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●今回は、県産材利用推進室の岡部清志室長にお話を聞きました。
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県産材利用推進室はどのような仕事をしているのですか?
スギ、ヒノキなどの県産材を、有効に利用していただくために、さまざまな取り組みをしています。
熊本県は、県土の63%を森林が占め、そのうちの61%が人工林という、全国有数の林業県です。木材を使うことで、木を切った後の山に新しい苗を植えることができ、森林を元気にします。熊本の森林を守ることにつながるのです。また、家や家具に木を使うと、室内の温度や湿度を調節できるほか、地球温暖化の原因になっている二酸化炭素を大気中に出さず長い間とどめおくことができます。
このように、環境に優しい資源である木材を使うことで、より良い環境をつくることができます。
具体的にはどのような取り組みをされているのですか。
県産材の利用を進め、時代に合った「木のある暮らし」を提案するために、「身近に木と親しむ」「品質の確かな木材を供給する」「さまざまに木を活かす」の3つを柱に、取り組んでいます。
「身近に木と親しむ」ために、次の4つの取り組みを行っています。
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木のぬくもりと香りが
子どもたちを包みます |
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平成18年度くまもと県民
木材ふれあいまつり」のパンフレット
※別ウィンドウで拡大表示します。
必要に応じて、さらに拡大表示して下さい。
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プレゼントのスギ柱
90本を使って建てられた家の例 |
1つ目は、子どもたちに、環境に優しい木材の優れた特性や、木材を使うことの大切さを知ってもらうために、森林や林業についての副教材を作成したり、木のぬくもりや香りなどを生かした積み木や立体パズルなどの木製遊具を貸し出したりして、県産材の良さを知るきっかけづくりをしています。
2つ目は、消費者の皆さんへの情報提供として、「くまもと県民木材ふれあいまつり」を開催し、木の良さ、素晴らしさを直接見て、触れて、感じてもらうイベントを毎年行っています。また、住宅情報誌に県産材を使った住宅のイメージやアイディアを紹介し、住宅への県産材の利用を呼び掛けています。
3つ目は、住宅に県産材を利用していただくために、「くまもと森林を育む木の住まいづくり推進事業」を行っています。個人の住宅を新築する場合、スギの乾燥柱を90本プレゼントするもので、内装材やマンションのリフォームも対象になります。また、実際に県産材を使って家を建てた人の生の声を聞きたいという方も増えているので、プレゼントのスギ柱90本を活用して建てられた家を見学するバスツアーも企画中です。
4つ目は、木を活かした地域づくりです。地域の森林所有者、製材所、住宅の設計者、工務店などが連携して「顔の見える木材で、顔の見える家づくり」を提案し、木材の“地産地消”を進めています。また、地域活動の核となるコミュニティセンターなどに県産材を活用し、木の良さを多くの人に知っていただけるよう、取り組んでいます。
「森はともだち」くまもとの森林を考える(小学5年生用社会科副教材)はこちら
http://www.pref.kumamoto.jp/industry/forest/links/04.html
「あなたのお住まいに県産材をプレゼント」はこちら
http://www.pref.kumamoto.jp/asp/mag_news.asp?i_news_no=8943
次に「品質の確かな木材を供給する」ために、乾燥を十分に行い、規格に合った寸法の木材を供給することを心掛けています。木材にしたとき乾燥が十分でないと、ねじれたり、曲がったりしますので、品質の確保に努めています。また、十分乾燥させた木材が流通するように、人工乾燥機の導入を進めるための助成をしています。
さらに、「さまざまに木を活かす」という点では、「熊本県公共施設・公共工事木材利用推進本部」を設置し、県や市町村が行う公共施設の建設や公共工事での、県産材の積極的な利用を働きかけています。また、一定規模以上の木造施設の、デザインや居住性などを競うコンクールを行っています。平成7年から行っていますが、年々応募件数は増え、最近では、幼稚園や観光施設など、民間の木造建築が多く入賞しています。
そのほかに、土木資材などへの有効利用のための商品開発や、未利用間伐材などを無駄なく使用するための取り組みも行っています。
「熊本県木材利用大型施設コンクール入賞施設」はこちら
http://www.pref.kumamoto.jp/asp/mag_news.asp?i_news_no=8534
自然素材の木材を使った部屋は気持ちも落ち着きますが、どのような効果があるのでしょうか?
ユニバーサルデザインの視点から木を使った施設の居住性を検証したところ、音が聞き取りやすい、心安らかな学習・作業環境をつくる、ストレスをやわらげリラックスできるなどの効果があり、一般住宅はもちろん、学校や各種福祉施設などでも木材を使用することが望ましいという結果が得られました。
以前から木材には弾力性があるので物を落としても割れにくい、転倒などによるけがの防止になるといった安全性や、ダニが少なく健康面でも効果的であるという結果も出ており、あらためて、木の良さを確認できるデータを得ることができました。
熊本県加工木材協同組合が製作している県産材を使った学習机といすは、子どもの成長に合わせて、机もいすも高さ調整がワンタッチで楽に出来、移動もローラー付きなので簡単です。子どもさんの学習環境を整える上で、活用されてみてはいかがでしょうか。県内各地域振興局のロビーに展示してありますので、ぜひご覧ください。
「室内環境を安全・快適・健康な木材で」はこちら
http://www.pref.kumamoto.jp/industry/forest/links/05.html
県産材の利用は、人にも環境にも優しいことがよく分かりました。ぜひ県産材を利用した製品を生活の中に取り入れてみたいと思います。今日はありがとうございました。
(問)林業振興課 県産材利用推進室
TEL:096−333−2448
FAX:096−381−8710
電子メール:ringyoushinkou@pref.kumamoto.lg.jp