●今回は交通安全・青少年課の浦田潔課長にお話を伺いました。
交通安全・青少年課は、どんなお仕事をしているのですか? まず、交通安全対策に関する仕事です。国や市町村、関係団体との連絡調整や交通安全思想の普及、県庁行政棟本館2階にある交通事故相談所の運営などを行っています。次に、青少年の健全育成に関する仕事です。健全育成を進めるための取り組みや、非行防止活動、有害図書の撤去など青少年を取り巻く環境を良くする取り組みを行っています。3つ目は、犯罪の起きにくい安全安心なまちづくりに関する仕事です。7月には、県民、事業者の皆さんと行政が連携・協働し、犯罪の起きにくいまちづくりを社会全体で進める「熊本県犯罪の起きにくい安全安心まちづくり条例」を施行したところです。
「犯罪の起きにくい安全安心まちづくり条例」が制定された背景を教えてください。
最近、わたしたちの身近なところで、空き巣や車上狙い、ひったくりなどの犯罪が増加しています。犯罪増加の背景には、地域住民同士のつながりが弱くなってきていることによる地域の防犯力の低下などがあると考えられています。これまでは、このつながりが密であったため、自然と犯罪の機会を与えない力となっていたのです。また、「ちょっとそこまで出かけるだけだから」と鍵を掛けずに出かけるといった、防犯意識の低さも影響していると思われます。
そこで、県民の皆さん一人一人に防犯意識を高めていただくとともに、犯罪防止のための地域の自主的な活動を促進するなど、県民の皆さんと事業者、行政がお互いに連携しながら取り組みを進めて、犯罪が起きにくい、誰もが安全で安心して暮らすことができる住みよいまちづくりを目指してこの条例を制定しました。
今後、どのような取り組みをしていくのですか。
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| 地域住民などの防犯ボランティアによるサマーナイトパトロール |
まず、「犯罪の起きにくい安全安心まちづくり」について県民の皆さんに理解していただくことが大事だと考えています。このため、広報啓発活動を行ったり、防犯意識を高めるための施策に取り組んだりします。具体的には、推進大会を秋ごろに行う予定です。また、皆さんに自主活動をしていただくため、地域での自主活動のリーダーとなる人材を育成したり、情報提供を行ったりします。また、犯罪の起きにくい安全安心まちづくりを全県的に進めていくための体制を整備していきたいと考えています。
このような取り組みを通じて、県内各地域での犯罪の未然防止に向けた活動が積極的に行われるようになっていくものと考えています。
条例には、「高齢者や障害者が犯罪に遭わないようにするための支援を行う」という項目がありますね。
最近は「振り込め詐欺」に加えて、住宅の「悪質リフォーム」など、お年寄りを狙う犯罪が増えています。こうした被害を防ぐために、防犯講習会への参加を呼びかけていくことが必要です。また、お年寄りのお宅を訪問するケアマネージャーや地区の民生委員の方などの協力により情報を提供したり、注意を呼びかけたりしていきたいと考えています。
「犯罪の起きにくい安全安心まちづくり」を目指して、県民や地域が自主的に行っている活動を教えてください。

登下校時の付き添い |
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青色回転灯を装備する自動車による自主防犯パトロール
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腕章を着けて不審な人物や物がないかを見回ったり、登下校時に起こる誘拐などの犯罪を未然に防ぐために、学校周辺をパトロールしたりする活動を行っている団体が、現在県内に153団体あります。また、団体に入っていなくても、散歩しながら地域の安全に目を配ったり、小学生の登下校時に見回りや付き添いなどの活動をしたりなど自主的に取り組まれている方もいます。そのほか、地元の警察を通じた手続きを経て、車に装備した青色の回転灯を点灯させながら自主防犯パトロールを行っているボランティアの団体もあります。
皆さんの地域でも話し合って、犯罪の起きにくいまちづくりに取り組んでいただきますよう、よろしくお願いします。
一人一人が防犯に対する意識を高め、できる範囲で犯罪の起きにくいまちづくりに参加することが、誰もが安心して暮らせる社会づくりにつながるんですね。今日はどうもありがとうございました。
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