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県庁って、なんばしよっと課な?
熊本県庁各課の業務内容などについて紹介するコーナーです。
現在取り組んでいる事業や課題などについて担当課長にインタビューしたものを、隔週でご紹介します。
男女が共に自立し、支え合う社会づくりを目指して
●今回は男女共同参画・パートナーシップ推進課の辻本英子課長にお話を伺いました。

 男女共同参画・パートナーシップ推進課は、どういうお仕事をしているのですか。 

 大きく分けて二つあります。一つは、男女共同参画社会を実現するための意識啓発や学習の機会の提供、環境の整備などを行っています。もう一つは、県民の皆さんやボランティア、NPO(民間非営利団体)、企業、行政などが互いに協力し合って地域の問題を解決していく「パートナーシップ」の仕組みづくりや普及促進を行っています。
 今回は、男女共同参画社会づくりについてお話ししたいと思います。男女共同参画社会とは、男女が共に自立し、支え合う社会のことです。熊本県では、男女共同参画社会の実現を目指し、「熊本県男女共同参画推進条例」を制定するとともに、「男女共同参画社会を目指す意識づくり」「女性の人権への配慮」「職場、家庭、地域への男女共同参画の実現」「男女共同参画社会のための総合推進体制づくり」という4つの柱からなる「熊本県男女共同参画計画」を策定し、さまざまな取り組みを進めています。


 男女共同参画の取り組みといえば、今度、熊本で「女性とスポーツ」をテーマにした国際会議が開催されるそうですね。

「2002年モントリオール会議」の様子
「2002年モントリオール会議」の様子

 はい。5月11日(木)から14日(日)までの4日間、「2006世界女性スポーツ会議くまもと」が熊本市で開催されます。この国際会議は、1994年イギリスのブライトンで初めて開催され、第2回は1998年にナミビアのウィンドホーク、第3回は2002年にカナダのモントリオールと4年に1度開かれてきました。第4回となる今回は、アジア地域で初めて開催されます。過去3回は各国政府の主催でしたが、今回初めて地方都市が主体となって行うというのも意義深いことだと思います。

「2006世界女性スポーツ会議くまもと」のパンフレット
「2006世界女性スポーツ会議くまもと」のパンフレット

 会議では、世界で初めてのスポーツにおける男女共同参画に関する宣言として、第1回の会議で発表されたブライトン宣言の趣旨の下、すべての女性が最大限にスポーツにかかわることのできる環境づくりを目指し、女性とスポーツの課題について国際的な視点で議論が交わされます。この会議をきっかけに、熊本県が男女共同参画の先進地として国内外にアピールされるとともに、県内のスポーツ界はもちろん、そのほかのいろいろな分野へも男女共同参画に向けた取り組みがさらに広がることを期待しています。
 また、この会議には、世界100カ国からの参加が予定されていて、国内外から約700人の方が来られますので、熊本の観光地や特産品など熊本の魅力を世界に向けて併せて発信できればと思っています。なお、現在、この国際会議の通訳や運営のお手伝いをしていただくボランティアを募集しています。3月15日(水)まで募集していますので、ぜひ、ご協力ください。


 男女共同参画社会づくりを進めていく上で、大きな妨げになるのがDV(※)(ドメスティック・バイオレンス)の問題だと聞いていますが、この度、DVに関する基本計画を策定されたそうですね。

熊本県配偶者等からの暴力の防止及び被害者の保護に関する基本計画
熊本県配偶者等からの暴力の防止及び被害者の保護に関する基本計画(ハイパーリンクをクリックすると基本計画をご覧になれます)

 はい。平成16年12月に「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律」(「DV防止法」)が改正され、各都道府県にDVに関する基本計画の策定が義務付けられました。これを受けて、熊本県では、平成17年12月に「熊本県配偶者等からの暴力の防止及び被害者の保護に関する基本計画」を策定しました。この基本計画に基づき、男女が共に人権を尊重され、重大な人権侵害である配偶者などからの暴力を決して許さない社会の実現を目指します。

(※)DV:夫婦や恋人など親密な男女間で起こる暴力のこと。


 
この基本計画の特徴を教えてください。

 この基本計画には3つの特徴があります。
 まず一つが、「人権意識の高揚のための教育・啓発の充実、DVの未然防止の強化」です。特にDVの未然防止の強化については、若い世代の人たちに男女平等の認識があれば暴力が未然に防げるのではないかということで、県内の高等学校で「DV未然防止教育」を行っています。
 次に、「DV被害者の立場に立った、相談から一時保護までの連続した支援体制の充実」です。これは、今まで必ずしも対応が十分でなかった、外国の方や障害のある方の被害に対する取り組みを強化するものです。外国の方への対策としては、日本語を含め9カ国語で相談窓口などを紹介したポケットサイズのリーフレットを作成しています。また、障害のある方への対策としては、車いすの方にも対応できる一時保護施設を整備し、相談しやすい環境や個々の被害者に対応した一時保護体制をつくっています。
 最後が、「DV被害者の自立支援の充実」です。熊本県はDVの取り組みについても先進県で、全国に先駆けて、自立のための支援施設「ステップハウス」を設置・運営しています。今回さらに住宅の賃貸時や就業時の身元保証人の確保など、自立支援策の検討を計画に盛り込みました。


 DVの未然防止についてのシンポジウムを行うそうですね。

「くまもとDVシンポジウム」チラシ
「くまもとDV防止シンポジウム」のチラシ(画像をクリックすると拡大して表示します)
 はい。多くの皆さんにDVについて理解していただくため、3月11日(土)に上益城郡益城町のグランメッセ熊本で「くまもとDV防止シンポジウム」を開催します。DVというと夫婦間の暴力と思われがちですが、若い恋人同士の間でも「デートDV」というのが増えてきていますので、ぜひ、若い人たちにも来ていただきたいですね。シンポジウムの参加は無料ですが、事前の申し込みが必要ですのでお問い合わせください。
 女性の5人に1人が身体的暴力を受けた経験があるという統計が出ていますし、昨年度、熊本県女性相談センターには約750件の相談があっています。DVの被害者の中には「自分にも原因があるのではないか?」と思い込み、我慢してしまうことで、被害が長期化・深刻化してしまう例が多く見られます。一人で悩まずに一日でも早く相談してほしいですね。


 男女共同参画社会づくりのため、世界女性スポーツ会議の開催やDV防止などさまざまな取り組みを行っているんですね。DVの加害者・被害者にならない、そのためには未然の防止が必要であり、DVに心当たりのある方は一人で悩まず早い時期に相談することが大切だということがよく分かりました。きょうはありがとうございました。

「2006世界女性スポーツ会議くまもと」についてはこちら
http://www.sekaijosei.jp/

「DVの相談窓口」についてはこちら
http://www.danjyo.pref.kumamoto.jp/char/jouhou/soudangaido2004.htm

「くまもとDV防止シンポジウム」についてはこちら
http://www.pref.kumamoto.jp/asp/mag_news.asp?i_news_no=8323

熊本県男女共同参画ホームページ「ならんで」
http://www.danjyo.pref.kumamoto.jp/


(問)男女共同参画・パートナーシップ推進課
TEL096−333−2287
FAX096−387−3940
URL
http://www.pref.kumamoto.jp/construction/section/indx.asp?sec_code=38&sec_seq=7
電子メール danjyokyoudou@pref.kumamoto.lg.jp