「学校週5日制」による「ゆとり教育」、「キレル子どもたちの出現」など、教育への関心が高まっていますね。
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そうですね。今、社会全体が変革の時で、教育も例外ではありません。詰め込み教育、いじめや不登校など国全体としての課題も多く、それを県として地域社会に根差した解決策を考えていかないといけない。「県の教育をどのように改革していくのか」を県民の皆さんにお知らせし、理解を求めていくのが私たちの役割です。
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教育改革のポイントは何でしょう。
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方向としては、ゆとりの中で「生きる力」をはぐくむのが基本です。「画一、効率、標準」を「多様、選択、個性」に、つまり一人ひとりの個性に着目した「選択できる」教育を行うことと思います。
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熊本県の教育改革をどう考えていらっしゃいますか。
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平成12年9月に策定した熊本県教育改革大綱を踏まえて、さまざまな方から教育についての意見を伺うために、熊本県教育会議を設置し、今年4月、その提言を受けたばかりです。そこで方向付けられたのは教育改革の3つの視点です。
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それはどんなものでしょう。
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一つは地域に開かれた学校をつくる体制づくり、二つに学校教育の充実、そして地域や家庭との連携です。また、子どもたちがキレたり授業中落ち着いて座っていられないという問題は、小学校入学前の幼児教育と連携しないと解決できないという考えのもと、現在、就学前教育振興プラン(仮称)を策定中で、幼稚園や保育園との連携を図ることとしています。
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「開かれた学校」という言葉だけはよく聞きますが、実際にはどういうことでしょうか。
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「開く」とは情報公開ですね。学校に起こっていることをいいことも悪いことも広く情報を公開する。そこに学校評価を導入し、評価することで改善につなげていこうというものです。その効果は二つあります。一つは、情報発信により家庭や地域の協力を得ることで、子どもたちの「生きる力」を育てること。二つには、教職員の意識改革です。学校で、何を、どう教えているか、システムとしてオープンにしたい。「見られている」という意識が学校を変える、学校が変わると子どもが変わります。
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教育改革は大事ですが、一方でゆとり教育による学力低下が心配されていますが。
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要は学力とは何か、ということですね。いわゆる受験学力ではなく、自分で考え、解決する力として学力の幅を広くとらえる必要があるのではないでしょうか。また知識については厳選された基礎・基本をきちんと教えると同時に、教室だけではなく、体験やボランティアを通して学ぶことで、学びの「場」も幅広くなります。創造力や表現力を育てる、個性を生かす学び方をすることで、子どもたちが自分は何が好きか、何をしたいかを考えるようにする。何をしたいかが分かれば、言われなくても必要な勉強をするものです。学びの意欲を高めることが求められます。
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趣旨はよく分かるのですが、やはり授業についていけないと困ると保護者は思いますね。
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基礎的な学力を高める試みということで特に算数・数学などは、クラスを複数のグループに分けて、少人数指導を行うほか、先生が二人体制で授業を行う「ティームティーチング」を行っています。
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その成果に期待したいですね。ところで、ほかに課の仕事で取り組まれていることはありますか?
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「情報化への対応」です。ITの時代ですから、子どもたちに情報機器を使いこなして情報活用能力を身に付けてもらわないといけない。情報教材の充実も必要ですし、もちろん教職員の指導力を高める研修を行っていきます。
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| ■パソコンを使った授業の様子 |
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保護者の一人として、本当に興味深い内容でした。今日はありがとうございました。
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