Q:性感染症の患者が低年齢化していると聞きますが? 10代〜20代の若者を中心に性感染症患者が増えてきています。特に性器クラミジア感染症は、昨年740人の感染者のうち、148人が10代、431人が20代と8割弱が若年層です。このような実態を受けて、県では、性感染症や性に関する総合的な知識を持ってもらおうと、各保健所で学校に出向いて啓発講座などを行っています。以前は、大学や高校に出向いて行っていたのですが、最近では中学生を対象にしており、場合によっては小学校に出向く場合もあります。 特にエイズに関しては、啓発活動を強化しています。以前から、毎年12月1日の「世界エイズデー」を中心に啓発活動をしてきましたが、今年から全国的な取組みとして、6月1日からの1週間を「エイズ検査普及週間」とし、この期間は県の検査体制などを知っていただく活動を行いました。半年に一度エイズについて考えるということ、そして、夏に向けて開放的になる時期に、中・高校生を対象に啓発活動を行うのに良い機会だと思います。県内の保健所では、即日検査や一部で夜間検査を行うなど、少しでも検査を受けやすい環境づくりに努めています。 今後も、エイズをはじめ性感染症に関しては、関係団体と連携して、積極的に啓発活動を行っていきたいと考えています。学校への出前講座に併せて、テレビコマーシャルやパンフレットの配布なども行っていきます。新型インフルエンザ同様、県民の皆さんには、正しい知識を持ち、意識付けをして行動していただきたいと願っています。 Q:これから食中毒が発生しやすくなりますが、予防するポイントを教えてください。 食中毒予防の三原則は、「清潔・迅速・加熱または冷却」です。食中毒菌の中にO−157がありますが、これを逆から読んで「75℃で1分間加熱すると(細菌が)0(ゼロ)になる」と語呂合わせで覚えると良いでしょう。この「75℃で1分間加熱」は、O−157に限らず、肉類に発生しやすいカンピロバクターなどにも応用できます。ただし、食品の表面だけでなく中心部まで75℃にすることがポイントです。特に、ハンバーグなどミンチ肉を使った料理や加工肉の調理では、中まで火が通っていることを確認しましょう。 また、夏に多く発生するのが、海水中にいる「腸炎ビブリオ」による食中毒です。この菌は、真水に弱いので、調理する時は、水道水でよく洗い流すことをお勧めします。 そのほかに、一昨年の秋から流行したウイルス性食中毒として、「ノロウイルス」による食中毒があります。冬場にピークを迎える食中毒ですが、一年中発生する可能性がありますので注意が必要です。ノロウイルスに対しては、85℃で1分間加熱してください。いずれにしても、食中毒予防の3原則を実践し、食中毒を未然に防止するよう心掛けてください。 「健康にリスクゼロはない」と言われる中、未然に危害の発生を抑え、万が一発生した時に拡大を防止し、再発を防ぐためにさまざまなことに取り組まれているんですね。健康に生活するには、知識を得るだけでなく、それを実行することが大切だということがよく分かりました。今日はありがとうございました。 「新型インフルエンザ対策について」はこちら http://www.pref.kumamoto.jp/health/tori_Influenza/index.html 「性感染症情報」はこちら http://www.pref.kumamoto.jp/health/infection/index.asp 「エイズについて」はこちら http://www.pref.kumamoto.jp/health/aids/index.html 「食中毒対策について」はこちら http://www.pref.kumamoto.jp/health/poisoning/index.html