●今回は森林整備課の池田直弥課長にお話を伺いました。
森林整備課は、どういう仕事をされているのですか? 国が管理する国有林を除いた、個人や市町村・県が所有・管理する「民有林」での植栽や間伐といった森林の整備に関するさまざまな事業を行っています。
また、県民共有の財産である森林を守り、未来に引き継ぐため、県民の皆さんが森林に触れ、森林への理解を深めてもらう「県民参加の森林づくり」に関する事業も行っています。
そして、今年の4月に導入した「水とみどりの森づくり税」を活用して、さまざまな取り組みを新たに進めていくことにしています。
「水とみどりの森づくり税」を活用して、どのような取り組みを進めるのですか?

地域住民による森づくり活動 |
大きく二つの取り組みを行います。一つは、森林の元気を回復するための取り組みです。間伐されなかったり、伐採後植林されず放置されたりするなど、手入れがされていない森林が増え、土砂災害の防止や地下水のかん養など森林の持つ公益的機能の低下が心配されています。そこで、所有者による管理が進まない森林に対して、県が所有者と協定を結び、直接間伐や植林を行い、森林の公益的機能を守り高めていきます。また、川の上流・下流の地域や住民が連携して行う森林整備への支援なども行います。

森林環境学習 |
もう一つは、森林を社会全体で守り育てるための活動に対する支援や情報提供に向けた取り組みです。具体的には、身近に森林に触れられる里山林の整備活用の支援、子どもたちの森林環境学習の場となる学校林の整備や学習活動の支援、県内で活動する森林ボランティア・グループ同士の情報交換などネットワークづくり、高校生・大学生などへの森づくり体験の機会の提供、森林や林業の役割を学ぶ拠点としての熊本市にある立田山の整備などの取り組みを進めています。
現在それぞれの取り組みについては、熊本県ホームページなどで参加団体を募集しています。
わたしたちが気軽に森林に親しめる取り組みを教えてください。

自然観察教室 |
森林に触れ、理解を深めてもらうため、毎月第3日曜日(1月を除く)に県内各地を巡回して「自然観察教室」を行っています。森林について幅広い知識や経験を持つ熊本県森林インストラクターの指導により、各会場の個性ある自然や樹木の観察、トレッキング、森林の素材を活用した環境学習やレクリエーションなどを行っています。
今後の開催予定は、9月18日(日)に球磨郡あさぎり町のビハ公園、10月16日(日)に阿蘇郡南小国町のすずめ地獄、11月20日(日)は菊池郡大津町弥護山(やごやま)自然公園となっています。どなたでも参加できますが、定員がありますので、まずはお問い合わせください。
ところで、「全国育樹祭」が、平成19年に開催されるそうですね。

「全国育樹祭」のポスター |
そうです。「全国育樹祭」は、森や緑を大切にする心をはぐくむため、全国各地で順次開催されていますが、31回目となる育樹祭が、平成19年秋に、阿蘇市にある「阿蘇みんなの森」で開催されることになりました。昭和60年にここで開催された全国植樹祭で、昭和天皇がお手植えされたスギを、皇太子同妃両殿下がお手入れされる予定になっています。現在、この全国育樹祭の大会テーマ(標語)とシンボルマークとポスター原画を募集しています。多くの皆さんからのご応募をお待ちしております。
これを機会に、森林を育てることの大切さについて、広く県民の皆さんに知っていただければと考えています。
森林を守るために、さまざまな取り組みが行われているのですね。森林は、わたしたちみんなの財産。2年後の全国育樹祭を楽しみに、一人一人が森林を大切にする気持ちを育てていきたいですね。今日はどうもありがとうございました。
「水とみどりの森づくり税活用事業への参加団体募集」についてはこちら
http://www.pref.kumamoto.jp/asp/mag_news.asp?i_news_no=7421
第31回全国育樹祭「大会テーマ」「シンボルマーク」「ポスター原画」募集についてはこちら
http://www.pref.kumamoto.jp/asp/mag_news.asp?i_news_no=7240
「自然観察教室」についてはこちら
http://www.pref.kumamoto.jp/asp/mag_news.asp?i_news_no=6971
|