体育保健課は、どんな業務をされているのですか?
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体育保健課では、関連機関などと連携をして、スポーツ施設に関する運営管理や、生涯スポーツ・競技スポーツの振興に関すること、学校体育・学校保健・学校安全・学校給食に関することなど、県民すべての健康な体と心を育てるための業務を行っています。
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幅広い業務の中で、食教育に関する新しい事業を始められたと聞きましたが、どのような取り組みをされているのですか?
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平成15年度から、「食育推進事業」を実施しています。
食に起因する健康課題は、年々増大しています。全国的な傾向として高血圧症や糖尿病などの生活習慣病が増加している上、低年齢化も進んでいる状況です。そのほか、児童生徒においても、朝食を食べない・痩身願望(やせたいという願い)、孤食(一人で食べる)が増加しているといわれています。
本県の調査では、肥満傾向の児童生徒の割合が全国の平均値を上回る状況(平成14年度学校保健統計調査による)にあることが分かっています。また、一方では「朝食を必ず食べる」児童生徒が、平成11年度までは小・中・高等学校とも減少傾向にありましたが、平成15年10月の調査では、「朝食を必ず食べる」児童生徒が、平成11年の調査と比較して小・中学校ともに増加していて、大変うれしく思っているところです。
児童生徒の実態を把握し、実情に応じた食教育を推進することは、望ましい食習慣を身に付け、生涯にわたり自らの健康を保持していく力(自己管理能力)を身に付けるうえで、大変重要なことです。
今後、食教育はますます重要になると考えていますし、学校での食教育の果たす役割の大きさを感じているところです。
食教育が一層充実するためには、学校の取り組みはもちろんのこと、家庭や地域と連携した取り組みが重要ではないかと考え、平成15年度に新たに「食育推進事業」を創設しました。この事業は「体験活動研究推進校」として県北・県南・県央の各1校(小・中学校)計3校を指定して、それぞれの学校、地域の実情に合った取り組みを行うものです。1年間ではありましたが、実に素晴らしい取り組みを行っていただきました。
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「食育推進事業」の一環、「学校農園」 |
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「体験活動研究推進校」ではどんな活動をしているのですか?
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まず、事業の目的は、学校農園や休耕田などを利用し、学校、家庭・地域の連携・協力による体験的な学習を通して、郷土を理解し、郷土に誇りを持てる児童生徒を育成するとともに、命ある食材の大切さを学び、望ましい食習慣の形成を目指すものです。
平成15年度は、県北の鹿本(かもと)郡鹿北(かほく)町立岩野小学校、県南の葦北(あしきた)郡津奈木(つなぎ)町立津奈木小学校、県央の熊本市立飽田(あきた)東小学校の3校を指定しました。岩野小学校は、鹿北町で栽培・収穫された農産物を、ほぼ毎日学校給食に活用するなど、いわゆる「地産地消」の取り組みが特徴です
。また、津奈木小学校では、栽培・収穫した大豆をみそや納豆に加工する体験活動が特徴です。そして飽田東小学校では、学校行事の一つ「東っこ祭り」で、栽培・収穫したもち米やつきあげたもちを地域の方や保護者に販売し、その収益金をユニセフ(国連児童基金)に募金するなど、いずれの学校も地域の実情に応じた特色ある体験活動を通して、児童生徒の望ましい食習慣の形成に向けた取り組みが実践されてきました。
この3校の共通点は、家庭や地域から協力を得て、コミュニケーションの活性化を図り、栽培・収穫・調理などの体験活動を充実させています。さらに専門的な知識を持った学校栄養職員が授業を行ったりしながら、一層充実した取り組みを図っていることです。
その取り組みを通して、子どもたちと地域の方々がお互いに身近な存在となり、気持ちのこもったあいさつができるようになったり、感謝の気持ちが育ってきたりなど、豊かな人間性の醸成が図られてきたということを推進校から聞いていまして、実に素晴らしい実践をしていただいたと感謝の気持ちで一杯です。また、さまざまな体験活動を通して、児童生徒の食事の好き嫌いがなくなったり、学校給食が残ることが少なくなるなどの報告も聞いています。
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| ■学校農園で採れた野菜 |
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食教育は、子どもたちの健やかな成長にはなくてはならないものなのですね。この食教育では、家庭・学校・地域とのかかわりが非常に大切になっているようですが、その重要性についてお聞かせください。
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望ましい食習慣の形成は、学校給食が6分の1、あとの6分の5は家庭で食することから考えても、家庭の協力がなければできません。今後は、学校が、子どもたちの食生活について、家庭に助言や働き掛けを行うことを含め、学校・家庭・地域社会が連携して、次世代を担う子どもたちの食教育に当たっていくことが必要と思われます。学校と家庭・地域との連携・協力は、教育効果を倍増させるとともに、地域の教育力を高め、心身共に健康な子どもたちが育っていくと考えています。
今後も、研究の成果や課題などを広く活用し、食教育の一層の充実を図っていきたいと思います。
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| 本日はありがとうございました。 |