くまモンの熊本弁のたび
#08 株式会社氷川のぎろっちょ
八代郡氷川町

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知られざるくまもとの魅力を探して、県内各地をくまモンがぶらり旅。今回は、平成30年2月に女子中学生5人が設立した「株式会社氷川のぎろっちょ」に行ってきたモン★

熊本市から車で南下すること約45分。自然豊かでイ草やもち米、吉野梨などの農産物で知られる、ここ氷川町には、まちづくりに取り組むための拠点「まちづくり情報銀行」があり、子どもから大人までさまざまな人々が、自分たちが住むまちの未来を描き生き生きと暮らしています。

そんな町に、平成30年2月に誕生したのが「株式会社氷川のぎろっちょ」。当時、中学1~3年生だった女子中学生5人が設立した株式会社です。
現在は、小学4年生から高校2年生までの男女20人が“社員”として活動しています。

はじめまして
「株式会社氷川のぎろっちょ」代表取締役社長
熊本高等専門学校2年の竹山 実李です。

同じく、「株式会社氷川のぎろっちょ」草刈り事業・広報部長
宇土市立鶴城中学3年の堀川 桃子です。

会社設立当時の写真

小学生のころから所属している熊本日日新聞宮原販売センター「子ども記者クラブ」の「まちの課題解決・探究コース」1期生の5人で、2018年2月に会社を設立しました。

まち歩きを通して、まちの課題を見つける中で、「耕作放棄地」に着目し、その解決に向け地元農家へヒアリング、直売所への市場調査、販売体験。
課題から解決策を模索する中で、責任を持って本気で解決してゆくため、クラウドファンディングで支援金を募集し、会社を設立することにしました。
会社設立にあたり、役場のレクチャーを受けたり、大学の研修会に参加したり・・・。
書類作成から手続きまで、ほぼ自分たちで行ったのでとても大変でしたが、目標150万円に対して115名の方々から161万3千円が集まりました!

集めた支援金の一部で自走式草刈り機を購入し、耕作放棄地6反の草を刈って、現在は、丹波の黒豆、エリアンサス、パッションフルーツ、アボガド、スダチなどの実験栽培を行っています。

ところで今日はちょっと特別な日なのです。
「子ども記者クラブ」小学3年生の秋入学式と、会社の社員である「まちの課題解決・探究コース」4期生の“営業会議(活動)”、熊本日日新聞社の取材対応の3つが重なっていて、大忙し!
いつもは熊本日日新聞宮原販売センターが私たちの活動の拠点なのですが、今日は近くの公民館をお借りしての入学式&4期生営業会議です。

日頃は見ることができない、私たちの活動シーンをぜひ見てください。

「子ども記者クラブ」を主宰するのは、「おっちゃん」こと岩本さんです。『町の将来に不安が漂っている今、持続可能な社会を目指すためには、これからの地域を背負って立つ世代の人材育成は、地域で行うことが不可欠』という考えで、おっちゃんは「子ども記者クラブ」そして「まちの課題解決・探究コース」を設立しました。

わたしたちは、入学した時からみんな、「おっちゃん」と呼んでいます。
今日も新入生は、「おっちゃん」と呼ぶ練習から始まります。

おっちゃんから、歓迎のメッセージをもらった後は、入学式恒例のお菓子の家づくり。みんなすてきなお家ができました!

その後は、記者にとっての必需品の支給です。
名刺、名札、腕章、ノートを支給し、その使い方を説明します。

もちろん、名刺の受け渡しの仕方、あいさつの仕方もレクチャーします。
これから新入生たちは、言葉の使い方、取材の仕方、文章の書き方を学んでいき、地域のミニコミ誌の記事を書くことに。
ゆくゆくは「株式会社氷川のぎろっちょ」の社員にもなってほしいな~♪

入学式の傍らで“営業会議”を行っている4期生たちは、小学4年生から中学2年生までのメンバー。先日まち歩きをして、各自が見つけたまちの課題を地図に落とし込みしています。
活発に意見を出し合いながら、まちの課題について考え、共有していきます。

課題を決めたら、それを解決するための活動がスタートしていきます。
私たちも同じようなステップを踏んで、自分たちで課題を見つけ、解決に向けた活動に取り組んでいきました。

そして私たちは、熊本日日新聞社の取材対応。
「株式会社氷川のぎろっちょ」の耕作放棄地解消のためのアイデアが、中高生を対象にした内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局、内閣府地方創生推進事務局主催の「SDGsまちづくりアイデアコンテスト」で、最優秀賞を受賞したんです!

(中高生限定)SDGsまちづくりアイデアコンテスト

11月9日 SDGsまちづくりアイデアコンテスト授賞式でのプレゼンの様子

受賞したのは、“月夜の晩に、大人も子どもも集まって一緒に農作業をしよう!”というアイデアです。日没後は、仕事のある大人も部活などで忙しい子どもも時間をつくりやすい。そして何といっても、子どもは夜の外出はワクワクする!
アニメから発想したタイトル「新・ムーンライト伝説」も評価されたみたいです。

これからプロジェクト実現に向けて活動していきます。

活動拠点の熊本日日新聞宮原販売センター

場所を私たちの拠点に移して・・・。
今から、1期生と3期生がそれぞれ“営業会議”を行います。
営業会議は定期的に行うようにしています。

現在の営業会議スケジュール

1期生 毎週土曜19:30~22:00
2期生 隔週木曜19:00~21:00
3期生 毎週土曜19:30~21:30
4期生 毎週土曜15:00~17:00
ところで、くまモン「ぎろっちょ」てなんのことか 分かっとるね?

熊本弁クイズ!

「ぎろっちょ」の
意味はどっち?

正しいと思う方を押そう!

不正解…
大正解!

続きはモン題に答えてから!

私たちの社名に入っている、「ぎろっちょ」とは、氷川町の方言で、ハゼ科の川魚「ヨシノボリ」のこと。この「ぎろっちょ」をモチーフにしたオリジナルの手ぬぐいやトートバッグも制作し、クラウドファンディングのお礼にしました。

今回は、「気になる!くまもと」メルマガ読者の皆さんにも手ぬぐいをプレゼント!

プレゼントの応募はこちら!

あっ、そうだ!私たちの副社長を紹介しますね!

「株式会社氷川のぎろっちょ」副社長 氷川中学1年の稲本美聖です。
今年の2月に2期生・3期生も社員となり、組織や役職の改編が行われました。また、私は5月に副社長に任命されました。1期生はカッコいい!憧れの存在です!

私たち3期生は、小学6年から中学2年までの5人。
道路の草やごみ問題を課題に、解決に取り組んでいます。

私たち1期生の今日の“営業会議”は、明日行うリンゴ販売会のミーティングです。
子ども記者クラブのころから「わらしべアイス(※)」や「わらしべ市(※)」で交流させていただいている長野県小布施町が、先日の台風で甚大な水害に見舞われました。少しでも力になりたいと、小布施のリンゴ300㎏、約1,000個を仕入れ、1・3・4期生が販売します。
※:詳しくはこのページ下部をチェック!

今回の販売では利益を小布施町に寄付するので、会社に利益は残りません。しかし今後、会社として物販を行い、利益を確保していくためには、誰がどのようなポジションで販売をするのか役割分担を行うことが重要です。そこで今回は、買いに来ていただいたお客さまへヒアリングをするなどマーケティングの機会にしたいと思っています。そのために、どのような接客トークを行うのかを検討し、携わるみんなに共有します。

翌日、リンゴは2時間で完売したそう。
すごかモン!

Data

株式会社氷川のぎろっちょ

  • 熊本県八代郡氷川町栫16-3
    (熊日宮原販売センター内)
  • 電話番号:090-3197-7908
  • 受付時間:9:00~18:00(担当:岩本)
Official Website

Topics

わらしべアイス

子ども記者クラブは、人材育成の一環で県外研修を行っています。その研修費用の一部を捻出するために、長野県小布施町の「小布施屋」とコラボレーションし、3種類のアイスを商品開発。子どもたちが地元の農家を手伝って、ミカンをもらい、そのミカンを「小布施屋」に送って、ミカンを原料としたコラボアイスに。そのアイスを一部もらい、全国のお客さまに販売することで出た利益を、研修費に充てるという独自の仕組みです。物々交換にちなんでネーミングは「わらしべアイス」。
毎年お中元の時期に販売しています。購入したい人は、来年の夏に「氷川のぎろっちょWebsite」をチェック!

【参考】2019年夏の注文サイトはこちら

※注文受付は終了しています。

Topics

わらしべ市

氷川町では、毎年12月に小布施町をはじめとする全国の町と、氷川町の特産品を物々交換して販売する「わらしべ市」を開催しています。子ども記者クラブ、「株式会社氷川のぎろっちょ」も販売に参加しています。

わらしべ市

  • 開催:12月21日(土)
  • 場所:まちつくり酒屋 熊本県八代郡氷川町宮原栄久31-15
  • 電話番号:0965-53-5550
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