くまもと復興レポ MINNA-GENKI
♯12 SAKURA MACHI Kumamoto

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創造的復興を目指すくまもと復興レポ「MINNA-GENKI」の第12回は、昨年開業した「サクラマチ クマモト」をご紹介します。熊本の新しい顔として、そして復興の象徴として華々しく登場したこの施設は、大型商業施設の域を超える大きな役割を担っています。

昨年2019年9月14日のグランドオープンから、間もなく半年を迎える「サクラマチ クマモト」を訪れました。場所は熊本市街地、熊本城へも徒歩圏内にある便利な立地です。

熊本交通センター・県民百貨店跡地を含む桜町地区の市街地再開発事業としてつくられたこの施設。30,000平方メートルを超える広い敷地には、商業施設「サクラマチ クマモト」に加えてバスターミナル・ホール・ホテル・住宅・バンケット・シネマコンプレックスが入っています。熊本市街地の新しい顔として、オープン以来、県内外の多くの人を迎え入れています。

Interview

和田 直人さん写真

SAKURA MACHI Kumamoto・広報マネージャー
和田 直人さん

 

「サクラマチ クマモト」グランドオープン時には、初日だけで延べ25万人もの方が来館してくださいました。当初の予想は、希望的観測も込めて10万人。しかし、それをはるかに上回る来館者数に感激すると共に、皆さんの期待の大きさを感じて背筋が伸びる思いでした。その後、オープン10日間で100万人の来館者数を達成しました。

「サクラマチ クマモト」は、地上5階・地下1階の建物に飲食店やアパレル・雑貨など149店舗のテナントが入っています。熊本初、九州初出店のお店が多く入り、熊本でおなじみのお店や、熊本交通センター・県民百貨店に入っていた店舗の出店もあります。特に飲食店の充実度は、大きな特徴ではないかと思います。

地下1階 飲食店フロア

3階 ダイニングフロア

また、アパレルをはじめ、さまざまな雑貨やインテリア、さらにスポーツジムやシネコンまで、テナントのバリエーションが豊かな点も魅力です。若い方からご家族連れ、ご年配の方まで、幅広い方に楽しんでいただけていると思います。

4階 カフェバーとジム、シネコンがそろう

さらに、毎日約4,300便のバスが発着する「熊本桜町バスターミナル」が併設されています。実はバスターミナルとしては、日本最大級。市内・県内から九州・全国各地への交通の要所としての存在感をさらに高めています。

ほかにも、九州最大級となる3,000人収容のホールを持つ「熊本城ホール」やホテルも併設。買い物ができる場所にとどまらず、いろんな目的を持つ人が集まり、通過する「複合施設」としての役割を担っています。

復興POINTいろんなモノ・コト・人を
つなげる“ハブ”として
熊本の復興と発展を後押し

「サクラマチ クマモト」には、熊本を盛り上げてくれるスポットも多くあります。2階のインフォメーションコーナー横にあるのが、「くまモンビレッジ」です。

ショップ・カフェ・展示コーナーに分かれ、「タカラモノを見つけよう!」がテーマ。くまモングッズや熊本の魅力的なお土産品などの「タカラモノ」と出合うことができます。

カフェコーナーでは、くまモンがのんびり休憩中の様子…。

県産の食材を使ったカレーやバーガー、スイーツ、ドリンクがそろい、すべてがくまモンをイメージしたメニュー! SNS映えもバッチリです。

くまモンカラーの竹炭ソフトクリーム(左)と、県産果物のスカッシュ

ステージには、毎週火・木・日曜の17:30~18:00(15:00〜入場整理券配布・観覧無料)にくまモンが出動! くまモンと出会えるスポットとして、地元の人から観光客まで多くの人が集まってきます。(新型コロナウイルス感染症の感染防止のため、現在くまモンの出動は休止中。再開時期は未定です)

地下1階には、くまモンと相席しながら、県産の焼酎・日本酒を楽しめる「くまBAR」もあります。

また、5階から屋外デッキに出ると、熊本市街地を見守るように立つ、巨大なくまモンとも出会えます。1時間ごとに、外に向かって手を振るので、そのタイミングを狙って見に行きたいですね!

ぜひ注目していただきたいのが、「サクラマチ クマモト」には、いろんな人にとっての “居場所”が多い点です。例えば、各フロアのデッキ部分、ストリートビューテラスには、ゆっくり休憩できるイス・テーブルやベンチを多く設けています。

気候がいい時にはコーヒー片手に休憩してもいいし、館内で購入した食べ物を持ってきてランチをするのも気持ちよさそう!街中で、ここまで緑に包まれて休憩できる場所は、とても貴重です。

屋上フロアには美しいガーデンと泉が整えられています。街の中心地とは思えない広さと開放感!四季折々の花や緑を楽しめるよう、ガーデンの植栽にもこだわっているそうです。雑木や花々に加えて、ハーブやオリーブ、イチジク、ブルーベリーなど食べられる植物、さらにビックリグミ、セイヨウニンジンボクなど珍しい植物も植えられています。いろんな植物を見つけながら散策するのも楽しいですね。

「サクラマチ クマモト」の象徴となる桜の木も、早咲きから遅咲きまで8品種・160本を植えています。長ければ2月上旬~5月上旬まで、つまり1年の四分の一に近い期間、桜の花を楽しめるんですよ!

取材時(3月上旬)にはすでに、最も早咲きの「カワヅサクラ」が咲いていました。新しい定番お花見スポットになりそうですね。

復興中の天守閣を望むことができます。

子どもが遊べるスペースもあり、まさに空中公園!

地下のフードコートにも注目いただきたいです。約500席があるのですが、ファミリー向けのゆったりした席から、お仕事中などに立ち寄る方向けのカウンターまで、いろんな形の椅子やテーブルがあるのがわかると思います。これも、いろんな方が自分に一番居心地良い“居場所”として使っていただきたいと思っての工夫です。

「サクラマチ クマモト」には、お買い物に来る方、お食事に来る方、バスでの通勤通学の途中で訪れる方、熊本城ホールでのコンサートや会議に来た方、そして県外や海外から観光に来た方と、お客さまは本当に多種多様な目的でいらっしゃいます。

そんな環境にある施設ですので、商業施設であるとともに、いろんな人や情報が行き交う「中継点=ハブ」としての役割を果たしていきたいと思っています。必ずしも「サクラマチ クマモト」に来ることが目的でなくても構いません。ここを拠点に市街地へ買い物に行ったり、熊本城に観光に行ったり、市内・県内の各地へ出発したり、いろんな行動の「きっかけ」になる場所となれば、ひいては街全体や熊本の活性化にも貢献できると思っています。

だからこそ、当施設自体に「立ち寄りたい」魅力を常に持たせたいと思っています。屋外のガーデンの花や緑にこだわり、自分のペースで休憩や利用ができる居場所を多く設けているのも、その一環です。

人の心を豊かにできるような場をつくって、「出掛けたい、出会いたい」と前向きな心を盛り上げ、ワクワク動きたくなる場所として、「サクラマチ クマモト」がありつづけられれば、それが一番の理想です。

現在、「サクラマチ クマモト」前の「シンボルプロムナード」も整備中です。この広場が完成すると、相乗効果でさらなるにぎわいが沸き起こるはずです。城下町が人と情報の「ハブ」として活性化することで、熊本全体にもにぎわいが波及していくかもしれません!

Data

SAKURA MACHI Kumamoto

  • 熊本県熊本市中央区桜町3-10
  • 電話番号:096-354-1111


Official Website

Check!

天守閣や石垣を、もっと近くから観覧できる「熊本城特別公開 第二弾」
2020年4月29日(水・祝)からスタート!

城内に特別見学通路が完成。これまでとは違う視点から、熊本城の被災状況や復旧工事の様子を間近で見ることができるようになります。さらに、これまでは日曜・祝日のみの公開でしたが、平日・土曜も観覧ができるようになります。地震を乗り越え、力強く復旧していく姿を、しっかりと記憶に収めることができる機会です。

Data

熊本城

  • 熊本県熊本市中央区本丸1-1
  • 問い合わせ:熊本城総合事務所
  • 電話番号:096-352-5900


熊本城 特別公開第2弾

※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、特別公開第1弾は休止中(再開時期は未定)。第2弾についても、状況によって延期や中止の可能性があります。ご確認の上お出掛けください。

  • 入園料

    高校生以上 500円、小・中学生 200円、未就学児 無料
    (熊本市内に在学する小中学生や、城主手形をお持ちの方など入園料が免除となる場合があります。)
  • 共通入園券

    • 2館共通券(熊本城・わくわく座)
      高校生以上 600円、小・中学生 200円
    • 3館共通券(熊本城・わくわく座・熊本博物館)
      高校生以上 900円、小・中学生 300円
  • 公開日(※)

    2020年4月29日(水・祝)~
  • 公開時間(※)

    9:00~17:00(入園は16:30まで)

※詳しくはOffical Webサイトをご覧ください。

熊本城 特別公開
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