●今回は、新産業振興課の平野譲二課長にお話を伺いました。
新産業振興課は、どういう仕事をしているのですか?
「半導体」「ナノテクノロジー」「ライフサイエンス」などの先端技術を活用した新しい産業の振興に取り組んでいます。それぞれの分野で開発された技術の中から、新しい産業に応用できるものを見つけ、これをビジネスにつなげていこうというものです。
※ナノテクノロジー:10億分の1メートルという極細な単位を扱う技術。
※ライフサイエンス:生物学を中心に生命現象を総合的に研究しようとする学問。生命科学。
もう少し具体的に教えてください。
ナノテクノロジーを例にとって説明しましょう。ナノテクノロジーと言ったときの「ナノ」は長さを表す「ナノメートル」の略で、1メートルの10億分の1の長さが1ナノメートル。「ナノテクノロジー」とは、そういう小さな世界をコントロールし、その性質を利用して、新たな物質などをつくり出す技術のことです。
新産業というのは、そういう事業の基になる種を見つけて新たな事業を展開していくわけです。でも、製品ができたからといって必ずしも売れるわけではありません。いいものだから売れるとは限りません。販売のやり方もありますから。それを売れるようにしていこうと、私たちは行政の立場からあらゆるサポートをしているんです。
半導体というと、最近『セミコンダクタ・フォレスト構想』という言葉を聞くんですが?
熊本県の平成14年の製造品出荷額等は約2兆4千億円ですが、そのうちの約4千4百億円が半導体関連です。全国平均と比較して6倍ほどの半導体関連産業が集中して立地しています。そしてこの分野はまだまだ成長が見込めます。
「セミコンダクタ・フォレスト構想」というのは、2010年(平成22年)までに半導体関連の製造品出荷額を1兆円にすることを目指し、半導体関連産業が熊本の豊かな自然の中で森のように生い茂っていく様子をイメージして、命名したものです。「半導体の森」を中心にさまざまな「テクノの森」がこれから一層成長するよう、今後も取り組んでいく考えです。
その中の「セミコンフォレスト推進会議」というのはどういう役割を果たすのですか?
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| セミコンフォレスト推進会議 |
誘致企業・地元企業をつなぐ橋渡しの場をつくるということと、行政もしくは大学との間に立って情報のやりとりを仲介する役割を担うと考えています。つまりビジネスチャンスの拡大を推進する機関ということです。今までこのような場はありませんでした。
産・学・官で、課題提案に対する方策の検討を行ったり、県内の各種関連事業の組織の連携・協力をコーディネートしたりする、そういう会議にしていきたいと思っています。
また、構想推進の最高意思決定機関として、知事を本部長とする「セミコンフォレスト本部」を設置しており、「推進会議」と「本部」の連携を密にして、構想の推進を積極的に図っています。
今後成長が見込める環境産業や福祉産業の振興にも力を入れていると聞いていますが。
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| 昨年度の「環境&福祉ビジネスフェア」 |
昨年度からスタートした『環境&福祉ビジネスフェア』の2回目を、来年2月4日(金)から6日(日)に、グランメッセ熊本(上益城郡益城町)で開催します。環境・福祉産業の振興のために、多くの方に環境・福祉に対する認識を深めてもらうとともに、企業・研究機関の連携および商談の成立を目的としています。前回開催して一番良かったのは、出展された方の満足度が高かったことです。商談も多かったと聞いておりますし。今回も活発な企業活動が行われることを願っています。
「ユニバーサルデザインファッションショー」や「環境&福祉モーターショー」も開催しますので、多くの方のご来場・参加をお待ちしています。
熊本は全国的にも有数の半導体生産の拠点の一つ。今後は世界的な「テクノの森」目指して、ますます力を入れていくということです。今日はありがとうございました。 |