マイルが貯まるクレジットカード!今さら聞けないマイラーの基礎知識

飛行機に搭乗する機会が増えると、マイルを貯めて特典航空券に交換したいなという欲が出てきます。でもマイルの貯め方って何となく専門的で難しそうですよね。

そこで今回はマイラーに必要な基礎知識と併せて、マイルが貯まるおすすめのクレジットカードをご紹介したいと思います。

ぜひあなたも効率的にマイルを増やして、短期間で特典航空券を手に入れましょう!

この記事で紹介するのは、次のクレジットカード5枚です。

  • JALカード Suica
  • JAL CLUB EST
  • ソラチカカード
  • デルタ スカイマイル アメックスゴールド
  • MileagePlusセゾンカード

それでは詳しくご紹介します。

Contents

マイルは空だけでなく陸上でも貯まるってホント?マイラーの基礎知識

仕事で年に何回も飛行機に乗るような方は別として、一般人がマイルを貯めようとしても、なかなか特典航空券には手が届かないというのが実情です。

しかしマイルを貯める方法はフライトだけではありません。いわゆる陸マイラーと呼ばれる人達は、陸上でもせっせとマイルを稼いでいます。では彼らは一体どのような方法でマイルを貯めているのでしょうか?

マイルを貯める方法はフライトだけじゃない

マイルを増やすのに必要なのは飛行機に乗ることだけではありません。マイルはフライトだけでなく、他にもいろんな方法で貯めることができます。

【マイルを貯める方法】
・航空機の搭乗
・提携店やサービスの利用
・提携クレジットカードの決済
・ポイント交換

例えば対象ホテルに宿泊したり、提携店でショッピングすることによっても、マイルを獲得することができます。

クレジットカードを使えば陸上でも効率的にマイルが貯まる

しかし陸上でも効率的にマイルを貯めようと思ったら、必ず必要となるのがクレジットカードです。航空会社が提供するクレジットカードがあれば、カードの決済額に応じてマイルが貯まります。

つまり日々のお買物や光熱費の支払いでも、マイルを貯めることができるわけです。

この様に飛行機に乗らなくてもマイルの貯まることが、クレジットカードが陸マイラー必携と言われる所以です。

ポイント交換によってもマイルを手に入れることが可能

また一般的なクレジットカードや提携店で貯まる様々なポイントも、交換することによってマイルを手に入れることが可能です。

中には特定のルートでポイント交換して、せっせとマイルを稼いでいるマイラー達もいます。

なぜマイラーの方々がこんなに熱心なのかと言えば、マイルは通常のポイントよりもずっと価値が高いからです。

マイルは特典航空券と交換すると価値が跳ね上がる

マイルには特典航空券との交換という最終目的がありますが、この時に価値が数倍以上にも跳ね上がるのです。

【マイルは価値が高い】
・一般的なポイント:1ポイント=1円
・マイル:特典航空券との交換で1マイル=3円以上にも!

共通ポイントはどんな使い方をしても1ポイント=1円以上にはなりませんが、マイルなら1マイル=3円〜5円相当の特典航空券との交換も可能です。

だから少々手間がかかっても、マイルを手に入れたくなるんですね。

同じアライアンスの航空会社のマイルは共有できる

ところで海外旅行では外国の航空会社を利用する機会も多いと思いますが、ここで重要なのがアライアンス(航空連合)です。

世界中の航空会社は、3種類のアライアンスのどれかに所属しています。国内航空会社のANAはスターアライアンス、JALはワンワールドです。

【Star Alliance(スターアライアンス)】
ANA、ユナイテッド航空、タイ航空など

【oneworld(ワンワールド)】
JAL、アメリカン航空、キャセイパシフィック航空など

【Sky Team(スカイチーム)】
デルタ航空、大韓航空、エールフランスなど

同じアライアンスの航空会社のマイルは共有できる

なぜアライアンスが重要なのかと言うと、同じアライアンスの航空会社同士は、マイルを共有できるからです。

例えばANAマイルを貯めている人はユナイテッド航空のマイルを積算できますし、またANAで貯めたマイルをユナイテッドの特典航空券と交換することも可能です。

同じ国内の航空会社でも、JALとANAのマイルを合算できないのは、所属するアライアンスが異なるからなんですね。

マイルを貯めるなら同一アライアンスの航空会社を利用すべき

同じ回数飛行機に乗っても、利用する航空会社のアライアンスが違うとマイルが分散してしまいます。これではマイルを貯める上で、決して効率が良いとは言えません。

しかし同一アライアンスの飛行機に乗れば、集中的にマイルが貯まり、それだけ早く特典航空券と交換できるでしょう。

マイルを効率的に貯めようと思ったら、旅行の計画段階でアライアンスのことも頭に入れておく必要があるのです。

JALマイルが貯まるクレジットカード2選!Suica付き&20歳代限定

ではここでJALマイルを貯めたい方におすすめのクレジットカードを2枚続けてご紹介しましょう。どちらのカードも、フライトでも陸上でもマイルを効率的に貯めることができます。

【JALカード Suica】フライトとショッピングでマイルが貯まる!

1枚目はJALカード Suicaです。これはSuicaが搭載されたスタンダードタイプのJALカードで、年会費も比較的安価(税込2,200円・初年度無料)ですし、何と言っても鉄道やバスに便利です。

このカードのポイントプログラムは二刀流で、フライトとショッピングではJALマイルが、Suicaのチャージや定期券購入など陸上交通の利用でJREポイントが貯まります。

またJR東日本沿線の駅ビルなどJREポイント加盟店でショッピングする際に、このカードを提示することでJREポイントが貯まります。

JREポイントはJALマイルに移行できますが、1,500ポイント=500マイルとレートが低いため、加盟店で使うかSuicaにチャージするのがおすすめです。

JALカード Suica

【JALカード Suica】ショッピングマイル・プレミアムでマイル2倍

JALカード Suicaの通常マイル付与率はショッピング200円ごとに1マイルですが、ショッピングマイル・プレミアムに入会すれば100円で1マイル貯まるようになります。

JALカード【ショッピングマイル・プレミアム】
・JALカードのオプションサービスで入会は自由
・年会費は税込3,300円 
・マイル付与率が2倍になる(100円で1マイル)

イオンやファミリーマートなどJAL特約店で決済するとマイルが2倍貯まりますから、ショッピングマイル・プレミアム入会後はマイルが4倍と、大変おトクにお買物ができます。

ショッピングマイル・プレミアムの年会費にカード本体の年会費を合わせると、年間5,500円(税込)が必要ですが、貯めたマイルを特典航空券と交換すれば回収は可能です。

その証拠にJALカード会員のおよそ半数が、ショッピングマイル・プレミアムに入会済みです。

【JALカード Suica】JALカード限定ボーナスマイル

JALカード Suicaの会員がJAL便に搭乗すると、フライトマイルに加えて以下の限定ボーナスマイルが付与されることも忘れてはいけません。

  • 入会搭乗ボーナス:1,000マイル
  • 毎年初回搭乗ボーナス:1,000マイル
  • 搭乗ごとのボーナス:+10%

さらにJALカード Suicaには付帯保険として、最高1,000万円の海外旅行傷害保険と国内旅行傷害保険が付いています。

【JAL CLUB EST】20歳代限定!レベルの高い特典を楽しもう

次にご紹介するのはJAL CLUB EST(普通カード)です。

JAL CLUB ESTとは、20歳代限定の有料オプションサービスの名称です。今回はJALカード(普通カード)に、このオプションサービスをセットしたものをご紹介しましょう。

ベースのJALカード(普通カード)の年会費にJAL CLUB ESTの年会費を上乗せすると、入会初年度には5,500円、2年目からは合計7,700円が請求されることになります。

JAL CLUB EST

【JAL CLUB EST(普通カード)】年会費
・JALカード(普通カード):2,200円(税込・初年度無料)
・JAL CLUB EST:5,500円(税込)

【JAL CLUB EST】サクララウンジも年5回使える!

若者向けにも関わらず、この年会費はちょっとお高いなと感じるかもしれません。でもJAL CLUB ESTの醍醐味は、以下のグレードの高い特典にあります。

  • ショッピングマイル2倍(ショッピングマイル・プレミアム)
  • サクララウンジ(国内線)年間5回の利用
  • 毎年2,500マイルプレゼント
  • ビジネスクラスチェックインカウンター
  • 搭乗ボーナスマイル、FLY ON ポイント優遇
  • マイル有効期限が60ヶ月まで延長

JAL CLUB ESTの年会費には、マイルが2倍になるショッピングマイル・プレミアムの年会費(税込3,300円)があらかじめ含まれているんですね。

また毎年2,500マイルがプレゼントされますし、さらに1回3,000円のサクララウンジの利用5回分を計算すれば、これだけでもお釣りがくる特典内容です。

【JAL CLUB EST】はリッチな体験をしたい若者におすすめ!

JAL CLUB ESTはベースがJALカード(普通カード)ですので、ボーナスマイルは以下の通りです。

  • 入会搭乗ボーナス:1,000マイル
  • 毎年初回搭乗ボーナス:1,000マイル
  • 搭乗ごとのボーナス:+10%

付帯保険もJALカード(普通カード)と同じで、最高1,000万円の海外旅行傷害保険と国内旅行傷害保険が付いています。

20歳代でJALカード(普通カード)にショッピングマイル・プレミアムを付けるとしたら、少々コストが割高になってもJAL CLUB ESTがオススメです!

ANAマイル貯まるクレジットカード!陸マイラー必携【ソラチカカード】

次にご紹介するのは、ANAマイルを貯めたい人向けのクレジットカードです。

ANA To Me CARD PASMO JCBは別名「ソラチカカード」とも呼ばれている通り、空でも地下でもマイルがドンドン貯まる、マイラー必携の1枚です。

ソラチカカード

【ソラチカカード】0.9倍の高レートでANAマイルに交換できる

ソラチカカードが陸マイラー必携と言われる理由は、このカードで貯まるメトロポイントが、他にはない高いレートでANAマイルと交換できるからです。

一般的なポイントとマイルの交換レートは、1ポイント=0.5マイルというのが標準的な相場です。特典航空券と交換すればこの何倍もの価値になるとは言え、1/2にダウンするなんてちょっと寂しい気がします。

でもソラチカカードなら、ほぼ等価に近いレートでメトロポイントをANAマイルと交換できます。0.4マイルアップの0.9倍は大きいですよね。

  • 一般的なポイント:1ポイント=0.5マイルが相場
  • メトロポイント:1ポイント=0.9マイル

【ソラチカカード】メトロポイントは0.9倍でマイル移行

メトロポイントを貯めれる環境にある方は、マイラーとしてとてもラッキーです!

普段東京メトロを利用する方は、PASMOを効果的に使うことでメトロポイントがドンドン貯まりますよ。こうして貯めたメトロポイントは、0.9倍でANAマイルへと移行できます。

【メトロポイントの貯め方】
・東京メトロ定期券購入
・To Me CARD提携先でクレジットカード決済
・To Me CARD提携先でクレジットカード決済
・メトロポイントPlus加盟店でPASMO決済

実は以前は他社ポイントもメトロポイントを通じてANAマイルへと移行できたのですが(ソラチカルート)、2019年末にLINEポイントからメトロポイントへの交換路が絶たれたことで、このルートは使えなくなりました。

【ソラチカカード】Oki Dokiポイントも貯まる!

またソラチカカードを使うと、毎月の利用額に応じてOki Dokiポイントが貯まりますが、このOki DokiポイントもANAマイルに交換することができます。

コースは選択制で、レートが2倍になる「10マイルコース」には年会費5,500円(税込)が必要です。

このコース年会費は毎年払う必要はなく、マイル交換する時だけ入金すればOKです。Oki Dokiポイントの有効期限は獲得月より2年間(24ヵ月)ですので、ポイントの貯まり具合を見計らって入会しましょう。

このカードは移行レートが高いため、無料の「5マイルコース」でも満足レベルですよ。

10マイルコース 5マイルコース
年会費 5,500円(税込) 無料
レート 1ポイント=10マイル 1ポイント=5マイル

【ソラチカカード】ボーナスマイルと付帯保険つき

ソラチカカードに入会すると、以下のボーナスマイルが付与されます。

  • カード入会ボーナス:1,000マイル
  • カード継続ボーナス:1,000マイル
  • 搭乗ごとのボーナス:+10%

またソラチカカードには、最高1,000万円の海外旅行傷害保険と、最高100万円の海外ショッピングガード保険が付いています。

海外航空会社のマイルが貯まるクレジットカード!デルタ&ユナイテッド

最後に海外マイルが貯まるクレジットカードを2枚続けてご紹介しましょう。

1枚目はデルタ航空のスカイマイルが貯まるカード、もう1枚はユナイテッド航空のマイレージプラスが貯まるカードです。

【デルタ スカイマイル アメックスゴールド】100円で1マイル貯まる!

デルタ スカイマイル アメックスゴールド

デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、デルタ航空のスカイマイルが貯まるクレジットカードです。

付与率は100円=1マイルですから、日常生活でのマイルの貯まり具合には大いに期待できます!

旅行だけでなく日々のお買物でも、マイルがドンドン貯まるクレジットカードとしておすすめです。

【デルタ スカイマイル アメックスゴールド】上級会員資格付き!

実はこのカード最大の特徴は、カード入会と同時にデルタ スカイマイルの上級会員資格「ゴールドメダリオン」が手に入ることです。

本来ならば50,000マイルの取得が必要な会員資格だけに、これだけでもメリットが大きいですよね。さらにこのゴールドメダリオン資格は、入会3ヶ月以内に50万円以上カード決済すれば、翌年も継続されます。

【ゴールドメダリオン】会員になると?
・世界750ヶ所以上のスカイチーム ラウンジが使える
・無制限の無償アップグレード
・優先チェックイン/搭乗/手荷物受け取り
・デルタ航空航空券1米ドルにつき8マイル加算

【デルタ スカイマイル アメックスゴールド】アメックス特典が豊富!

デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードの年会費は28,600円(税込)と高額ですが、ゴールドメダリオン資格に加えて、以下のアメックスの特典が使えます。

アメックスならではのエアポートサービスに、充実した補償の旅行保険は、海外旅行には大いに役立つでしょう。さらに豊富なプロテクション(保険)が、日常生活を常にサポートしてくれます。

  • エアポート送迎サービス 定額料金
  • 手荷物宅配サービス 帰国時1個まで無料
  • 海外旅行保険 最高1億円
  • 国内旅行保険 最高5,000万円
  • ショッピングプロテクション
  • キャンセルプロテクション
  • リターンプロテクション
  • スマートフォンプロテクション

【デルタ スカイマイル アメックスゴールド】ボーナスマイルも加算

さらに以下のボーナスマイルも付与されますので、これだけでも年間かなりのマイルを獲得できることになります。

  • 海外利用ボーナスマイル1.5倍
  • カード入会ボーナス:8,000マイル
  • 入会半年以内に100万円利用:1,000マイル
  • 入会半年以内にデルタ航空ビジネスクラス利用:25,000マイル

【MileagePlusセゾンカード】陸でもマイルがドンドン貯まる!

次にご紹介するMileagePlusセゾンカードは、ユナイテッド航空のマイレージプラス・マイルが貯まるクレジットカードです。

ユナイテッドと言えば、ANAと同じスターアライアンスに所属する航空会社ですね。

MileagePlusセゾンカードで決済すると、日々のお買物でも1,000円ごとに5マイルが、「マイルアップメンバー」に登録すればその3倍の15マイル貯まります。

【マイルアップメンバーに登録すると?】
・年会費は5,500円(税込)
・登録後はマイルが3倍になる

マイルアップメンバーに登録すると、カードの年会費1,650円(税込)と合わせて毎年7,150円が必要です。しかし何と言ってもマイルが3倍ですから、登録する価値はありますよね。

ただしマイルアップメンバーは年間上限30,000マイルと上限が決まっていて、これを超えると通常マイル付与率(1倍)に戻ります。

【MileagePlusセゾンカード】アメックスがおトク

MileagePlusセゾンカードは年会費が手頃なスタンダードタイプですから、大型のボーナスマイルには期待できません。

ただし入会時にVisa/Mastercard/Amexの中からAmexブランドを選ぶと、サンクスマイルとして毎年500マイルがプレゼントされます。

海外でも便利に使える「タッチ決済」はVisaブランドのみ対応となりますが、どのブランドを選んでも最高3,000万円の海外旅行傷害保険が付帯します。

MileagePlusセゾンカードには上位カードのゴールドやプラチナのラインナップもありますので、よりグレードの高い特典を希望する方は是非そちらもご検討ください。

マイルが貯まるクレジットカードは豊富!目的に合わせて選びましょう

マイルが貯まるクレジットカードを全部で5枚ご紹介しました。どのカードも空でも陸でも効率的にマイルを貯めることができることが分かっていただけたと思います。

ただしマイルが貯まるクレジットカードは、少しでも目的がズレると能力を発揮できません。年会費やオプション機能にも費用がかかるということもあって、選択を誤ると失敗しやすいカードだとも言えます。

第一にどのマイルを集中的に貯めたいのかを明確にし、さらにライフスタイルや海外旅行の頻度などもよく考えた上で、入会を決めるようにしてくださいね。