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県庁って、なんばしよっと課な?
熊本県庁各課の業務内容などについて紹介するコーナーです。
現在取り組んでいる事業や課題などについて担当課長にインタビューしたものを、隔週でご紹介します。
子どもを生み育てやすい環境づくりを進めます。

●今回は、少子化対策推進課の矢田貝泰之課長にお話を伺いました。

 少子化が進む中、県では少子化対策のための新しい計画を策定されたそうですが?

熊本県次世代育成支援行動計画のパンフレット

「熊本県次世代育成支援行動計画」のパンフレット(画像をクリックすると計画の内容をご覧いただけます)

 3月に「熊本県次世代育成支援行動計画」(通称『くまもと子育ち・子育て応援大作戦』)を策定しました。この計画の目標は二つあります。
 一つ目の目標は、子どもたちを安心して生み育てることができる地域社会を実現することです。計画を策定するに当たり、県内の子どものいる保護者5,000人を対象にアンケートを行いました。その中で「理想の子どもの数は?」という質問の答えが平均2.89人だったのに対し、実際に持てる子どもの数は平均2.46人でした。理想と現実の子どもの数に差がある理由としては、経済的な負担や仕事とのかかわり、子育てに関する心理的・肉体的な負担などが挙げられます。この差を縮めていくための取り組みが必要だと考えています。
 二つ目の目標は、子どもが健やかに育ち、自立する心をはぐくむことができるような地域社会を実現することです。少子化対策というと、どうしても子育て支援に注目してしまいがちですが、子どもが健やかに育つ環境づくりも、とても重要なことだと考えています。
 熊本県では、「子育てするなら熊本で」といわれる子育て先進県を目指しています。


 どうして今、このような計画が必要なのでしょうか?

 このまま少子化が進むと、2030年の熊本県の人口は、現在の約185万人から約167万人に減少し、65歳以上の高齢者の数は約53万人であるのに対して、15歳未満の人口は約21万人になると予想されています。少子高齢化が進むと、年金などの社会保障を支える人が少なくなるなど、経済的・社会的にさまざまな影響が出てきます。また、子ども同士の交流が減り、子どもの社会性がはぐくまれにくくなるなど、子ども自身の健やかな成長への影響も心配されます。
 そこで、少子化の流れを変え、子どもを生み育てやすい環境づくりに、地域ぐるみ、社会ぐるみで取り組んでいく必要があります。この計画は、そのための具体的な行動計画なのです。


 この計画の特徴は何ですか?

赤ちゃんとお母さんのきずなを深める「タッチケア研修会」
赤ちゃんとお母さんのきずなを深める「タッチケア研修会」
 この計画は、「次世代育成支援対策推進法」という法律に基づいて、すべての自治体で策定していますが、熊本県独自の取り組みも盛り込んでいます。
 例えば、妊娠から出産、子育てまでを通して支援する体制をとっています。今までの子育て支援は、保育の充実や子どもの発達への支援などを中心に行っていましたが、加えて母親の出産後の精神的なケアなどを行うことが、その後の子どもの健全な育成にもつながると考えています。


 母親への精神的なケアについて具体的に教えてください。

 産前・産後の時期というのは、親子の愛情を深めるのに大事な時期なのですが、子どもが生まれた後、10人に1人の母親が「産後うつ病」を経験するといわれています。しかし、産後うつ病については、あまり知られていないため、妊娠中に行う母親(両親)学級などを通して、産後うつ病について知ってもらうよう努めています。
 また、産後の1カ月健診で産婦人科などの病院を訪れた母親にアンケートに答えてもらい、母親の状態を把握するようにしています。もし、医師が母親への支援が必要と判断した場合、保健師などが家庭訪問や電話相談を受けながら、母親を手助けしていく取り組みを始めています。


 ところで、子育てについて楽しく考える機会があればいいですね。

 熊本県では、子育てをテーマにしたさまざまなイベントを開催しています。年に4回開催している「くまもと子育てトーク」では、毎回講師を招き、講演会と分科会を行っています。昨年は、育児漫画家の高野優(たかのゆう)さんや、作家の鈴木光司(すずきこうじ)さんを講師に迎え、講演会を行いました。分科会にも力を入れていて、そこでは、お父さんとお母さんが輪になっていろいろな意見を交換してもらいました。最後には、皆さんがメールアドレスを交換して終わるような子育て中の親同士のコミュニケーションの場にもなっています。男性を対象としたテーマも取り上げていますので、ぜひ夫婦でお越しください。
 次回は、5月28日(土)に菊池郡大津町の大津町中央公民館で開催予定です。託児所もありますので、小さなお子さん連れでも安心しておいでください。
 ※詳しくは、県のホームページをご覧ください。
  こちらをクリックすると「くまもと子育てトーク」の内容をご覧いただけます。
  http://www.pref.kumamoto.jp/asp/mag_news.asp?i_news_no=6915

 母親にとって、妊娠中や出産後の精神的なケアは、本当に必要なことだと思います。母親を支援するために、熊本県独自の取り組みが進められているのですね。

「くまもと次世代育成支援のページ」についてはこちら
http://www.pref.kumamoto.jp/child/ikusei/
「子育て支援情報」についてはこちら
http://www.pref.kumamoto.jp/child/support/index.html
「くまもと子育てサークルサイト」についてはこちら
http://portal.kumamoto-net.ne.jp/kosodate-circle/content/default.asp

(問)少子化対策推進課
TEL 096─383─1111(内線7203)
FAX 096─383─1427
URL:http://www.pref.kumamoto.jp/construction/section/indx.asp?sec_code=136&sec_seq=9
メール:shoshikataisaku@pref.kumamoto.lg.jp