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第106号「県庁って、なんばしよっと課な?」

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県庁って、なんばしよっと課な?
熊本県庁各課の業務内容などについて紹介するコーナーです。
現在取り組んでいる事業や課題などについて担当課長にインタビューしたものを、隔週でご紹介します。

豊かな森林の恵みを、未来につなぐために
今回は森林整備課みどり推進室の吉田正信室長にお話を伺いました。

 みどり推進室では、どんな業務を行っていますか?

 みどり推進室では、森林の大切さを広く知っていただくための普及啓発に関する仕事をしています。森林には、人々の生命や財産を脅かす土砂の流出や崩壊を防いだり、安心して飲める良質な水を供給するなど、さまざまな役割があります。また、森林は、多くの動植物が暮らす場所であり、人々に安らぎをもたらしてくれる場所です。こうした森林が持つ尊さを県民の皆さんに理解していただき、ともに森林を守っていただくために、「県民参加の森林(もり)づくり」事業や、「森林ボランティア」の推進、森林公園の整備などの取り組みを行っています。

 「県民参加の森林づくり」とは、どんなものですか?

 森林を守り育てるためには、まず県民の皆さんに森林に親しんでもらい、森林の姿を体感してもらいたいと思っています。そこで、毎年4月に県民の皆さんが参加できる「くまもと緑の祭典」という植樹祭を行っています。また今年度から、暮らしの中で森林を利用し、守り継いできた「里山」の大切さを見直し、都市と農村の交流を深める「里山ゆめプラン」という事業を計画しています。これは、地元と都市の皆さんがワークショップ(※)を通じ、どのように森林を管理するかを話し合って、実際の管理をモデル的に行うものです。

(※)ワークショップ:意見や技術の交換・紹介などを行う研究会

 「森林ボランティア」には、どのような活動があるのですか?

森林ボランティアの様子
■森林ボランティアの様子

 例えば、県内では、八代郡宮原町の立神峡(たてがみきょう)里地公園や水俣市の愛林館などの地元団体が中心となって行っている植林や下草刈りの活動。「漁民の森づくり」のように、河川流域の漁協などの団体が行っている植林活動などがあります。また、「立田山自然探検隊」のように身近な自然について学ぶ取り組みもあります。現在、この森林ボランティアの輪は、着実に広まりつつあり、「森林ボランティアくまもと」のような民間団体も生まれています。こうしたボランティア活動は家族づれでも自由に参加できますし、森林のことを学んでもらう絶好のチャンスだと思います。皆さんも気軽に参加いただければと思います。このほか、「森林インストラクター」の育成も行っています。

森林ボランティアについて
http://www.na.sakura.ne.jp/~mori/

立田山自然探検隊について
http://www.sa.sakura.ne.jp/~trocke/tatsudatanken.html

 「熊本県森林インストラクター」とはどんな方ですか?

 多くの方々が森林と親しくなるお手伝いをするいわば「森の案内人」です。森林インストラクターは、玉名市や荒尾市などにまたがる小岱山(しょうだいさん)、宇土市や下益城郡富合町などに広がる雁回山(がんかいさん)で行われる森林教室の先生をしたり、地域や学校からの依頼を受けて、子どもたちに森林の大切さを教えたりしています。子どもたちが参加する緑化推進の団体としては「緑の少年団」がありますが、この「緑の少年団」の育成にもつながると思います。

 「緑の少年団」とはどんな団体ですか?

 小・中学生が参加して、自主的に緑を守り育てる活動を行う団体です。県内では、99団体、約3,500人が参加しており、全国レベルでは、3,000団体、33万人が参加する大きな組織です。この緑の少年団の全国大会がこの夏、阿蘇地域で開催されることになっています。大会には、全国から約100団体、600人の子どもたちが参加する予定で、活発に活動する少年団の表彰や活動発表のほか交流活動が行われます。交流活動では、全国初の試みとして、阿蘇地域の12町村に分かれて、それぞれ自然と人とが関わり合う阿蘇の生活、ヤマメのつかみ取りや、牛の乳搾り、そば打ちや豆腐作りなどを体験してもらう予定です。この交流集会を通して、自然と共存するさまざまな暮らしがあることを子どもたちに感じてほしいと思っています。

緑の少年団について
http://www.green.or.jp/junior/

緑の少年団全国大会のポスター
■緑の少年団全国大会のポスター
 
 森林を守るためには、いろんな取り組みが必要なんですね。

 今の時代は、森や自然と触れ合う機会が非常に少なくなっています。だからこそ、身の回りの自然をもう一度見つめ直し、自然の素晴らしさ、大切さを一人でも多くの方々に発見してもらい、この自然を未来に残してもらいたいのです。現在、グリーンツーリズム(※)という新しい余暇の過ごし方が注目を集めていますが、都市と自然との溝を取り除き、都市の人が森のことを見つめ直す時代になれば、森林の姿ももっと美しく、素晴らしいものになると思います。

※グリーンツーリズム:農山漁村に滞在して余暇を楽しみ、地域の人々と交流をする活動
 
 私も、自分のこととして森の姿を考えていきたいと思います。今日はどうもありがとうございました。


(問)熊本県森林整備課みどり推進室
   TEL 096−383−1111(内線 5620)
   FAX 096−383−7704
   Eメール shinrinseibi@pref.kumamoto.lg.jp






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