリスト2004〜」には、絶滅の恐れがある種として1,400種以上もの動植物が掲載されています。

<レッドリストくまもと2004掲載種数など>
 県では平成3年から県内の野生動植物の生息・生育状況調査を行っており、絶滅の恐れがある種をまとめた「レッドデータブックくまもと※1」(平成10年)や「レッドリストくまもと2004※2」(平成16年)を作成しています。
(※1レッドデータブックくまもと)
絶滅の恐れのあるリストとその解説を掲載
(※2レッドリストくまもと)
絶滅の恐れのある種のリストのみを掲載

熊本県版レッドリスト
http://www.pref.kumamoto.jp/eco/red-list/index.html

:野生動植物を守るためにどのような取り組みをしていますか?
   県の条例で、絶滅の恐れがあり、保護を必要とする40種を「指定希少野生動植物」に指定しています。この指定希少野生動植物は、県内全域で捕獲、採取、殺傷、損傷が原則禁止されています。違反した場合は、1年以下の懲役または100万円以下の罰金などが科されます。
 また、違反して捕獲などされた個体を所持、譲り渡し、譲り受けることも禁止されています。

「指定希少野生動植物」(植物32種、動物8種)

(ミチノクフクジュソウ) (サクラソウ) (オオルリシジミ)

(保護区内での草刈り作業)
 また、指定希少野生動植物の生息地16カ所を「生息地等保護区」に指定し、土地の形質変更などの開発を規制しています。
 このほか、希少野生動植物が生息・生育している草原や湿原を維持するために、草刈りなどの保護管理事業にも取り組んでいます。
 また、自然ふれあい指導員(ボランティア)の方々による盗掘防止パトロールなども実施しています。

熊本県の野生動植物の多様性の保護
http://www.pref.kumamoto.jp/eco/sizen_hogo/index.html

 環境悪化は、人間そのものの存在を脅かすことでもあります。私たち人間は地球上の生態系の一員であり、生態系保全のカギを握る重要な存在です。自然の生態系を未来へ伝えるためにも、野生動植物の保護にご協力をお願いします。


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お問い合わせ先
熊本県環境生活部自然保護課
TEL 096−333−2274
FAX 096−384−5135
電子メール shizenhogo@pref.kumamoto.lg.jp