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第80号「県庁って、なんばしよっと課な?」

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県庁って、なんばしよっと課な?
熊本県庁各課の業務内容などについて紹介するコーナーです。
現在取り組んでいる事業や課題などについて担当課長にインタビューしたものを、隔週でご紹介します。


環境と人に優しい県産木材の利用を
今回は、林業振興課 木材流通対策室 井手澄男室長にお話を聞きました。

 まず、木材流通対策室の業務内容について、教えてください。

 本室の業務の目的は、ひとことで言うと、県産木材の需要拡大を図ることにより、県内の森林を整備し、熊本の山を良い状態に保つことです。皆さんもご存知のとおり、樹木は大気中の二酸化炭素を吸収し、酸素を放出します。このことは、地球温暖化の防止にも役立つことです。しかし、樹木は成熟し老齢になるにつれ、二酸化炭素を吸収し蓄える力は弱くなっていきます。若い樹木でなければ二酸化炭素をたくさん吸収しないんですね。成長した樹木を伐採し、これを木材として利用し、また新しく植樹するという林業の仕組みは地球環境の保全にとっても大切なのです。ですから、県民の方々に地域の木材を利用してもらう「地産地消」を進め、森林資源の循環利用を確立していく必要があります。そのためにさまざまな取り組みを行っています。


 具体的にはどのような取り組みをされるのですか

 大きく3つの柱があります。まず、木材の優れた特性をイベントやパンフレットなどを通してアピールし、地域の木材を利用する「地産地消」を推進して、「もっと木とふれあってもらう」ということ。2つ目は、乾燥材やJAS規格適合材など、品質のよい木材を、必要なときに必要な量提供できる「木材流通の体制を整備する」ということ。そして、公共施設への木材利用、木材の用途開拓の推進など、「木のさまざまな利用を進める」ことです。


木造の公共施設(五木村役場)
■木造の公共施設(五木村役場)


 最近、林業の低迷を耳にしますが、実状はいかがですか?

 全国的に国産材の消費量は減少しています。生活様式の変化に伴い、身の回りの木材は、コンクリートや金属、プラスチックなどに代わってきました。木材が多く利用されてきた住宅も、消費者のニーズが多様化し、在来の木造軸組の住宅に加え、鉄骨やコンクリートを使用した住宅などの普及、洋風化による和室数の減少、柱を見せない大壁の増加などにより無垢(むく)の木材を目にする住宅は減少しています。このようなことから、県産木材の使用量が減少し、消費者が木材を身近なものとして感じる機会が少なくなっているのです。

 また木材の流通の仕組みが非常に複雑で、木材の性能や産地、価格が消費者にわかりにくく、木材離れが起こったとも考えられます。要因はさまざまですが、より消費者のニーズに応える製品の開発、販路開拓など、木材関係業界の体質改善が必要な時期でもあります。


 先ほどお話しが出ましたが、地球温暖化防止など、森林が環境に及ぼす効果が見直されているようですね。

学校への木製机・いすの導入
学校への木製机・いすの導入


 森林は、大気中の二酸化炭素を吸収し酸素を放出して、地球温暖化を防止する機能はもちろんのこと、地下水を育み、土砂崩れの防止や洪水の調節をするという大事な役割もあります。

 また、シックハウス症候群など住宅の健康問題への関心が高まるなか、湿度を調整したり有害な化学物質を放出しない木の良さが注目されています。木材が環境にも、人にも「やさしい」点をうまくアピールしていきたいと思っています。


 県産木材を使うことで、住宅を建てられた方に現実的なメリットなどはあるのですか?

 柱や梁などに県産木材を70%以上使い、さらに住宅をバリアフリーか省エネタイプの基準を満たすようにすると、住宅金融公庫からの借入金残高の約0.5%を、3年間利子補給金として受けることができる「熊本県優良木造住宅利子補給制度」があります。この制度については、県庁の住宅課という部署が担当していますので、詳しくお知りになりたい方はそちらへお尋ねいただければと思います。

「熊本県優良木造住宅利子補給制度」については
(問) 熊本県住宅課
TEL 096−383−1111(内線6246)
FAX 096−384−5472
Eメール juutaku@pref.kumamoto.jp


 住宅の建築や家具の購入など私たちの身の回りから県産木材の利用を進めたいですね。
 今日はありがとうございました。



(問)熊本県林業振興課 木材流通対策室
   TEL 096−383−1111(内線5641)
   FAX 096−384−5472
   Eメール ringyoushinkou@pref.kumamoto.jp






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