週刊メールマガジン気になる!くまもと 第204号 トップページへ戻る  バックナンバー目次
   
県庁って、なんばしよっと課な?
熊本県庁各課の業務内容などについて紹介するコーナーです。
現在取り組んでいる事業や課題などについて担当課長にインタビューしたものを、隔週でご紹介します。
くまもと農業の魅力や個性を再発見し、再生と飛躍を目指す「元気人気くまもと農業運動」を展開します。
●今回は、農政課の瀬口豊課長にお話を伺いました。

 農政課は、どんなお仕事をしているのですか?

 熊本県の農業全体の政策立案や農業振興地域の土地利用調整、中山間地域の農業・農村振興などを担当しています。また、今年度から「元気人気くまもと農業運動」に取り組んでいます。この運動は、今後3年間にわたる本県の農業振興を進めていくための基本戦略とも言えるものです。


 「元気人気くまもと農業運動」を始めたきっかけは?

熊本の農産品
熊本の農産品
 熊本県は全国有数の農業県です。豊かな水と大地、変化に富んだ地形など恵まれた自然を生かした農業が営まれています。すいか、トマト、イ草、甘夏みかん、デコポンは、全国一の生産量を誇っています。 しかし、輸入農作物の増加により、農作物価格が低迷する中、個性的でこだわりのある農産品づくりや、地域の食文化、安全・環境に配慮したものづくりが求められています。 また、生産者と消費者、あるいは都市と農村が共に認め合い協力していく共生関係づくりも、今後さらに重要となってきます。 そこで、農業関係者と消費者が熊本の農業の魅力や個性を再発見し、その再生と飛躍を目指すため、県民の皆さんとのパートナーシップのもと「元気人気くまもと農業運動」を進めています。


「元気人気くまもと農業運動」の具体的な取り組みは?

 大きく三つの目標を掲げて進めています。
 一つ目は、特色ある農産品づくりによる「くまもと農業の元気づくり」の推進です。今話題の肉用鶏の「天草大王(あまくさだいおう)」などの個性ある農産品づくりや、水俣地域の「サラダたまねぎ」、宇城(うき)市豊野地区の「マコモタケ」など、地域の創意工夫で生まれる農産品づくりを進めます。

天草大王(あまくさだいおう)
白色レグホーン(卵用鶏の代表的な品種)との比較
天草大王(あまくさだいおう)
白色レグホーン(卵用鶏の代表的な品種)との比較

 そして、それらの農産品を地元で消費することはもちろんですが、東アジアへの輸出や新たな流通・販売ルートの開拓などについても検討していきます。また、最近よく聞かれると思いますが、トレーサビリティ(牛など一頭一頭の情報や野菜・果樹などの農畜産物がいつ、どこで、どのように生産・流通されたかなどについて、消費者に分かるように表示した生産流通履歴のこと)など安全・安心な供給体制の確立にも取り組みます。

サラダたまねぎ
マコモタケ
サラダたまねぎ
マコモタケ

二つ目は、安全・環境に配慮した「くまもとグリーン農業」の推進です。自然との共生を目指し、安全や環境保全を重視した農業を進めていきます。土づくりを行い、化学肥料や農薬を減らした生産を行うなど、県知事から認定を受けて環境に配慮した農業に取り組む農業者のことを「エコファーマー」と呼んでいますが、現在熊本県には約8,000人のエコファーマーがいます。認定者数は全国1位であり、実に全国の認定者の約1割を占めている先進県なんです。

 そして三つ目が、生産者と消費者の共生による「くまもと食・農ルネサンス」の推進です。地産地消の推進や食文化の継承、グリーン・ツーリズム(豊かな自然環境を持つ農山漁村で、その地域の自然や文化に触れ、人々との交流を楽しむ滞在型の余暇活動)など農村と都市の交流を進めていきます。
 「くまもとふるさと食の名人」という取り組みもこの一つです。農産品を活用した伝統料理などを作るだけでなく、優れた知識や技術、そして経験を持ち、食文化の伝承活動などに取り組んでいる人を県が認定するものです。現在179人(平成17年3月末現在)の名人が、小・中学校で授業を行ったり、地域の若いお母さんたちなどに郷土料理を教えたりするなど、年間約2万人の方に熊本の食文化の伝承を行っています。
 この「くまもとふるさと食の名人」やその名人の料理の作り方は、「熊本県地産地消サイト」に掲載されていますので、ぜひご覧ください。


 「元気人気くまもと農業」のロゴ(シンボルマーク)、キャッチフレーズが決定したそうですね。

 全国から寄せられた約2,000件の応募作品の中から選びました。シンボルマークは、熊本を代表する阿蘇とそのすそ野に広がる農地を描き、豊かな水と大地、変化に富んだ地形を表しています。また、笑顔と新芽を組み合わせ、くまもと農業の再生と飛躍をイメージしています。
 キャッチフレーズは「もう一口!大きくなろう」です。生産者は消費者においしい農産物を届けようと頑張り、消費者はその農産物をもう一口!大きく口を開けて食べようということから、生産者と消費者が共に手を取り合って、連携しながら運動を盛り上げていこうという意味が込められています。

「元気人気くまもと農業運動」のポスター







「元気人気くまもと農業運動」のロゴ(シンボルマーク)
 
「元気人気くまもと農業運動」のポスター
「元気人気くまもと農業運動」のロゴ(シンボルマーク)
 


 熊本の豊かな自然とそこで育てられる安全・安心な農産品は、わたしたちの大切な財産です。そんな熊本の農業ならではの個性と魅力を再発見し、生産者と消費者が一緒になって「くまもとの新しい農業の形」をつくっていきたいと思います。

 農業は、わたしたちにとって身近な食にかかわるものですが、県でもいろいろな取り組みが進められていることが分かりました。今日はどうもありがとうございました。

「元気人気くまもと農業運動」については、県ホームページの今月(5月)の特集に掲載しています。
http://www.pref.kumamoto.jp/monthly/2005/05m.asp

「くまもとの農業」についてはこちら
http://www.pref.kumamoto.jp/industry/nousei/top-2/newpage20.htm

「熊本県地産地消サイト」についてはこちら
http://cyber.pref.kumamoto.jp/chisan/

(問)農政課
TEL 096-383-1111 内線(5322)
FAX 096-383-3270
URL http://www.pref.kumamoto.jp/construction/section/indx.asp?sec_code=48&sec_seq=1
メール nousei@pref.kumamoto.lg.jp