●今回は、障害者支援総室の黒田幸一総室長にお話を伺いました。
障害者支援総室は今年の4月に新設されたそうですが、どのような仕事をされているのですか?
多様化・複雑化する県民ニーズに対応するために、これまであった「身体障害福祉課」「知的障害福祉課」「精神保健福祉課」の3つの課を統合し、設置されました。
仕事の内容は、障害のある方への相談・支援や社会参加の促進、障害者施設の整備・運営指導、障害者への理解を深めてもらうための啓発などです。また、障害の有無に関係なく、「ともに生きる」社会を実現するために、「くまもと障害者プラン」(平成15年度策定)に基づき、さまざまな取り組みを進めています。
いつも心掛けていることは、『ユニバーサルデザインとパートナーシップを念頭におき、県民の皆さんの視点に立って考えること』です。その一つとして、4月から障害者手帳をユニバーサルデザインに配慮し、使いやすく分かりやすくなるように改訂しました。
障害者手帳の改訂とは具体的にどのようなことなのですか?
これまでの障害者手帳は身体障害、知的障害、精神障害の障害ごとにカバーの色や表記がそれぞれ異なっていたため、手帳を見て障害の種類がすぐに分かってしまうという問題がありました。そこで、県民の皆さんからさまざまなご意見をいただきながら検討を重ねた結果、4月からカバーの色を青色に統一し、文字を大きくし、ユニバーサルデザインに配慮した障害者手帳に変更しました。また、カバーにひもを通す穴を設け、携帯しやすくしています。4月以降の新規交付や等級変更、更新、再判定、再交付から新しい手帳を交付します。既に手帳を持っていらっしゃる方で、カバーのみの交換を希望される場合にはすぐに交換ができます。
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| これまでの障害者手帳 |
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4月から新しくなった障害者手帳
(画像をクリックすると「身体障害者手帳」を拡大して表示します) |
ほかにもさまざまな取り組みをされていると思いますが、障害のある方への理解を深めてもらうために、どのような取り組みをされていますか?
障害のある方が自分らしく健やかに暮らせる社会にするためには、県民の皆さんの理解が重要なことであると考えています。このため、例えばパネルディスカッションや障害者芸術展などを行う「くまもとハートウィーク」というイベントを開催したり、熊本県障害保健福祉のホームページやリーフレットなどによる広報活動を進めたりしています。
以前と比べれば、偏見や差別もだいぶ少なくなってきていると思います。障害のある方にとっては、社会に出て多くの人とかかわることがプラスになりますし、地域で生活したいという方もたくさんいらっしゃいます。その方たちが望んでいるのが、地域の方の理解が欲しいということなんです。障害のある方が困っているときに、近くにいる人がパッと自然に手を差し伸べることができるような社会、そうなるための手伝いをすることが、わたしたちの役目だと思っています。
障害のある方とのふれあいを通して理解していくことが大事ということですね。
県民の皆さん、NPO(民間非営利団体)やボランティアの方など多くの皆さんと行政がパートナーシップを組んで、みんなで支え合うというスタンスが大事だと思います。障害の有無に関係なく「ともに生きる」社会をみんなでつくっていきましょう。
今日はどうもありがとうございました。
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