●今回は、福祉のまちづくり課の田嶋徹課長にお話を伺いました。
福祉のまちづくり課は、どういうお仕事をしているのですか?
「誰もが、その人らしく、安心して暮らせるようなまちづくり」を県内各地域で進める地域福祉への支援が大きな仕事です。そのため、地域福祉を支える担い手の育成や利用しやすい福祉の仕組みづくりなどを行っています。
平成16年3月に、熊本県がこれから目指す地域福祉の在り方をまとめた「熊本県地域福祉支援計画〜地域ささえ愛プラン〜」を作りました。
「熊本県地域福祉支援計画〜地域ささえ愛プラン〜」とは、どのような計画なのでしょうか?
この計画は、「ともに創る『地域共生』くまもと」を目指しています。もう少し分かりやすく言うと、子どもからお年寄りまで、また障害の有無にかかわらず、すべての人が住み慣れた地域で安心してその人らしく暮らせるようなまちづくりを目指しています。
そして、その手段として、「地域の『縁がわ』づくり」「地域の『結い』づくり」「地域の『ちから』おこし」の3つを柱に取り組みを進めています。日本に昔からあった「縁がわ」は、地域の人たちが気軽に出会い、情報交換できる交流の場でした。冊子になっている計画の表紙には、縁がわに笑顔の人たちが集まっているイラストがあるのですが、昔縁がわで遊んでいた子どもが成長し美容師となってボランティアでおじいちゃんの散髪をする若者、何か困ったことはないかと顔を出している近所の人、おじいちゃんに野菜の作り方を習いに来ている人などを描くことで、新しい形の「縁がわ」を表現しています。このイラストは職員が描いたんですよ。
この「縁がわ」を地域福祉の拠点として、新たなコミュニティづくりを進め、地域の支え合いの輪を広げようという願いを込めています。
この計画の背景には、社会の変化もあるんですね。
以前は子どもたちは親だけでなく地域に育てられるという、地域の人同士の結び付き=「結い」がありましたが、今では核家族化、都市化の影響で、その結び付きが薄れています。そこで、「結い」をはぐくむ場となる「地域の『縁がわ』」を作ることが、地域の結び付きを強くすることにつながるのではないかと考えています。そのモデルとなる取り組みの一つが、10月20日、熊本市にオープンした「健軍くらしささえ愛工房」なんです。
「健軍くらしささえ愛工房」とは、どのような施設なのですか?

「健軍くらしささえ愛工房」のウッドデッキ
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「健軍くらしささえ愛工房」のプレイルーム |
「健軍くらしささえ愛工房」は、熊本市の東部にある県営健軍団地の建て替えに合わせて、1階部分に整備した福祉施設です。地域の誰もが利用できる通所サービスや、訪問サービス、子育て中の方への交流の場の提供、障害のある方が働く喫茶サービスなど、地域での在宅生活を支えるためのサービスが行われています。また、県内全域から研修生も受け入れながら、「地域の縁がわ」を担う人材の育成と供給の拠点にもしていきたいと考えています。
「サービスの受け手になるだけではなく、担い手にもなる」といった新しい地域福祉サービスの仕組みが今後のモデルとなり、県内外に広がっていくことを期待しています。お年寄りから障害のある方、さらには子育て中のお母さんから子どもまでいろいろな方が共に過ごすことで、新しいネットワークが生まれ、心の優しさをはぐくむ場所になると思いますので、ぜひ、お気軽にお立ち寄りください。
わたしも、「健軍くらしささえ愛工房」に一度伺い、新しい取り組みを体験してみたいと思います。今日はどうもありがとうございました。
「熊本県地域福祉支援計画〜地域ささえ愛プラン〜」はこちら
http://www.pref.kumamoto.jp/health/fukushisuishin/sasae.htm
「地域福祉推進のためのホームページ」はこちら
http://www.pref.kumamoto.jp/health/fukushisuishin/index.htm
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