おさんぽねこのくまもとルポルタージュ
#08 八代市編

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のんびり、ゆったり、お散歩好きの猫たちが行く、わがまま気ままな熊本の旅。
なんでもない風景も猫ならではの目線にしてみると、いろんなことが見えてくる。
ほんわか、元気な熊本の今を“おさんぽねこ”がレポートします。

色鮮やかな神社で、大きなガメさんに会ったよ

もうすぐ大きなお祭りがあると聞いて、気持ちのいい秋の日に八代市をお散歩。朱色の柱にいろんな色の飾りが付いた、華やかな神社にお参りしてきたよ。広~いお庭を歩いていたら、亀のような、龍のような、怖いお顔と目が合ってびっくり!「これは亀蛇(通称ガメ)といって、ここの守り神。怖がらないでいいんだよ」と神社の人が教えてくれた。お祭りでも人気者なんだって。みんなでお祭りの出番を待っているみたいだニャ。

メモ

「八代神社(妙見宮)」は文治2年(1186)、後鳥羽天皇の勅願によって建立された歴史ある神社。色鮮やかな社殿は江戸時代中期に改築されたものです。九州三大祭に数えられ、昨年ユネスコ無形文化遺産「山・・屋台行事」に登録された「八代妙見祭」は、毎年11月に開催。亀蛇(通称ガメ)をはじめ、みこしや笠鉾、獅子などが練り歩く神幸行列には20万人を超える人出があるそう。

長い、長い、長~い!真っすぐな商店街をテクテク

八代市の街中に出たら、アーケードがあったよ。テクテク、テクテク、真っすぐどこまで歩いてもずーっとアーケード。「端から端まで、730mもあるとよ」と洋服店のおじさん。歩くだけでも運動になりそうだニャ。たくさ~んのお店を見て回ったけど、やっぱりピチピチのお魚が売ってあるお店が気になっちゃった。近くの海でとれたお魚なんだってニャ!

メモ

八代市本町には、本町1丁目・本町2丁目・本町3丁目・通町の4つの商店街があります。全長約730mあるアーケードには約150店舗が軒を連ね、夜市やマルシェ、イベントなどが開催されています。

川かな?海かな?大きすぎて分からなくなっちゃう!

商店街から南の方に歩いていたら、海に出た。・・・と思ったら、大きな川だったよ。球磨川っていうおっきな川が、八代で3つに分かれて海に出ていくんだって。川をどうやって渡ろうかドキドキしたけど、人間(とネコ)専用の橋があったので安心!ところで、途中で河童さんの絵や像をたくさん見掛けたけど、この川に住んでるのかニャア?

前川(球磨川)にかかる前川橋付近にはかつて港があり、河童が中国から渡来し、住み着いた場所といわれています。橋のたもとには「河童渡来の碑」もあります。

ちっちゃな島には、水の神様がいるんだって

球磨川の出口まで歩いてきたら、堤防からちょっと離れたところに、ちっちゃな島とがあったので、ワクワク探検!島に降りたら、岩の方からは鳥の鳴き声がいっぱい聞こえてきたよ。足元にカニさんがたくさんいたので、追い掛けっこしちゃった。「ここは、水の神様がいるカニ」とカニさんがこそっと教えてくれたニャ。

メモ

球磨川河口の堤防沖50mにある「水島」は、国指定名勝。かつては水が湧き出していて、日本書紀の記述や万葉集の歌にもその名が記されています。現在は「龍神社」が祭られています。

温泉街の路地裏には神様がいっぱい!

ずーっと南の方に歩いたら、昔ながらの風景が残る温泉街に着いたよ。面白いことあるかニャ~と思って歩いていたら、細い路地裏に神様がいっぱい。手と足の神様、目の神様、歯の神様・・・、失せものの神様までっ!?「困ったことがあったら、この路地裏を1周するといいニャ」と地元のネコさんが教えてくれたよ。

メモ

日奈久温泉の路地裏には、ユニークな神様がたくさん住んでいるといわれています。温泉街のあちこちに神様の祠があるので、御利益巡りも楽しいかも!?

シメは温泉で、お散歩の疲れをスッキリ取るニャ

最後はやっぱり温泉ニャ!タイルがかわいいお風呂で、地元のおじいさんとくつろいだ。「毎日、入りに来よっとばい」って言ってるおじいさんは、とっても元気!帰りに通りを歩いていたら、「日奈久ちくわ、おいしかよ~」とちくわ屋さんにもらったよ。通りにはかわいい竹カゴもあって、ワクワクいっぱいのお散歩だったニャ。

俳人・種田山頭火(1882~1940年)も愛した、開湯約600年の歴史ある「日奈久温泉」。珍しい木造3階建ての旅館や昔ながらの公衆浴場、タイル貼りのお風呂など、レトロで味わい深い景色が色濃く残る場所です。お土産には名産の日奈久ちくわや竹細工、ニッケ飴もおすすめ。