くまモンの熊本弁のたび
#04 コアミックスまんがラボ
[熊本市]

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知られざるくまもとの魅力を探して、県内各地をくまモンがぶらり旅。今回は、熊本の新しい漫画拠点として昨年10月にオープンした「コアミックスまんがラボ」に潜入だモン★

電車やバスでアクセスしやすい熊本市中心部にある、デパート「鶴屋百貨店WING館」の7階に平成30年(2018年)10月、「コアミックスまんがラボ」がオープンしました。ここは漫画の編集・出版会社「コアミックス」の熊本出張編集部。九州で漫画家になりたい人を全力でサポートし、漫画家デビューへと導いてくれる施設です。

Profile

コアミックス

「コアミックス」の代表を務める堀江信彦氏は熊本出身で、集英社で「週刊少年ジャンプ」の5代目編集長。平成12年(2000年)に漫画家の原哲夫氏、北条司氏、次原隆二氏、声優の神谷明氏、「月刊少年ジャンプ」編集長を務めた根岸忠氏らとともに漫画の編集・漫画雑誌の出版を目的とした「コアミックス」を設立しました。
平成13年(2001年)に「週刊コミックバンチ」を創刊し、原哲夫氏の「北斗の拳」の過去を描いた「蒼天の拳」、北条司氏の「エンジェル・ハート」の連載をスタート。数々の漫画がテレビドラマ化されました。平成22年(2010年)に創刊した「月刊コミックゼノン」でも数々の作品を担当。平成30年(2018年)10月に、「コアミックス熊本」を設立し、九州・熊本の才能あふれるクリエーターを発掘して育成、漫画家デビューまでをサポートする「コアミックスまんがラボ」をオープンしました。

熊本出身・堀江信彦さんについてはこちら

社長インタビュー(コアミックス公式サイト)

「コアミックスまんがラボ」の中には、漫画の原画や原画の複製が展示されていたり、ラボを訪れた漫画家のサインがドアに描かれていたり、等身大の「ケンシロウ」がいたりと、漫画好きにはたまらない空間が広がっています。

出迎えてくれたのは、このラボの責任者、持田修一さん。「週刊コミックバンチ」の4代目編集長を務め、「義風堂々!!」シリーズ、「蒼天の拳」など数々の漫画を世に送り出してきました。また、漫画業界を盛り上げるべく、新人漫画家の発掘・育成、そして漫画編集者の育成に情熱を注いでいる敏腕編集者です。

ここは、東京にある漫画出版社である「コアミックス」の出張編集部です。熊本や九州全域にいる漫画家を目指す人をサポートするプラットフォームとして昨年10月にオープンしました。

漫画家を志望する人たちは、これまで東京の編集部に作品を持ち込んで見てもらったり、漫画に関するイベントに参加するために東京に行かなければなりませんでした。しかし九州から東京まで、頻繁に行くことはできない。首都圏の小中学生は、自分の作品を持ち込むため編集部を訪れることができますが、九州に住んでいる小中学生が同じように編集部を訪れることは難しいと思います。
そこで、九州の真ん中にある熊本にこの出張編集部を立ち上げ、東京に行かずとも、編集部と近い関係でやり取りができ、漫画に関する情報やイベントに触れることができる拠点にすることで、才能を秘めた若い原石を発掘し、漫画家デビューさせたいと思っています。

ここには、漫画を描くための基本画材から、デジタル制作に必要なソフトを導入したパソコン、紙に描くように直接画面に書き込める液晶ペンタブレットといった最新機材など、漫画活動に必要な環境をフルで整えています。登録すれば誰でも無料で使用することができますよ。

漫画家を目指す人だけでなく、漫画好きの人も大歓迎!たくさんの漫画とお菓子も用意してあります。漫画を読みに立ち寄ったり、漫画の画材や機材に実際に触れて体験するなど、遊びに行く感覚で気軽に利用してほしいと話す持田さん。

漫画家になりたいと思うきっかけは、小さい頃に描いた絵を誰かに「上手だね」と褒めてもらうことが多かったりするんです。ここで描いた絵を家に持ち帰り、それを褒めてもらうことが漫画家を目指すきっかけになるかもしれない。このラボを通して、漫画を読む楽しさ、描く楽しさを小さな頃から体感し、眠っている才能が開花してくれたらいいですね。

ラボでは、漫画家を志望する人や絵が上手になりたいという人たちが、最新のプロの機材や画材を使って思い思いの作品を仕上げていました。

漫画家を志し、度々ラボを利用しているという中学生。ラボを利用できてうれしいとにっこり。まだまだ構想が固まっていないので編集部への持ち込みはまだ。テーブルでネームを描いたり、液晶タブレットで人物を描いてみたりと楽しそう。

友だちに「液晶タブレットがあるよ!」と誘われ、初めてラボを訪れた中学生。日頃は美術部で絵を描いているのだそう。液晶タブレット初体験とは思えないほどにソフトと機材を使いこなし、すてきなイラストを描いていました。

ラボには、大きなモニターが2台あって、東京の編集部とリアルタイムでつながっています。まるでガラス窓1枚を隔てた隣の部屋が編集部のような感覚です。普段、関係者以外入ることができない編集部のリアルな日常を見ることができる!漫画家志望の人だけでなく、漫画編集に興味がある人にとって興味深い光景が映し出されています。ここへ行くと東京と熊本の距離が近く感じられます。

このリアルタイムモニターを使って、東京の編集部員と話をすることができます。東京に行かずとも作品の“持ち込み”ができ、プロの編集者からアドバイスをもらったり、相談したりすることができます。漫画は一人でも描けますが、face to faceによるプロの編集者のアドバイスを聞くことで、作品のグレードがグッとアップすることがあるんです。

「漫画家になりたいけど、どうやったらなれるの?」とか「今、このようなことで行き詰まっている」など、漫画にまつわる疑問や悩みを編集部員に話してください。何でも解決できます!

土・日曜は、東京から編集部員がラボに来ているので、原稿やネームを持ち込んでその場で意見やアドバイスをもらったり、相談することもできます。
気軽にラボを訪ねて編集部員と話をしてみてください。うちの編集部員はみんな、“いいところ”を見つけるのが得意なので、才能をグイグイと伸ばしてくれますよ!

九州・熊本には、たくさんの才能あふれるクリエーターが眠っていると思うんです。現に、今活躍している漫画家や漫画編集者には熊本出身者が多いんですよ。
何かを創造するとき、これまでに見てきたこと、感じてきたことが着想の原点になるのですが、自然に囲まれて自然の中で暮らしてきた人から生まれるものはスケールが大きく、とても魅力を感じます。熊本出身の尾田栄一郎先生の「ONE PIECE」の世界観も、雄大な阿蘇山や美しい天草の海といった自然豊かな熊本で過ごしてきた幼少期の体験から生まれているのではないかと思います。

「コアミックスまんがラボ」新設によって、漫画家になる夢を諦めていた子どもたちに希望を与える新しい漫画の拠点ができました。また、熊本大学に漫画を学べるコースが設置されるなど、熊本はますます漫画王国へ!

熊本県民は「わさもん」だから面白い!

熊本弁クイズ!

「わさもん」の
意味はどっち?

正しいと思う方を押そう!

大正解!
不正解…

続きはモン題に答えてから!

熊本県民は、喜怒哀楽の表現がストレートなところや、新しもの好きという“わさもん”気質がいい!独特の感性とスケール感から生まれる発想が面白く、ワクワクしちゃいます。

10月2日(水)から6日(日)まで、熊本地震からの復興支援を目的とした「熊本国際漫画祭」を開催します。世界中からたくさんの作品が集結する漫画の祭典です。その一環で、漫画家の原哲夫先生による加藤清正公のイラストがラベルに描かれた焼酎も新発売されています。熊本が漫画の力で盛り上がり、もっともっと漫画王国になることを期待します。

熊本国際漫画祭

Check

「第2回コアミックス九州まんが賞」作品募集中
グランプリ賞金100万円と連載デビュー権!
2019年11月20日(水)まで

「コアミックス九州まんが賞」は、「コアミックスまんがラボ」が開催する九州の才能を集めるための“九州地区限定”のまんが賞で、年2回開催。応募資格は九州地区在住(沖縄県含む)、または九州内の学校に在学中であること。第1回には、14歳から53歳まで幅広い層から71点(熊本県37、福岡県18、沖縄県9、鹿児島県4、長崎県2、大分県1)の応募があり、そのうち13作品が入賞を果たしました。

2019年7月13日(土)に熊本市内で授賞式が開催され、特別審査員の漫画家・北条司氏などから賞状が授与されました。受賞者一人一人には担当編集者が付き、これからプロデビューを目指すための創作活動がスタートします。

第1回の受賞作はこちら

第2回応募については「コアミックスまんがラボ」のHPをチェッくま★

第2回 コアミックス九州まんが賞

Data

コアミックスまんがラボ

  • 熊本県熊本市中央区手取本町5-7
    鶴屋百貨店WING館 7F
  • 電話番号:096-353-3300
  • 営業時間:13:00-19:00
  • 定休日:火曜
Official Website